伊予松山城
松山市街
これから伊予松山城へと向かう。バス・路面電車・タクシー等あるけれど、 天気も良いので歩くことにした。地図見る限りだと大した距離も無さそうだし。
松山に来たのは二度目で、前回も統一選の時だったので1999年の四月だったと思う。 その時は車だったので市電におどおどしながら走ったけど、今回はてくてく散策してみよう。
まず停留所を抜けて裁判所とか有る官庁街を北に進むと、堀沿いを路面が走る国道11号にに出た。 ここからだと真正面に城が見え、丁度タクシーが客を降ろししてて運転手が「ここから見る城が一番です」と言ってた。 なるほど、確かに映えるが写真だと小さくなるな。
で、横断歩道もないので地下道に入ると綺麗な水壁とベンチで整備されている場所がある。 そこから地上に出ると、松山市役所正面だった。
市役所前で観光案内していた職員の方が居たので訪ねたら「歩くなら、二之丸庭園から入ると近い」と 教えてくれ、パンフレットも頂いた。市販のガイド本よりも地元が備える小冊子やガリ版の案内紙の方が 便利なんだよな〜。しかもこの小冊子はいくつかの散策コースを載せていて、 良い物を頂きました。ありがとう、松山市。
路面電車の先にはこれまたどーんと立派な愛媛県庁が 鎮座しております。県庁横目に庭園へと向かう。今日はかなり暑い。
伊予松山城
駐車場脇から坂を上ると見えてきた石垣。 藩主の邸宅だった場所を復元した史跡庭園という二之丸史跡庭園が中にあって、 100円で観覧出来るというが、まずは城が先なので山道の坂に入る。
てくてく坂を登る。散歩のコースなのか、ジャージにトレッキングシューズ姿の 人を結構見かけ、しかも彼らは慣れた足つきでさっさと登ってゆく。 こちらは荷物背負ってヒーヒー汗を流して蹌踉めいてるというのに。
15分ほど掛けて黒門道を登ると本丸の石垣が見えてきた。 新緑の日陰は涼しかったが、日が差す大手門跡に出るとやっぱり暑い。 一枚脱ぎたかったがトイレは無さそうなので我慢する。
しかし、以前登城したときはロープウェイとリフトだったため達成感はなかったが、 今日は汗流して歩いたのでなんか満足感はある。
大手門跡から筒井門を初め、幾つかの迷路状になった現存・復元が織りなす門群を抜けると本丸の庭園に出る。 以前は丁度桜が満開の時期だったが、今回は新緑でまた良い景観である。 連休期間中とあってか繰り出してる人が多く、茶店も大にぎわいである。
さて、日本一の連立式平山城と謳われる大天守ですが、建造部がデカイからか、 どうしてもずんぐりとした印象なんですよね。天守単体だけの城だとスマートに見えるけど、 それだけ土台からしての基礎規模が違うってコトか。やっぱ名城だね。
天守に登ってみるが、来場者が多いので階段付近で渋滞になるのは仕方ないか。 天守閣から松山市駅に建つ観覧車や二之丸史跡庭園を眺める。 庭園は箱庭のような趣でキチッと切り出されたかのように収まっている。
多数の櫓と門を見て回ってからまた来た黒門道へと引き返す。 途中でやっとシャツを脱いだが、汗で少し重かった。 再び二之丸史跡庭園前を通ったが、今回は園内には入らなかった。
参考リンク→ 松山市/松山城