このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

伊予鉄道

高浜の海辺

 港を出て海岸沿いに歩く。入り江には小さな漁船、 船上で作業しているオヤジさんを外国人の方々が覗き込んでいる。

 兎に角良い天気で、海と島と雲のアオい色がそれぞれ鮮やかに映る。 青と言えば、各方面への案内をしている道路標識だ。ここは県道19号線、愛媛県松山市高浜町。

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伊予鉄道高浜駅

 てくてく歩いて十数分、伊予鉄道高浜駅に着いた。 何とはなしにバスロータリーから入ったのでバス降り場側からの初対面になった。 丁度9:58発の電車が発車するところだ。

 改めて、駅正面から眺めると立派な瓦屋根の木造駅舎が建っている。 交差点から撮影し、180°振り返ると高浜港の乗り場が見える。 こぢんまりとした風体でも、交通の要衝として頑張っているのだ。

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 乗る電車は10:13発なので、松山市駅までの400円の切符を買って一服する。 屋内には電光掲示の路線表もあるけど、画になるのは昔ながらの一覧表だな。

 ローカルに見えても15分ヘッドで、一時間に4本の運行をしてる路線なので、 一本乗り過ごしたとしても影響はない。

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伊予鉄道高浜線

 到着した電車が折り返し10:13発の横河原行きとなる。 正直私鉄とは縁遠いので、型式はよくワカランがどちらかというと国鉄顔の気動車に見える。 車内に入ると酔っぱらった?兄ちゃんが乗務員に介抱されていた。。。

 で、乗客も少ないので一番前の窓横の特等席に座る。 この路線、あとあと面白い場所があると調べていたので、うまく写真が撮れるように、と。 こうしてみると、今更ながら案外に鉄ちゃんなんだと思ったりもする。

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 定刻発車の電車は、そろそろと狭い区間を走って行くと遊戯施設が右手に見えて梅津寺駅。 その手前から以降複線区間となる。梅津寺駅ホーム真横は海岸となっており、 また梅津寺パークという遊園地には伊予鉄道1号機関車、いわゆる坊ちゃん列車が展示されているとか。

 県道と併走しながら進む電車は、西衣山手前でJR予讃線の高架を潜る。。

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 衣山駅からは高架区間となって国道196号線を跨ぐ。立派な高架区間だから 快走すると思いきや、ガガガと減速して下る。半径の小さいカーブ区間だったとは。

 古町駅で検車庫を横目に進み、遂に目的の大手町駅前の平面交差だ。 ココは伊予鉄道の鉄道線の高浜線と軌道線の大手町線とがほぼ直角で交差する、 現存では日本唯一の場所だとか。

 そいえば、今では自らレールファンと言って憚らない、BIG3の一人であるタモリも 旧薬院駅の平面交差を見たのが鉄道、とりわけ線路に興味を持ったきっかけであると タモリ倶楽部で言ってたっけか。

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 電車の旅も松山市駅で終わる。乗車時間は僅か20分だったが、 凝縮された面白さがいっぱいあって面白い路線でした。

 さて、降り立った駅は立派なビルであり、駅前には整備された路面電車の停留所。 看板は「坊ちゃん列車乗場」とある。

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