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ひとりごと 13

ひとりごと  13

 

ライフスタイル

歴史

想像の世界へ

1回で決める

言葉の組み合わせ

僕を探して

由緒正しき貧乏人

パワー

時間の長さ

豊かさについて

ハーモニー

希望

なぜ人は勝たねばならないのか

静かに生きることを学べ

気付く

不真面目のススメ

駆逐される

デザインする

常識

初心

感じるということ

空気

楽しむ

旅に持っていく本

記憶

生きる

バタフライ現象

躾(しつけ

伝承

税金のムダ使い

違いの分かる人


05/02/19 『ライフスタイル』

「旅」という言葉を使う時、気恥ずかしさを感じます。
旅なんて・・そんな大それたことをしたのだろうかと・・。

あえて・・旅から学んだものは・・
「つつがなく、つつましく、つましく」生活すること。それで充分。
欲望は、夢や希望に変えていきたい。

 

どうしてこれほどまでに殺伐とした世の中になってしまったのだろう・・

自分なりの答えは、「あさましさ」
金銭欲や物欲にまみれてしまった怪物。もはや病気の類い。
犯罪を起こすわけではないから、よけい始末が悪い。

そんな空気を無意識に感じていたら、無意識に人を刺してしまう。

処方箋は、「旅」。
少しの気恥ずかしさに耐えながら、旅をしよう!

酒だって旅をした方が旨いと言うじゃないか!
お金だって旅をさせたほうがいいんだよ。

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05/02/13 『歴史』

昨年の暮れに徳川綱吉のドラマがありました。
「生類憐れみの令」の悪法として有名ですが、本当は元禄文化を築いた名君だったのではないかといった手法で作られたドラマでした。

「生類憐れみの令」では特に犬は大切にされたようです。一般に動物を大切にという法令として知られていますが、人間の子供も大切に保護されていました。

現代では、犬猫合わせて10万頭(?)が殺処分されていて幼児虐待が日常に起こっています。
「生類憐れみの令」が悪法と言われてきたのが疑問にさえ思えます。

忠臣蔵の話も入れられていて本来なら喧嘩両成敗のはずが一方だけ処分されたのは、綱吉の意向が反映された結果だったのでしょうか?(話の筋として見逃してしまいました)武士社会でありながら誰よりも「いのち」を大切にしてきた綱吉のジレンマだったのかもしれません。

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05/02/08 『想像の世界へ』

先日、スポークの増し締めを行いました。
増し締めだけなら時間はさほどかからないのですが、スポークの1本1本を綺麗にするとなると結構時間がかかったりします

そんな時は、考えながら行うのが退屈さを紛らわすのには一番です。

で、何を考えるのか?

そんなことを考えていたら、眠りにつくかのように想像の世界へと入っていきました。

こんな時に良いアイデアは生まれるのだろうな・・

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05/02/04 『1回で決める』

新聞の番組紹介の紙面で某俳優がパチパチ撮るカメラマンに対して「プロなら1回で決められるだろ」と言っていた。

トム・ハンクスも役者にとって一番大事なことは集中力と言っていた。

以前、渓流釣りに行っていた時は、第一投で釣れることが多かった。
理由は、良く知る川であったこと、そして集中力。
その後は、散漫になり、そこそこしか釣ることは出来なかった。

大袈裟に言うなら第一投で釣りという楽しみは終っている。
その集中力を楽しみたいから、釣りに来たのかもしれない。

1回で決められる楽しみを知っている者がプロなのかもしれない。

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05/01/30 『言葉の組み合わせ』

言葉の組み合わせというのは、面白いものだなと思います。

好きな言葉に開口健(かいこうたかし)さんの「悠々と急げ」島崎藤村の「新鮮にて簡素」など・・

昔、アナウンサーの古舘さんが、最初に「いい意味で」という言葉を付けてしまうと何でも許せてしまう・・と言ってたのを思い出しました。

いい意味でバカだよね〜とか・・

本日の新聞に本の紹介が出ていました。
「日本人が忘れてはいけない美しい日本の言葉」という本が紹介されていて「そこはかとなく」「けれんみ」といった言葉を使ってみようと書かれてあるそうです。

