このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

北海道遠征記

〜羽田→旭川→歌志内への大移動〜

 

S. Klimov in Hokkaido

 

 

 

 

 今回は時間に余裕が出来たので北海道の廃墟探索を行う事となったが、訪問した時期が時期だけに冬季閉鎖となる区間が多く、立ち入りが不可能な場所が多い事から年内の雪の積もっていない(若しくは雪の少ない)時期に再調査を行いたいと思う。

 釧路遠征時と同様、マイレージとの交換で得た無料航空券を利用、早朝に自宅を出発…羽田からエア・ドゥにて目的地に近い旭川空港を目指した。使用されていた機体はB767-300ER…頻繁に利用する路線ではB777やB747ばかりが就航している事が殆どであるだけに、B767に搭乗するのは数年ぶりの事になる。

 

 

 

 

 

     

 

隣のスポットには「お花ジャンボ」のB747-400D(写真左)。千歳行きの便に割り当てられていた。

旭川空港へのアプローチ中に見下ろすと一面の銀世界…最高気温の時点で既に氷点下の世界。

 

 

 

 

 今年は暖冬とはいえども流石は豪雪地帯、旭川空港に接近するにつれてかなり積雪の多い様子を見て最初は多くの不安があったが、現地で用意されていたレンタカーはスタッドレスタイヤ標準装備の4WDであった為その殆どは解消されたような感じであった。羽田空港出発時には空港周辺の天候は小雪、気温は氷点下14度と報告されていたが到着したのは12時半頃であったのもあり大して寒いとは感じず、逆に軍用ジャンパーを着たままでは少々暑いと感じつつ、旭川市内にて食料調達…朝食・夜食に最適なポケモンパンの取り扱い店舗が少なすぎるのにはかなり萎えた…orz

 

 小雪の舞う中、すっかり日の暮れた道央道を砂川方面へと目指す…窓ガラスに付いた水滴が10数秒で凍り始めていたのでそろそろかな、と思いつつ、「急な天候変化に注意」とか書かれ(←うろ覚え)、温度表示がされている案内板の方向を見ると氷点下10度…本格的に冷え込んできていたが、特に寒いとは感じず、暖房も付けないまま奈井江砂川ICで道央道を下りる…向かう場所は入浴施設を備えた道の駅「うたしないチロルの湯」。温泉地特有のものなのか、近づくにつれて硫黄の臭いが漂ってきた。

 

 嘗て北炭空知鉱の中枢機能があった場所に道の駅が建てられており、スイスのチロル地方をイメージした建築物が立ち並ぶ。歌志内にはこれらの建築様式を模した物が他にも点在しており、訪問者を楽しませる。

入浴施設は炭鉱の坑道から湧き出た湯=温泉を活用したもので、泉質は炭酸水素塩泉(硫化水素型)である。

 

 

 

 

 

 

チロルの湯に近づくにつれて硫黄の臭いが漂ってくる。トラックドライバーもよく利用しているようだ。

日帰り入浴料金は大人\500、子供\300…と、比較的手頃な価格で利用可能である。

 

 

 

 

 防寒対策を施し、氷点下10度以下の中で野宿した俺は翌朝、廃墟・産業遺構探索へ向けて出発した…。

 

 

 

 

 

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