このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

S.A.S.P.E.C.

"Sukhoi-Aerotech Special Program and Emotional Column"

 

3弾

 

道東に眠る産業遺構…雄別炭鉱探索記録

 

■はじめに                                                           

 廃墟・産業遺構探索としては2回目に当たる今回の物件、雄別炭鉱。道内有数の廃炭鉱の中でも全国的に有名な廃炭鉱である事はご存知の通りだろう。ほんの一部ではあるが、「廃墟の歩き方」にもモノクロながらも写真が掲載されており、自然に帰化しつつある無機質な人工物が草木に埋もれる写真を見て萌えた方もきっと多い筈である。

 ただ、今回の物件は以前探索した可部線廃線区間の様な生ヌルいレベルでは無いという事は明確である、という事を断言しておく。何故なら今回計画している探索は「生命の保証のない危険な探索」となる確率が高いからである。事故が発生しても自己責任となる。それらの事を踏まえ、今回は具体的な目標物等は敢えて記載しないでおく。

 現地は本州のツキノワグマよりも更に凶暴なヒグマの生息地であり、しかも携帯電話の電波も通じない場所でもある。夏場はヒグマの活動が活発になる上に、アブ・ハチ等の虫による被害も多いのでお勧め出来ない。クマ除け用の鈴(若しくは携帯用ラジオ)と「ガードアラスカ」に代表されるクマ撃退用催涙スプレーを常時携帯し、ヒグマの活動が小康状態にある真冬に探索を行う必要があるが、安全性の低い場所へ足を踏み入れてしまい、雪崩などの影響により冬山での遭難という、最悪の事態も予測されるという事を忘れないで欲しい。又、本州とは違う寒冷地域で底冷えし易い内陸部である為、防寒装備が甘いと凍死する危険性もある。10月の時点で最低気温が氷点下に達する土地だけに冬本番となれば相当寒さは厳しいと思う。

 更に、前述した環境的要素の他に、心霊的要素も存在する。某番組にて霊能力者と共にリポーターが潜入調査を行っていたが、雄別購買と思われる廃墟内で収録されたVTRでは不気味な男性の唸り声が紛れ込んでおり、又、雄別炭鉱病院の廃墟では玄関前にて照明担当スタッフのフラッシュライトが原因不明の突発的破損、地下にある霊安室とされる場所へ侵入する際にリポーターが一瞬気を抜いてしまった為、リポーターは悪霊に憑依され、その場に倒れこみ意識が朦朧…という凄惨なVTRが収録されている。霊感のない俺自身もあの映像にはこの上ない狂気を感じてしまった程である。心霊系に関する場所へは冷やかし半分で行くと酷い目に遭遇するという事を証明するかの如く…。

 現場の大半は国有林であり、炭鉱の採掘作業に直接係わる索道(ロープウェイ)等の施設が存在した場所の多くが国有林の中にあるが、こちらは今回の調査対象には入っていない。あくまでも調査対象となる物は道道・舌辛川沿線にある廃墟・遺構群である。雄別鉄道の廃線跡も存在しており、こちらの方も時間があれば探索しておきたい。他にも大祥内線の廃線跡も存在するが、大祥内線は雄別鉄道が廃線となる前に廃線となった様で、廃線跡の捜索は困難を極めるものと思われる。

 既に多くの廃墟系HP等にて数々の写真が紹介されているが、閉山から30年以上経過している現在、建造物の殆どは解体若しくは自然崩壊によって消滅、僅かに残存している建造物は度重なるDQN等の破壊活動に遭遇しており、落書きだらけの無残な姿を曝け出している。協和会館は1997年頃に火災によって消失しているとの事で、非常に残念に思う。職員倶楽部の様な木造建築物はそれに加え、経年劣化による木材の腐食が激しい。

 

 

 

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