言葉は大事だなと思います。
その言葉の組み合わせによって、より多くの情感が伝わってくるのだろうと思うのでした。

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05/01/29 『僕を探して』

「僕を探して」という絵本がありました。
自分の欠けた部分を探して旅をして、やっと探し当てたはみたものの、なんだかぎこちない。
また欠けた自分になって旅を続ける・・といった内容でした。

トラベルの語源(ラテン語)は、「骨を折る」という意味だったと思います。
それだけ苦労して人はなぜ旅をするのだろうか・・

欠けた自分になった者は、何を目的に旅をしているのだろう。

夢や希望は必要だ・・でも本当に重要なのは、そこへ向かおうとしている自分なのではないだろうか。

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05/01/28 『由緒正しき貧乏人』

筑紫哲也さんのコラムを読んでいたらノンフェクションライターの本田靖春さんがお亡くなりになったの知った。

「由緒正しき貧乏人」とは本田さんの座右の名みたいなものです。
晩年は、「民」が金銭、物欲に奔走する姿に絶望していたといいます。

昨年は、松下竜一さんもお亡くなりになられた。作家であり草の根運動家でもあられた。多くの人には知られていないのだろうなと思う。
「底抜けビンボー生活」という本でこの方を知ったのだが、やはり貧乏なのである。

お金というものが人を狂わすというのを知っている。
金の魔力に負けたものは 、惨めなものである。

では議員年金が話題になっている。
「おまえら貰い過ぎだ!汚いぞ!!」と民が言っても民も汚いのである。

貰えるものは貰っておこう・・みんなそうに思っている。

経済が良くならないから国家は衰退しているのではない。
あさましい人間が増えるから国家は衰退するのである。

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05/01/23 『パワー』

人を褒めるというのには、パワーがいる・・という文章が目に入りました。

人を褒めるよりも悪口の方がたやすいし、自分よりも不幸な人を見るとホッとしてしまう性質も人にはあるのだろう。
本来、不幸というものは、自己申告制であるにも関わらず・・なのに。

パワーがなければ、充電池のように充電しなければならない。
その方法がニホンにはないのだ。夢や希望がないのだ。

夢や希望がないから官庁は裏金作りにセッセと励み、下らぬ優越感で人を見下す。大バカヤロー!

ただし、ほんの少しの良心があり、哀しみを知る者だけが知っている。

手を差し伸べた時に、その手の温もりからパワーを貰えることを・・

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05/01/14 『なぜ人は人を殺してはいけないのか』

何年か前に論議になりましたね。
子供の質問に大人が答えられなかったという話題でした。
答えは得られたのでしょうか?

この質問の間違っている所は、人・・と限定している所ではないであろうか。
本来、人だけではなく植物、人以外の動物の生命も殺してはいけないはずだ。

だが、それでは生命を維持してはいけない。
自然界では多くの死の上で成り立っている。(仏教でいう「業」?)

この世の中には、無意味な死はあってはならない。
たとえば草原でライオンが一頭の鹿を追いかけている。まんまと逃げおうせた鹿は何事もなかったように餌を食べている。
死というものがDNAに組み込まれているように平然としている。
自らの「死」が生命を育んでいるかのように・・

「なぜ人は人を殺してはいけないのか」
・・死の存在理由がまるで見当たらない。戦争もそうだ。
人が人を殺す意味を見つけだすことができない。

重要なのは「生」の貴さを問うことではなくて
「死」の不条理さを問うことではないだろうか・・

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05/01/06 『時間の長さ』

大人になるにつれて時間を短く感じるのは諸説ありますね。
たとえば「時間の速さとエネルギー消費量は比例する」とか、記憶の尺度がどうのこうのとか。

自転車で旅行していた時の方がバイクで旅行している時より時間は遅く感じました。
これは速度が遅い方が、色々な経験を積み重ねているからだと思います。

他に成長期とかも関連していることはないのでしょうか。知覚、聴覚、視覚などは十代が頂点としてそれ以降は退化しているというし・・
より便利になり時間短縮によるエネルギー消費も一因とも。

不便を享受するといいう訳ではないですが、時間調節の為にそういったことも受け入れることも必要かもしれません。時間がなくてそんなことは出来ないと言われるかもしれませんが。

