このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

因美線

鳥取駅

 07:00前にホテルを出て、10数分で鳥取駅に到着。 空はどんよりとした曇り空である。 この駅も見事なまでのの高架駅であるが、非電化の路線で これほどまでに立派な駅舎はないでしょう。

 さて、今回鳥取までやって来たのは因美線に乗るだけが為である。 もう一日でも捻出できたなら、ゆっくり鳥取砂丘でも眺め、 イカ丼も食べて温泉に浸かって・・・との願望もあったのですが。

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 さて、智頭行きのホームに向かうと智頭急行所属の HOT気動車が停まっていた。初めて乗る路線を他社の車両で行くのも なんかちょっと変な感じだが、 転換クロスシートで快適そうなので、逆にお得だったかも知れない。

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発車

 発車間際に高校生がどわっと乗ってきた。 夏休みの授業なのか部活なのかは知らないが、 なかなか賑やかであるが津ノ井、郡家(こおげ)でほとんど下車し若桜鉄道へと 乗り換えていた。八頭高校って確か甲子園に出ていたとこだっけか。

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 国道53号線と千代川との併走は続き、しばらくすると鷹狩なる駅に停車。 なかなか趣がある駅名だ。

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 いまだ併走は続き、用瀬・因幡社と進む。因幡社駅で窓越しに駅名標を狙うも、 生憎見えたのは使用停止されたホームだった。微かな望みで駅名標を探すも、 それも無駄だった。JR路線で旧国名“因幡”を冠する駅は他にないので、 撮影しそびれてかなり悔しかった。

 因美線。因幡と美作を結ぶ路線である。

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智頭駅

 島式ホームに到着。ここで智頭急行の車両ともお別れで、 今度は向かいにいるキハ40で因美線の山岳地帯へと邁進していく。 運用上、重い車体よりも軽快気動車の方が良いような気もするのだが、 気分的にはこの重厚さの方が相応しい気もする。長年の貫禄ってヤツでして。

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 緑茂る田園を跨いで掛かる高架橋は、高速走行も可能な路盤である。 智頭急行の線路はここから急カーブになり、その先にはトンネルになっていた。 それに対し、こちらは昭和な感じの路盤をカタコト進む。

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 鳥取から続いていた曇り空も、智頭を過ぎて山間部になると 雨模様になった。

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 減速区間が増えると同時に、小雨霧雨で濡れた木々が線路に覆い被さり、 幾度もガサガサと車体を擦ってくる。 なるほど、だから進路制限も30以下の表示が多い訳か。

 トンネル入り口付近は特に濃霧状態になっていて、 見通しなんてあったものじゃない。霧に迫り来る木々そしてレールは濡れていて、 この路線の担当運転士は集中力がいることだろう。

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 753.1mの釈山を貫く物見トンネルで鳥取と岡山との県越すると駅名標にも美作が付いていた。 なんかこういう旧国名が在ると嬉しくなる。そして、駅毎に乗客も増えてきた。

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 東津山駅で因美線も完乗となるのだが、列車は次の津山駅まで乗り入れる。 路線の起点終点よりも乗降客の多い駅で路線ダイヤが組まれるだろうから。

 09:29、列車の終点津山駅に到着。

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