このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

伯備線

米子−茶屋町 走行距離174.0km '06.05.30

 目が覚めたのは07:00の少し前。 今回もぐっすりと熟睡できたのだ。 取り敢えず天気が気になるのでTVをつける。 もちろん習慣のNHKですが。 瀬戸内方面は晴れの予想で、暑くなるといってる。 眠気覚ましと寝癖直しをかねてシャワーを浴び、 リュックの荷物を整理し直して07:45にホテルを出発。

 米子駅前にC57-43号機の動輪等が展示してあったので、 朝の一枚撮ってみた。昨晩は全く気が付かなかった。 売店で朝食のハムサンドとお茶とデイリースポーツを買う。 米子でもデイリーが売っているとはねぇ。

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 ホームに出てちょいと一服する。 見渡すと、特急やくも乗車位置付近には背広を着たサラリーマンが多い。 反対側の停車中のどじょうすくいのラッピングカーは結構満員だ。 何処に行っても朝のラッシュの光景は変わらないとおもた。 08:16発のやくもが入線した。今日は指定席に乗る。

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 3号車9番A座席は窓枠に阻まれた場所だったので、眺めが悪い。 自由席なら、車窓が大きく見える位置に座ることも出来るが 座れるとは限らない。 指定席だと、座席は確保できるがその座席には当たりはずれがある。 金払ったのに、眺めが悪いってのはショックである。つまり、今回はハズレ席だった。 理想は、座れて且つ眺めがよい席なのだが。

 しばし山陰本線の複線部を走り、伯耆大山駅着。 ここから陰陽連絡線として日の目を浴びる伯備線へと突入だ。 併走する山陰線に別れを告げ、こちらは右カーブで 中国山地へと向かう。席の逆側の窓から大山が見えたが、 残念ながら山頂付近は雲が被っていた。

 ところで、このやくも号乗車で元祖振り子式 381系の特急の全乗車が出来た。 最初は高校の修学旅行の行程で中央線・篠ノ井線を通る際に 乗った特急しなの。 次は昨年紀勢線巡った際に乗車した特急くろしお。 そして今日の特急やくもである。

 今でこそ振り子式車両は全国各地で多種多様の車両が 導入ているが、 小学生だった当時、車両が傾きながら走る意味なぞ理解できず、 ただ単に、485系と同じ顔なのに屋根はスッキリとしたこの381系が なんかカッコイイと思っていたから、この三つに乗れたのは ちょっとした感慨がある。

 路線は山間へと入り中国山地の分水嶺を掛けてゆく。 アナウンスで車内販売は新見からと知らせてくれる。 眺めに飽きてきて、喫煙車両に一服しにいくと 車内はガラガラだった。 こちらの読みとして、月末の朝ビジネス特急だから結構な乗車率があると睨んでの 指定券購入だったが、完全なる裏目だった。

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 新見から車内販売が始まった。 高梁川とずっと併走してしばらく、備中高梁に到着。 確か城があったはずと見回したがなかった。 ただ、石垣らしきものは目にしたのだが・・・。

 ここから倉敷までは完全な複線区間に入るが、 旧線と新線がくっついたり離れたりする部分が面白い。 川と同様、国道180号線もずっと併走している。 川の下流になるにつれ平野が開けてきた。 清音と言う名の綺麗な駅名が印象に残った。

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 定刻10:28に岡山着。乗り換えで 今度は宇野線の10:33発快速マリンライナー21号に乗車だ。 JR四国のアンパンマン車両や次に乗るマリンライナーを手早く撮す。 乗車率は結構あってか、出入り口付近の簡易座席に座る。

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 列車が岡山駅を出ると、山陽線を一またぎして越えてゆく。 新幹線や在来線で来るたびに、この単線跨線橋が 気にはなっていたのだが、電車はあっさりと渡ってゆく。 この跨線橋も複線にすれば列車の行き違いがスムーズになるだろう と思いつつ、単線の方が味わい出てるとも思ったりする。

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 沿線にはビルやマンションが多く、特に妹尾駅前の高層マンションは 意外だった。交通の便が良くなって郊外の土地を新興住宅にしているのか。 福岡で言えば、前原や篠栗ってとこかね。 ともあれ、20分の眺めは結構良かった。乗換駅の茶屋町に到着。 かつては下津井電鉄がここから出ていたとか。

 この駅は二面の島式ホームなのだが、 ホームとホームの間が一線なので、2面3線という特殊な形をしていた。 私鉄によくあるホーム構成みたいだ。

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