和田岬
兵庫−和田岬 走行距離2.7km '06.08.21
適度な列車で兵庫駅着し、乗り換えホームへ向かう。 階段を駆け下り改札へと急ぐ帰宅者の集団から逸れ、 和田岬線ホームに向かう人影は私を入れても5人にも満たない。 おまけに、そのホームへの出入り口である改札さえ無人の自動改札である。
和田岬線はwiki等で詳細な資料が載せられてるので 割愛するが、要は旅客の場合朝晩の通勤のみに特化した、山陽本線の支線である。 故に、乗車のタイミングが難しい。特に地方から乗りに行く場合に 於いては時刻表とルート選定との葛藤になる場合もある。
ホームに停車中の青い103系が侘びしく佇んでいる。
発車後すぐに惰性運転のような慣性走行で大きく左へと 曲がり、工場群や住宅地を抜けると和田岬駅に着いた。 走行中にガラガラの車内を歩いて先頭方向へと向かう。 呆気ないが、これで和田岬支線も終了となる。
和田岬−兵庫 走行距離2.7km
到着の片面ホームに人影はまばらであるが、 ホームの脇の柵や改札からぞろぞろと人が溢れてきた。 駅舎に向かってみると、やはり無人であり目の前には地下鉄海岸線への入り口があった。
私はてっきり工場群の中の専用駅と思っていたのだが、 実は結構住宅街というような風景で、ちょっとフェイントを喰らった感じになった。
車内に戻ると狭いホームから矢継ぎ早に先頭車両へと向かって車内を闊歩する人々。 その方が“終着駅”兵庫駅で便利だからだろう。 生活の知恵なんだろうが、単なる帰宅の光景が異質な風景に見えた。
行きは空っぽだった列車も帰りは満車で折り返した。
兵庫−元町 走行距離3.5km
適当な列車で18:47に元町駅に着いた。 早速トイレを探したのだが、見つからない。 それなら、適当に晩飯を兼ねて喫茶店でも探して済まそうと考え、 今日泊まるホテル前を通過しアーケード周辺をブラブラしてると とみに明るい路地に出た。あーっ、中華街だ。
神戸に数度来たことはあり、中華街も知っていたつもりだったが、 実際に訪れて初めてそれを認識できた。 つまり、やっと私の体験で神戸元町には中華街が有ると身体で覚えたのだ。
それはともかく、各種露天が連なる中で一軒の店に入った。 そこはビーフン専門店にもかかわらず、 お品書き看板の「セット炒飯」に惹かれたのだ。 すんません、「お米」に目がない人なので、わたくし。
トイレのことなど忘れてひたすらがっついて食う。 空腹だからではないが、炒飯も米粉も美味しかった。 やっぱ主食は米だろと思った。
満腹になって街をそぞろ歩きながら、 出店の立ち食いでつまみ歩きも良いなぁと思った。 そういう遊び心を湧かせる街だ。
ホテルにチェックインして部屋にはいると、 そこは窓なしの部屋だった。なるへそ、 「夜景無し」の部屋とは神戸の景色は見えないのではなく、 ハナから窓が無い部屋のことだったのか。これには思いっきりワロタ。
寝酒とつまみを買いにホテルを出た。 フロントにはチェックインの際に対応してくれた綺麗なお姉さんが居た。