提案としては、シンプルな暮らし、できるだけ面倒がらず好奇心を旺盛に経験する・・かな。

昔は人生50年、現代は80年。時間の長さとしては同じだったかもしれませんね。失ったものも多いと思います。

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05/01/04 『豊かさについて』

多くの人に豊か?と尋ねたら豊かと答えるでしょう。だがそれを実感することは難しい・・

実感するには、リスクを背負うことだと思う。
たとえばお酒・・少し量を減らしてその分を上等なお酒に置き換える。味わうことを感じることができるでしょう。

たとえば本・・一冊の本を完読するのは大変な作業です。眠くなるし長時間、集中するのは難しい。しかし読み終えた後の読書感は嬉しい。

エンドレスの楽しさは身を滅ぼす。たとえば麻薬・・

20歳前後は金もないのに月2万円ほど本代に消えた。
4畳半一間の生活で食事代、宿代に匹敵する金額だった。

でも思い返すと、そんな生活が懐かしい。

脳から人の幸せ(豊かさ)を考えると、懐かしい思い出の積み重ねと言える。懐かしみは脳を若返えさせる。

懐かしみは、愛と死のように劇的な瞬間が作り出す。
その瞬間は、自分の心が作り出し、そして永遠となる。

永遠の愛なんて存在しない・・一瞬が永遠になるからだ。

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05/01/03 『ハーモニー』

以前に音は波長であるから、その波長の逆の波長を流せば音は消える・・と聞いたことがあります。

森やオーケストラなどは、多くの音の交わりですから中には音が消えているものもあるかもしれません。

音が交わり、そして音が消える。
ハーモニーとは、このようなことをいうのかもしれないなあと思うのでした。

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05/01/02 『希望』

1日に「平山郁夫 平成洛中洛外を描く」という番組を観ました。
50年画家生活をおくっているそうですが、物腰の柔らかさといい、どうしたらこういう品格を持ち合わせることができるのであろうかと思います。

「絵を見てくれたひとが希望を感じてくれたらいい」と番組で語っていました。

これほど現代を生きることを難しくしているのは、希望というものが向こうからやってくるものだと思っているからなのでしょうね。
本来ならば自らが発光体となって希望を与えることの人になるか、それが叶わないのなら芸術を感じ取れる感受性を磨くことなのだろうなあ。

いったち僕たちは何を希望しているのだろうか・・
期待ばかりで「希望」という言葉を忘れてはいないだろうか。

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04/12/28 『静かに生きることを学べ』

16世紀(?)に「釣魚大全(ちょうぎょたいぜん)」アイザック・ウオルトン著に記されている言葉です。

もうすぐ正月です。最近では1日からデパートなどは開店しています。
朝からほろ酔い気分でいられる唯一の時期なのに、静かに暮らすということがなくなったなあと思います。

静かに生きる・・一人でボケーと何もしないでいるというのではないと思います。

静かとは・・何か?

ベースとなるリズムが流れてきて、多くの人が集まり、ハーモニーとして奏でる。
ようするに自然です。自然界では音がない世界はありえない。無駄な音がない。

調和が静かさを感じさせる。

人に例えるなら、チーム、コミュニテイー。
これが私が導きだした答えかな。抽象的ですんません。

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04/12/27 『気付く』

気付くとはずいぶんと恐いものだと思います。

気付くとは、今まで生活してきたことを否定することですから・・
もしかしたら今、自分は「気付いていない」のではないだろうかという恐怖心。

人を傷つけます。後になって気付いても、もう遅いです。 
恋愛をします。後になって好きだと思っても後の祭りです。

その時に気付いていれば・・・

だから人は変わり続けていくものなのだ。

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04/12/25 『不真面目のススメ』

だいたい真面目過ぎるから、頭打ちになるんだよ・・
自分がトリックスターをあみだすんだよ。
「ドラえもん」のようなものをね。

えっあみだせないって!
藤子不二雄 はあみだしたじゃないか!!
こういうことさ。

じゃお前は?

バイクは「ドラえもん」さ。
何処へだって連れてってくれるぜ!

