このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

和歌山線

王寺−五条 走行距離35.4km '06.08.20

 入線合図で入ってきたのは、留置してあった緑の元新快速。 これなら転換クロスなのでロングよりもいろんな意味で楽に乗車できそう。 ドア上の案内表示を撮ってみると、都市圏のアーバンネットワークと きのくに線のみの表示とが対照的だった。

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 16:07に王寺駅を出、再び高田方面へと向かう和歌山線の旅だ。 これから約3時間の長丁場である。 住宅地の高田を過ぎると稲穂も揺れる田園風景に目を奪われる。 御所とかいて「ごぜ」と読ませるとは、風流ですな。

 山裾が近づいてきて、縫うように走り抜ける電車。 川を挟んで反対側にも架線電柱が見えてきたが、あれはなんだろう。 と思ってると吉野口駅に到着。 向こう側には「吉野」「あべの橋」と標示された近鉄の急行電車が停車中で、 先ほど見たのはこの近鉄吉野線の線路だった。

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 吉野口を後にして走り出すと程なく北宇智なる駅に着いた。 相対式ホームには人影もなく閑散としている。 と、後ろに引き返すように進み出したぞ。なんだなんだ。

 一定距離をバックして、今度は前進し始めた。 あ〜、スイッチバックしていたのか。とようやく気づいた。 後々ネットで調べたら、北宇智駅に関する情報が結構載っていた。 皆さん良く知っていらっしゃるね。

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 思いがけない面白さに驚きつつ、この列車の終点である五條市の五条駅に到着が17:05。 この小一時間の車窓もなかなか良かった。

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五条−和歌山市 走行距離55.4km

 15分の待ち時間でトイレに行ってホームで一服する。 と、白ペンキの霞んだ文字大黒湯(大里湯?)なる 煉瓦作りの煙突が目に入った。銭湯か温泉があるのか、あ〜、汗流したい!と思ってしまう。 あ、写真も撮っておけば良かったと今更ながら後悔もした。_|‾|○

 17:20和歌山行き電車はあのクリーム塗色のロング105系だ。 どうせなら乗ってきた117系が和歌山まで行けばいいのにと思うが、仕方ない。

 仕事帰りの人もちらほら目に付くが発車すると車中は割合閑散として見えた。 やっぱ夏休みの効果なのか、これが平素なら学生で一杯なんだろうなと思ったり。 橋本駅で割りかし乗客が増えてきたが数駅で降りてゆく人の流れ。 あ、橋本ってサッカー強豪の初芝橋本があるとこだっけか。

 紀ノ川の流れと同じくしながら、河口の和歌山へと 綴ってゆくこの路線。国道も同じくして併走している。 終点和歌山の数駅前で突如人が増えた。しかも少々お酒の匂いも混じっている。 何かあるのかと、思いめぐらせる。もしや智弁和歌山高校の出迎えか?

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 ほどなく、18:39に和歌山駅に到着。これで難敵の和歌山線も完乗に到った。 ホームに降り立つと向かいにすぐ18:40発の和歌山市行きが あったので乗り込み、夕闇に紛れて18:45に和歌山市駅に着き、 昨年からの喉の小骨というべき紀勢本線も和歌山−和歌山市間乗車で完乗となった。

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 下車して改札抜ける前に、南海そばなる立ち食い屋を見つけ、 メニューを眺めて入るかどうか検討したが、 まずトイレに行きたかったので、一旦改札抜けて地下街へ向かった。

 地下街は食堂街となっており、和歌山ラーメンの のぼりに惹かれて入店する。和歌山ラーメンとサンマ寿司のセットを注文した。 生ビールに強く強く傾いたが、後でホテルで飲もうと思った。

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 ラーメンはトンコツ醤油ともう一つ(?)の隠し味 に悩まされたと言うか、気になってしょうがない。 何の味だと思いながらスープも飲み干した。 正直、住んでいる土地柄、濃いスープには慣れているので、 このトンコツ醤油スープは見た目以上にあっさりとしてて美味しかった。

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 列車に乗ったし、和歌山ラーメンも食べたし、後は宿だ。 駅前に出て、観光地図で宿泊するホテルと、明日向かう和歌山城への道のりを覚える。

 19:00過ぎにチェックインしてカメラ片手にふらふら散歩に行く。 お堀らしき川横に藩校跡の標示があったり、 駅前のコンビニでビールとつまみ買って、フラフラしてると 花火が上がる音がきこえてきたが、ビルで見えない。

 ホテルでか細い祝杯して就寝。明日はもっと忙しいぞ。

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