このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

更新日 2008/4/23

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三菱(鉱)バス 旧都営色


ボンネットバス時代〜箱形バス初期の頃まで三菱バスで使われていた「旧都営色」を紹介します。都営色は幾多の変遷があり60年代(クリーム/えんじ色),70年代(美濃部カラー)とも異なる50年代都営色は,当時地方のバス事業者でも随所で採用されたと言われます。当会保存車の持つ白地に赤,青,緑のラインを持った新カラーは60年代初頭に登場したようですが,この「旧都営色」も1964(昭和39)年の中ドア路線車まで採用され,70年代中頃までその姿を見ることが出来たようです。

三菱鉱業バスNO.25(札2あ262x)
1961年式のふそうR480で,外観は大夕張ロマンス車(夕張急行線用)と似ているがこちらは三方シートの市街線車。美唄炭山線などのラッシュ路線に使われていたと思われる。現在は民家の倉庫として使われている廃車体。当時の都営カラー車の記録は白黒写真が多く,色合いが確認できる貴重な遺構と言える。ドア上にあるのは方向幕だが,長年の積雪等で潰れてしまっている。

この当時の「呉羽ボデー」はまだ2分割の前窓を持つ。翌年の大夕張ロマンス車は連続窓になる。三菱車のボデー架装は新三菱(のちの三菱重工名古屋),呉羽の二つに集約されて行くが,北海道ではこの頃から呉羽の採用が圧倒的になる。後窓は1963年式まで2分割である。前照灯は2灯。

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