三段スイッチバック
スノーシェッド
ループ橋を拝んだ後、単行気動車は下りにさしかかる。 第四坂根トンネル、第三坂根トンネルを下りながら ブレーキを巧みに使って車速を落としていく運転士も大変だ。
針葉樹の間から眼下にチラッと見えたのが出雲坂根駅。 百聞は一見とはよく使われるが、なるほどこの標高差は書籍やネットで眺めるよりも 体感した方が尚わかる。そして、叢から現れた折り返しの線路。
折り返し部に向かう際、スノーシェッドで覆われた分岐器。 やはりそれだけ積雪が多いという事でもあるし、 除雪を行う際に人手が足りないとも言えるのか。 ともかく、こういう設備は九州でも見た気がするのだが忘れた。
折り返し
雪除けの覆いを過ぎたあたりで一旦停止して、 これからジグザグ運転の準備になる。 地図を見れば「Z」の字を反転させた形で載っている。
運転士がハンドルなど一式を手にして反対側の運転台へと向かう。 それを眺めながら、私も運転士とは逆の後方窓へと向かう。
右手上には、先程潜ったトンネルの入り口がチラッと見えた。 そしてもう一度折り返して走る線路も寄ってきた。
交差する線路は見ていても飽きない。 正確な鉄道用語は知らないけれど、クロス型のポイントは 奇妙であり合理的というか実用的な構造物。
光り物と呼ばれる物が数あれど、所有できるなら このクロス型のポイントが欲しい。鉄輪で擦れて光っているのが なんとも素敵なのだが、まぁ無理でしょう。
木次線最大のハイライト区間も小休止、14:47頃出雲坂根駅に到着。
参照リンク→ I love Switch Back