このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

高松市内

港まち '06.05.30

 瀬戸大橋を眺め終え階下の客室へと戻る。 出航して30分が過ぎていて、TVはいいともを映し出していた。 右舷窓際の席から対岸の風景を眺めて過ごす。 高松あたりの風景がくっきりと見え始めたときに下船準備のお知らせのアナウンスが始まった。 車族の面々が階段を下りてゆく。

 初めて四国に降り立った際も船だった。 佐賀関−三崎の予定便が欠航になり、 慌てて佐伯まで向かって八幡浜まで乗船したのだが、 あいにく雨が強くてしかも豊後水道からの揺れで酔ってしまった。 しかしこの二度目の上陸はすこぶる快晴で波も穏やかだった。

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 12:50に定刻より10分ほど早くに高松港に到着した。 徒歩組は私を含めて3人であった。 デッキを下ると自動改札で、颯爽と切符を入れるとすぐに切符が戻ってきた。 どうやらジーンズのポケットに入れて曲がったらしい。 折り目を戻して再び挿入してやっと改札を抜けた。 切符に描かれていたバーコードってこの自動改札のために刷られていたんだなぁ。

 さて、標識に従って高松駅へと向かうことにする。 国道脇の歩道をタワーを目印に真っ直ぐてくてく歩いていると石垣と櫓なる建物に出会った。 高松城の跡を公園にした玉藻公園の一角だ。

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 駅前付近までやって来た。 道路標識を見上げると、四国の各県庁所在地までのキロ数が載っていた。 振り返ると、玉藻公園の入り口、その横には琴平電鉄の高松築港駅があった。

 路面電車で散策も良いし城跡も見たいと思ったが、まずは腹ごしらえと思ってJR高松駅へ向かった。 なんか自転車に乗って観光ガイド持った人が多い。

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高松駅

 ガラス張りで映える高松駅前は綺麗だった。 取り敢えず駅に入ってみるとすぐに改札口が見えた。 他に食い物屋でもないかとブラブラしてみる。 階段があったので登ってみると、待合いロビーとなっており、窓からは頭端式のホームが見えた。 やっぱ櫛形のホームはカッコイイね。改札垂直に伸びるホームは門司港駅もそうだが良い。

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 昼食は駅二階のうどん屋に入った。 ランチサービスでアナゴ丼+海老天うどんが900円とあったから。 うどんよりアナゴに惹かれた我が食い気。 ガッツリと食ったあげく駅内売店を冷やかしてバス乗り場の喫煙場所で一服する。

 先ほども高松駅前は綺麗と書いたが、理由がわかった。 ゴミ箱は隠れた場所に設置してあり、タバコの吸い殻や自転車の駐輪場など無いのだ。 だから駅前が広々として見えたのか。駅前地下にレンタサイクルがあったりするのも、 観光客向けの施設なんだろうな。ともかく、時間はあるので城跡に行ってみようと思った。

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玉藻公園

 徒歩3分も掛からずに入園口に着く。200円払って園内パンフ頂いて散策開始。 綺麗に掃除された玉砂利を踏みながらまずは鞘橋へと向かう。 屋根付きでお堀を渡す橋とは珍しい。その橋から駅に停車中の琴電の車両が見えた。

 橋を渡って階段上がり、天守閣跡へと出た。ここから高松の 街並みの屋根が見渡せる。天守跡にはお社が建っていた。 お堀を眺めると工事用重機があったのはいただけない。

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 次に庭園と向かってみる。 途中に水門があり、この水門は堀と海とを繋げる要として 設けられたという。そういえば水城は初めてだったな、私。 綺麗に剪定された木々の緑が映える間を抜け、 披雲閣なる、広く黒い瓦屋根と木枠の窓が印象的な建物を見た。

 そのまま馬場へと向かうと今度は玉砂利だけの一面となった。 緑から白へのコントラストが対照的だ。 うしとら櫓まで歩いて折り返し、お堀の横から天守閣跡を撮る。 一時間ばかしの散策も終え、駅へと戻る。

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