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肥薩線に乗って

博多−南宮崎 走行距離1045.6km '97.11.24

 05:46に博多駅に入線。降りると、 サラリーマンだのビジネスマンだのもわらわらと降りてくる。 鹿児島からの出張なんだろうな。

 新幹線の改札前で小倉行きの切符に持ち替える。 今回唯一の禁じ手、つか、ワープ航法で新幹線で小倉までゆく。 06:00始発のひかり30号、乗車率高し。 定刻発車、定刻到着で小倉駅。 さっさと在来線ホームに向かって06:40発の特急にちりん1号を待つ。

 1号車2番B席のグリーン席で朝の日豊本線を別府に向かって進む。 昨日出発した行橋に着くと、一日って長いと感じた。 つってもこの辺だとあんまり感慨もない。08:09に別府着。

 08:27発の豊肥本線廻り熊本行き特急(?)あそ2号、 2号車6番D席に席を移し日豊本線を大分まで使用して豊肥線へ。 大野川沿いに結構な登り勾配を駈け上がる185系の気動車は、 JR四国から貰ってきた車両らしい。つか、真っ朱赤に塗り替えるとは、 流石JR九州、侮り難し。

 犬飼駅付近で後輩M.K君が職場に電話する。 こやつ、携帯電話なる文明の利器を持ってるのだ。彼女も居ないのに。 大分から山間の田園地帯を健脚で登るあそ2号。 豊後竹田駅で荒城の月のメロディーが流れてたっけ。

 ここから阿蘇の外輪山へと向かってゆく。 坂ノ上トンネル・願成就トンネルと外輪山を貫いて大きく旋回しながら 急勾配を下って宮地・阿蘇と阿蘇巡りの玄関駅を通って行く。

 阿蘇盆地を軽快に抜けていよいよこの路線最大の見せ場、 立野のスイッチ・バックに突入。 スイッチ・バックは高校の修学旅行での、篠ノ井線か何かで経験したが、 その当時はあんまり意識しては無かったので感慨も薄い。 しかし、今回は構えていたのでウキウキで窓から眺める。 行って戻って立野駅。

 立野越えたらあとは開けた町並みの中を熊本へと向かう。 11:18に熊本駅到着で豊肥本線完乗。 あそBOY専用ホームを撮影してみる。

 11:46に三角行きの533Dで三角半島を縦横断する三角線走破に向かう。 宇土までは鹿児島本線と供用で、 宇土駅から三角駅までが三角線となっている。 揺られること50分で三角駅着。そのまま折り返しで熊本へ。 駅舎はムリだが、案内板だけ撮影。 12:41発の534Dで折り返し熊本に13:31着。 三角線も走破してしまった。

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 熊本から今度は球磨川沿いを通る肥薩線に突入する。 13:40発の急行くまがわ3号で人吉に向かう。 八代過ぎて鹿児島線と別れ、球磨川沿いを走行する。 この車両は中が改造してあって、 進行方向右側の席は、窓に向かって座席が設置してあり、 球磨川を眺め易いようになっている。 折角なので、球磨川を眺めていたら川の蛇行と線路のクネクネで 酔ってしまって更に眠ってしまった・・・。

 15:06人吉駅。ホームで元湯前線のくまがわ鉄道のレールバスとか撮影。 でも時間が有り余ってるので改札抜けて駅前へ。 なにぶん、人吉は温泉があるので、温泉か風呂か無いかなと、ぶらっと散策してまた駅前に戻る。 お土産屋で暇つぶしと入店すると「お風呂どうぞ」の掲示がある。 おばちゃんに聞くと、200円だったかでひとっ風呂浴びれるそうだ。 早速浴室へ。

 脱いで扉を開けると、ドーンと小ぶりな湯船が一つ! でもさ、ずっと空間に押し込まれてたので足伸ばせて湯に浸かる。 あ〜ぁ、こんなトコで湯に入れるとは思ってなかったので気持ちいい。 サッパリして着替えもすませて良い気分で人吉駅へ。

 人吉発の1267Dで肥薩線名物のループ・スイッチ・バック・パノラマ展望 区間へと向かう。 ガッタンゴットンと険しい山道をお座敷気動車が踏ん張って登ってゆく。 横平トンネル抜けると左手に線路が見え併走すると大畑駅に到着。

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 スイッチ・バック+ループという、珍しい軌道の途中にある大畑駅、 ちょっと興味があったので、ここで途中下車して大畑駅探検することにした。 元々、吉松駅での待ち合わせ時間が長かったのと、 後続の列車使っても、吉松で予定通りの列車に乗れると 車内検討した上での途中下車であった。

 鄙びたというか、誰もいない山の夕暮れ駅舎・ホームで 気ままに撮影とかしてみる。勿論常識は守った上でのことである。 30分ぐらいで後続車がやってきた。急行えびの5号だっけ。

 まずスイッチ・バック待避線に入って、今度はループで大回りに 山を越えてゆく。こんな方式を考えた人間に、 敷設した人々の苦悩が目に浮かぶ。

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 次の矢岳駅でも15分ぐらい停車した。 その待ち時間に矢岳駅構内で保存・展示されている 蒸気機関車館へどうぞと 車掌(運転士)さんが仰るので、観光客数人とホームの横を抜けてSLが待つ倉庫に向かう。 こういうゆったりとした時間を味わえるとは。

で、倉庫には 動輪四つのD51が鎮座していた。もう一つ空きがあるのは、 現在あそBOYで使ってた機関車が収まっていたらしい。

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 矢岳駅を出て徐行し始めた。日本三大車窓とよばれる風景が広がった。 前述した・篠ノ井線のトコと此処、あと一つはドコだろう。 そいえば、大畑から乗った際に乗務員さんが言ってたっけ。 「この区間はゆっくりと走るから眺めもいいよ」って。

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 トンネル抜けて今日三度目のスイッチ・バックである。 下手な豪華列車の旅よりも贅沢な路線であると思う。 列車はゆっくりゆっくりと真幸駅に吸い込まれた。 ここで列車離合したと思ったが、ともかく待ち時間があるので ホームで鐘鳴らしてみたり、駅舎等撮影したりする。 17:55吉松駅着で人吉−吉松間の一時間四十分あまりの旅も終了。 駅の表示板にも灯りが点っていた。

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 18:01の4235Dで隼人駅に向かう。 外は真っ暗で景色もよく分かりかねる。 50分揺られて隼人駅に18:53定刻に到着。 これで肥薩線も完乗である。

 乗り換えまで時間があるので待合室に行ってみる。 帰宅の高校生が数人とまばらである。 一人時刻表眺めてた人がいたのでT氏が話しかける。 その方も列車での旅の途中らしい。

 2934Dの19:26隼人発列車に乗り込むと、 先ほどの旅人も乗ってきたようだ。 3両ほどの編成の車内はやっぱりまばらである。 再び吉松へと向かって今度は吉都線看破の道程である。 暮れた盆地の中を列車が走る。窓を眺める目も虚ろになってくる。

 22:03に二時間半の吉都線は都城駅で終了。 すぐさま22:09の6868Dのディーゼルカーに乗り込む。 この辺の記憶はほっとんど抜けているが、無事に南宮崎に戻ってきたようだ。 ここから23:25発小倉行きのドリームにちりん。 1号車5番C席に潜り込んで眠る。

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