このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ローカル私鉄紹介
南海電鉄、平野線 更新 1997.5.4 PAGE 2
このページでは現在の平野線跡、及び阪堺電気軌道の様子を紹介します。
平野線はなくなりましたが、阪堺電気軌道の阪堺線、上町線は元気に活躍しています。
恵美須町にて
阪堺線の起点、恵美須町は通天閣のすぐ近くあり、ナニワの雰囲気が強くする街です。
阪堺電車と通天閣
阪堺電気軌道は平野線の廃線後、南海電鉄より独立し誕生しました。
平野線は阪堺線の今池より分岐していました。
今池はナニワの風情をいまだに強く残す街です。少なくても品の良い街とは言えません。
今池にて
平野線は今池を過ぎてまもなく左方向に分岐していました。今は路線跡にビルが建っています。
今池から平野線の分岐点を望む
写真の奧の線路沿いの細長いビルが路線跡です。
今池ガード下
今池駅周辺は築堤により高架になっていて下の商店街には、写真の電車の広告の様な、なつかしい関西風の光景があります。又テレビや雑誌で紹介された“アジアコーヒー”の店もあります。
道路との合流点
今池より分岐した平野線はすぐに道路と合流します。合流手前の路線跡には倉庫風のアトリエが建っていました。又写真の様に架線柱が残っていました。
平野線は阿倍野のまでのこの区間のみ道路との併用軌道を走っていました。今は架線柱が点在して残っていました。
阿倍野付近
阿倍野では上町線と平面交差していました。この先は阪神高速道路下の専用道を走っていましたが、今は道路となり、何も残っていませんでした。
阿倍野駅にて
西平野付近で阪神高速は南にカーブしますが、平野線は直進し平野駅へ向かっていました。今はこの地点は背戸口公園という公園になっていました。
背戸口公園 路線跡のマンション
この先の内環状線(道路)と交差する周辺の路線跡にはマンションや住宅が建ち、廃止されてからの歳月の経過を感じさせました。
平野駅周辺はプロムナード平野というきれいな公園になっていました。
公園には鉄道の路線跡を意識した工夫が多く見られました。
プロムナード平野
点灯している信号や、遊歩道に書かれた線路などがあり、これらは最近完成したようです。
又中央の広場には平野駅の駅舎をイメージした照明灯屋根やモ205型の壁画などがありました。
公園の広場
平野駅の駅舎があった場所が公園の入口になっており、レールで作った藤棚などがありました。
駅舎跡
公園の藤棚の下には車止風の柵があり、かろじてここが平野線の終点であったことを示していました。
公園の藤棚
写真撮影 1997.5.2
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