ただ手のかかる「ドラえもん」だな。
ドラ焼きを食わせておけば機嫌がいいわけではないからな。

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04/12/25 『駆逐される』

アインシュタインではないですが、名言格言の類いは好きです。
複雑な社会、いや複雑怪奇の社会、いやいや魑魅魍魎とした社会で生活する中で 簡略な言葉は心を整えるのに必要なアイテムになっています。

こんな名言があります。
「悪貨は良貨を駆逐する」

これは貨幣に限ったことではなく、色々な分野にも当てはまるものだと思います。
悪い奴ほどよく眠る・・概ねこんな所でしょう。

今、純愛がひとつのブームとなっています。
人がそれを心地よいと感じるのは、それが不足しているからだと思います。
純愛が乾いた心を潤す アイテムになっているからでしょう。

ドイツの児童作家のミヒャエル・エンデは、地域通貨というアイテムを処方箋と考えました。
借金、財政不足を増税、ザービス縮小としか考えられない官僚、政治家には、もはや処方箋をあみだすことはないでしょう。

せめて私たちに出来ることは、1票を優秀な政治家に投票して送りだすか、自らが灯り輝くこと・・
こんなことしか考えつかないなあ、まじめに考えると。

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04/12/20 『デザインする』

先日、公共放送で工業デザイナーの深沢直人という人の特集していました。
恥ずかしながら私はこの人のことは知らなかったのですが、知らず知らずの内にこの方の製品は目にしています。

東京に出向くと無印良品の店を覗きます。家具、電化製品などはシンプルで使い勝手が良さそうで欲しくなってしまいます。
この店のデザイナリーボードをしているのがこの方だそうです。

シンプルでありながら、いやシンプルだからこそ人の心をくすぐる製品たち。
モノを持つ喜びや感動が直に伝わる道具たち。

デザインをするということは、このようなことなのか・・・

ただ私たちがその製品に接した時に、どのようにイイモノなのかを言葉にするのは難しい。
くすぐられたときのあの感じ・・どう表現したらいいのか・・

生活をデザインする、自分をデザインする、人間関係をデザインする。
こういったことも生きていくには必要なことなのだろう。

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04/12/12 『常識』

これも小林秀雄の本に書いてあったのですが。常識という言葉は明治頃の誰かの訳語だそうです。

それまでは常識という言葉はなかったわけで、なかった理由としては身分制度であり世襲制であり伝承というものが第一に考えられていたということでしょうか。

明治になり身分制度が解け常識というルールが必要になって常識という言葉が定着したのであろうか。

だが「常識人」「常識の範囲内で」と言われると、ずいぶんと曖昧な言葉になってしまいます。

明治になって訳語になったのは「自由」という言葉もそうですね。これを訳したのは福沢諭吉だったかな。
自由という言葉もずいぶんと曖昧な言葉だと思うのですが、これらの言葉には歴史がないからそうに感じるだけなのだろうか。

発明発見というのは、常識外の所にあると思われるし、創作もそうかもしれない。
「あの人は常識人だ」と言われると褒め言葉のように思われるけど、では「常識って何」と問われるとはっきりと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

常識を疑うということも常識なのかなあとも思う。

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04/12/09 『初心』

バイク乗りだったら初めてバイクに乗ったときの感動は忘れはしないのではないでしょうか。

いつしかその感動は押し入れに入れてしまい、何処にいったのか忘れてしまい、探すのも面倒になって忘れて去ってしまう。

だけど今後バイクに乗り、その感動以上のものを感じようと思っても、感じることは出来ないと思うことでしょう。
だからその感動以上のものを求めてはいけない。

初心を忘れないでおこうという人にだけ、初心の感動に近づくことを許される。

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04/12/06 『感じるということ』

久しぶりに小林秀雄の本を読みました。

感じることの重要性を説明されていたのですが、たとえば「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」という俳句があります。
それぞれの言葉には、意味を見い出すことが出来ません。
受け手の感じ方がこの俳句の良さを引き出すということですね。

よく井戸の水は夏は冷たく冬は暖かいといいます。
井戸の水というのは一年中温度が変わらないわけですから現実には冷たくなったり暖かくなったりすることはありません。

そうに感じるのは、受け手の我々の感じ方なのですね。

話は少し外れますが、キスをするよりも手をつなぐ方が通じ合うといいます。
キスというダイレクトな方法よりも手をつなぐという行為のほうが、通じ合う時間が長いということなのかもしれません。

そういったことが感じるということなのかもしれません。

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04/11/28『空気』

ホテルマンのテレビを観ていたら、部屋を掃除する時はソファーをどかして埃がないようにしているという。
お客というのは、目に見えなくてもその空気を感じるというのだそうだ。

