あんまき
幡豆の旅館
ここからの仕切りはナゴヤの彼に任せてある。 これから三河湾ぞいの町、幡豆の旅館へと向かうのだ。 何を勘違いして買い換えたのか、車はER34のGT-T。 いやぁ、贅沢ッスね〜。でも一度も運転させてくれなかった。 福岡にいるとき、ボロいR32のタイプMは勝手に運転してたけど。
蘊蓄を語るのが好きな名古屋君のガイド案内で 工場付近は、アイシン渋滞だの通勤時は相当なスピードの朝のサーキットバイパス道路だの 聞かされる。流石車の街だね〜と適当に相づち入れながら ふと目を窓に向けると名鉄の線路が見える。 夜の鄙びた路線はいい。
途中聞き慣れぬコンビニで酒やつまみを仕入れ、午後8時頃に到着した。 すぐさま食事の準備をして貰って、ビールで一ヶ月ぶりの再開を乾杯。 つか、彼が帰省して逢うことは毎度だが、 こちらから彼の住む愛知県に向かったのはこれが初めてだった。
久々の畳の上での食事、なんやかやと喋って食べて飲んで、 あっという間に完食してしまう。 鉄鍋のイカ卵とじ、釜飯が旨かった。食後しばし腹休めして風呂へ。 小ぶりだが綺麗な浴場で汗を流す。名古屋君、あんた太ったね。 あとは風呂上がりの一杯で就寝。
よく寝たので寝覚めは良い。 すでに名古屋氏も起きており寝てるのは相変わらずの相方だ。 この相方については私よりも名古屋君の方が付き合い長く、 小学校からの相棒であり、名古屋氏も元々鉄ちゃんだったので、 彼と一緒に県下近郊の路線を巡っていたと言う。
そのNAGOYA氏曰く「寝かしとこう」の一言で、 相棒T・Yを置いて二人で朝風呂に行くことにした。 朝の湯船に足を伸ばしてつかる贅沢、これぞ日本人だ〜。
朝食も食べてさぁ出発。今日も良い天気、目的地は決めてない。
岡崎城
名古屋君は伊勢湾道路からぐるっと名古屋市街を 案内するつもりだったらしいが、「岡崎」の標識を見つけた私、 は「岡崎城が見たい」と述べる。 途中から国道1号線に乗って、岡崎城のある岡崎公園へ。
岡崎公園の駐車場に停め、1号線側から園内に入る。 ガキの頃に読んだ歴史漫画で出た、岡崎の城にやってきた。 一度は行ってみたいとずーっと思っていて、 良い機会に拝見するチャンスが来たのだ。 園内は博覧会のPRなんかもやっていた。 岡崎武士館や信長の野望でも最強クラスの猪突武者の 本多平八郎忠勝の像などあり、 色々撮影してると、からくり時計が動き始めた。 っと、来客もぞろぞろと集まって一種の撮影会になった。
天守閣から一望する岡崎の街並み見ながら、 浜松城や犬山城や郡上八幡城へも行ってみたくなった。 名をはせた戦国武将が躍動した地であるから、 殊に名所名跡も数多くある。戦国時代好きな私だけに、 いろいろ妄想が浮く。 線路と鉄橋を見つけたところで下城する。
R1号線を名古屋市街に向けて走る。 知立あたりで休憩すべくドライブインに入った。 名古屋君曰く、結構名物だとかのあんまきなる物をほおばる。 回転焼きと同じ素材でも、作り方で結構印象が変わるし、 なかなか美味しかった。やっぱ作りたては旨いがね。