このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

連絡船

茶屋町−宇野 走行距離17.9km '06.05.30

 スムーズに乗り換えていよいよ宇野線の本線だ。 路線高架部から分かれて平野沿線を気負いもなく走ってゆく普通列車。 トンネルを抜け街並みが華やいでくると終点の宇野駅だ。

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 かつては四国への玄関口として連絡船があったり、 東京へ向かう寝台特急の終着駅としての栄華があったが、 現在は駅舎も移転改築されたと言う。 だから、広いはずと思っていた構内もシンプルになっていたのか。 とはいえ、変則頭端式ホームに降り立つとやっぱ終着駅だなと 思う。特に、港街の駅って良いなとも思う。

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 駅前に出て辺りをぐるっと見渡してみる。 綺麗に整備された駅周辺のロータリーがあり、 高松・小豆島へのフェリー案内の看板があったり。

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 さて、目的の宇高国道フェリーは駅から約400mくらい歩かねばならぬ。 目の前にも高松行きフェリー乗り場が有るのだが、 すでに乗船終了っぽいし、予め調べていたのは国道フェリーの方 だったので、てくてくと遊歩道を歩く。 一目でわかる大きな案内板が設置されているから、 初めてでもよくわかる。 途中で昔運航されていた連絡船の碑があった。

 因みに、かつての連絡船は宇高(うこう)連絡船、 現在は宇高(うたか)国道フェリーと似て違う呼び名となっている。

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 ぶらぶら歩いてフェリー乗り場に到着。 窓口で高松港までの切符を買って待合室に入る。 窓口の係員は可愛いお姉ちゃんだった。 待合室には軽食スタンドを兼ねた売店に、ガラス張りに向かった ベンチが並んでいた。ここでうどんを食べようとしたおっちゃんが、 「もうじき出航だからもう無理。食べるなら船内でどうぞ」と 断られていた。その光景を眺めつつ、船が入港してきた。

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 乗船待ちの乗用車やトラックが続々と船に飲み込まれてゆく。 私もギャングウェイより乗船する。 ロビーにはいると中央にうどんの湯気が上がっている。 ちょうどお昼時でお腹がすいていたのだが、やっぱりうどんは 讃岐の国で食べたいので我慢する。 初老のグループがうどんや寿司を注文し、 他ドライバーはソファーで横になったり、ロビーのゲームをしたり。

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 ボーっとソファーにいるのも勿体ないので、屋上のデッキへと上がって 港を眺めることにする。風があるが心地よい。11:49に宇野港を後にした船、 オレンジ屋根の宇野駅が遠くなっていた。

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 デッキは無人で私だけの独占スペースだった。 ぼけーっと海を、寄港する船を眺める。オリーブラインと書かれた 船は小豆島への連絡船か。って、小豆島って結構近いんだなと感じたり。 進行方向左側のベンチで島が点在している瀬戸内海を眺めては 写真に撮ったりしていた。

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 それだけ小島の多さと魅力に惹かれたか。 ふとなにげに右舷から眺めてみた。するとうっすらとではあるが、 明らかに自然とは異質の物体が佇んでいた。 ・・・瀬戸大橋だ。

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