昨日、ラジオを聞いていたら、たまたま赤坂泰彦さんのDJでした。
DJをやるうえで一番心掛けていることは、もてなしだという。

2ヶ月くらい前だっただろうか・・一通のリクエストを某ラジオ番組に生まれて初めてリクエストをしたことがあり採用された。
なんとも嬉しい気分であり、経験したことがある人しか分からない感動である。

かつて赤坂さんもリクエストした経験がありリスナー(聞き手)の気持ちが分かるという。
だから赤坂さんのDJは心地よく聞く事ができる。

良いホテルにしろDJにしろ空気というものは誤魔化せない。
だから僕たちは、よい客でなければならないし、よいリスナーでなけらばならない。

このサイトを見ている人にキチンともてなしが出来ているだろうか・・
それを考えると頭が痛い。

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04/11/23 『楽しむ』

何をやるにしても楽しんだもの勝ちだなあとつくづく思います。

まずは猜疑心や嫉妬心が消える。残るのは向上心。

でも今を楽しむ術を知っている人はいるのかという疑問もある。・・が考え一つでそんな術を持つ事ができるかもしれない。

さんまさんの名言に「生きているだけでまるもうけ」というのがあるけどその通りだと思う。
ロバート・ショウの言葉にも「人生は喜劇である」

モーツアルト の言葉にも「生きるとはなんと美しいことなのでしょう。生涯は幸福の予感のもとに始まるのです」というのがある。

楽しむことは楽になるということなのだろうなあ。
本来「楽をする」という意味はこのようなことを言うのだろうなあと思う。

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04/11/21『旅に持っていく本』

今、長期の一人旅で持っていく本を選択するのであれば、星野道夫、宮沢賢治、古典の本でしょうか。

理由は、何度も読み返せるからです。旅に何冊も本を持っていくというのも大変ですし旅を印象的にするのであれば心象的な文章がいいのかなと個人的には思っています。

他には「森の生活」「デルス・ウザーラ」など・・・
傾向的には同じ方向性かなあ・・

普段は出来るだけ色々な本を読むようにしているのですが、旅というと特別な感じがしますしね。

名言でこういうのがあります。
「不要なものはいっさい持ちこんではいけない、しかし、必要なものは一切忘れてはいけない」ガストン・レビュファ

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04/11/18 『記憶』

新書判の「永遠のドストエスキー」という本を読んでいたのですが、ドストエスキーの作品の中には、悪意に満ちた人間や異常にはしる人間が多く登場するのですが人間そのものがそういった悪魔的なものを潜んで持っていると描いているわけですね。

そういったものを潜ませておくには、子供時代に嬉しいことや喜ばしいことを経験しておくことと記してあります。そういった経験がなければ大人の社会に出すべきではないとまで・・

結局、人というのは虐めるのが好きだし見栄を張りたいし優位に立ちたいしというのがあると思うのですが、嬉しいことや喜ばしい記憶というものが人の心を善意に変えていくのかなあと思ったりします。

おもてなし(ホスピタリテイー)といった行為も人に嬉しい記憶というものを持ってもらいたいといった行為なのかもしれません。
おもてなし精神を持った人はすごいなと思います。

記憶するよりも記憶にさせる方がよっぽどすごい!

検索サイトに元カノ元カレで検索した人も少なからずいると思いますが、僕は僕の本名で検索されたことがあるのだろうか・・

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04/11/16 『生きる』

黒沢監督の「生きる」という映画は御存知の方は多いでしょう。(余命数カ月と言われた役場の人が住民の為に公園を作るという話)

国営放送の「プロジェクトx」という番組で地雷撤去の話がありました。
撤去するには、器械とお金が必要とされるのですが、無償でこういったことは行われていたのですね。

会社経営をされていて必要な技術とお金を提供する。へたをすれば会社が傾きかねないのにそういった行為に走らせたのは、地雷で手足を失った人たちを見たからだといいます。

お金とはなんだろうと考えさせられます。
先日、テレビでお金は夢と為に使って欲しいと言っていた人がいました。

お金とは「余る」ものなのだというのは持論であります。
節約、倹約してお金を余らせ、そのお金を夢の為に使う。(または慈善団体に寄付する)

ケチと言われる人には、お金を余らせたり夢もありません。

「生きる」の最後のシーンは、主人公が完成した公園でブランコに乗って「ゴンドラの唄」を歌うシーンだったと思います。
生きるとはこういうことなのなのかと思わせるシーンです。

いつになっても夢は失わないで持っていたいものです。

余談・・「生きる」はハリウッドでリメイクされるそうです。

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04/11/13 『バタフライ現象』

小学生の女の子が同級生を刺した事件の担任の先生が「この生徒達の担任にはなりたくなかった」と事件が起きる前に言ったそうだ。
このことを知ったとき、「バタフライ現象」のことを思い出しました。

知っている方も多いと思いますが「北京で蝶が羽ばたいたら、ニューヨークで嵐が起こった」ということです。
因果関係が大きなことを引き起こしてしまう。

些細なことが大きく動かしてしまうことは日常にも数多くあると思います。

少しづつ、ゆっくりというのが我が生活スタイルなのですが、しだいに調子が出てきて事がはかどってしまうことも多いです。

なんだか話がそれてしまいましたが、どうせ羽ばたかせるのなら夢や希望であってほしいものです。

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04/11/11 『躾(しつけ)』

一般に子供に対する時に使われる言葉でありますが、大人になっても自分を躾けることも大事なことだなと思います。
そういった本も発売され売れているところをみると多くの人が関心を寄せているということでしょうか。

社会の中で最低限の行動をマナーと呼ぶと思いますが、一歩進んで躾を身に付けるということもしたいところです。

先日、テレビで永平寺の104歳の住職のことを特集していました。
欲を持たないようにするには座禅・・と言っていましたが欲がからむと躾けるということも難しくなるのでしょう。

いかに欲を持たないようにするか?
座禅や瞑想、ボランテイア・・

我々の生活というのは同じようなことで悩み、苦しみ、解決し、その繰り返しですね。
どこかで意識を変えていかないと強欲ジジババにしかなれない。

孔子やリンカーンの言うように年を重ねるごとに良い顔にならないと、そして人望も持ち合わせないとね。
少しずつだけど躾を身に付けることからが出発なような気がします。

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04/11/04『伝承』

古典というものは、身近に置いておくものだなあと思いました。
やはりパラパラと読んでいると落ち着いてくるのがわかります。

読み継がれてきたという歴史が気を落ち着かせてくれるのでしょうか・・

まったく何も無い所から何かを作り出すということはないのでしょう・・
古くは源氏物語、そして芥川龍之介作品。これらも元があって一つの卓越した作品になったといいます。

バトンを受け取りどうバトンを渡すか?
そのバトンは何なのか?
漠然と夢という文字が浮かび上がってきた・・

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04/11/02 『税金のムダ使い』

イラクの日本人人質事件でも、その経費の使われ道に税金のムダ使いという人がいる。
オリンピックの選手が「楽しんできます」という言葉に、ある知事は「税金で行かせてもらっているのに何を言っているか」と言った。

「楽しんできます」という言葉には、重圧に負けぬようにというリラックス感、もしくは勝手に期待をかける世間に対する牽制なのかもしれない。

上記ふたつの言葉を聞いた時、なんともあさましい人たちだなあという思いだった。
なんでも金、カネ、かね・・・

そして人の心は壊れていく・・

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『違いの分かる人』

某コーヒーメーカーのCMのフレーズにこの言葉が出てきます。

風邪薬というのは、定期的に変えた方が良いといいます。その方が違いが分かるらしいというのだといいます。
バイクの整備に例えるならば1台のバイクより数台のバイクをいじっていた方が違いが分かり整備もしやすくなると思います。

違いが分からない人というのは、人の気持ちもわからない。
某県の副知事が不登校の生徒を指して「不良品」と言ったといいます。 不登校になった訳は、それなりに理由があります。その理由もわからずに軽薄な言葉を吐く理由は、この人には違いが分からないのでしょう。

だから自分のサイズにあった思い込みしか持ち合わせていないのでしょう。
違いが分かるには、知識や経験、好奇心・・

そうそうカーライルの言葉にこんなのがありました。
「バカと利口の分かれ目は、好奇心があるかないかだ」
バカな大人には、なりたくないものだ。

 

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