このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
ここでは三菱(鉱)バス(三菱鉱業・三菱鉱業セメント)時代の美唄営業所所管路線時刻表(60年代)を掲載します。掲載資料については各方面からご協力を頂きました。ありがとうございます。なお三菱バス・美鉄バス時刻表については 各駅倉庫 サイト にも掲載されておりますので併せてご覧下さい。 |
三菱バス時刻表 昭和41年冬ダイヤ (1966.11) 月日の記載がないが,沼ノ内線(註)の記載があること(11月14日運行開始),美唄炭山線常盤台駅前〜常盤台局・三ノ沢間の記載がないこと(同区間は冬季運休),美唄ターミナル供用開始(12月)の記述から冬ダイヤであると思われる。1960年に拓北線,1965年に進徳線が開業し,美唄地区最盛期の陣容を誇る。なお時刻表には美唄鉄道のほかに国鉄空知線急行バス(美唄〜札幌間)の記載があるのも興味深い。 |
三菱バス時刻表 昭和42年11月26日改正 (1967.11) この年は沼ノ内線・北沼ノ内〜八号間が延長になり,引き続き意欲的な路線拡張がされている。一方で三菱茶志内炭鉱が閉山し(3月31日),茶志内線が大幅減便になっていることもわかる(26→11往復)。上美唄線(中小屋行),拓北線も2往復減便で,農村地区も利用者が少なくなり始める時期である。なおこの時刻表から広告が掲載されるようになった。 |
三菱バス時刻表 昭和43年5月1日改正 (1968.5) 夏ダイヤで冬季休業の美唄炭山線・常盤台駅前〜常盤台局・清流橋(三ノ沢)間の記載がある。美唄炭山線は残存資料最多の89往復で,美唄営業所の全盛期と言える。進徳線は二十線〜共栄間が延長となるが,他方で全体では2往復減便になっている。なお中村線三文字〜日東茶志内間(1966年4月開業)の記載があるのはこのダイヤだけであるが,同線は学校統廃合(中村中→茶志内中)によるスクールバス。 |
三菱バス時刻表 昭和43年11月15日改正 (1968.11) 冬ダイヤは特に系統新設・変更はないが(冬季休止を除く),美唄炭山線10往復減,南美唄線3往復減など,幹線の減便が始まる頃である。他方で中村線,拓北線などの増回もある。中村東線は翌年1月より石狩川護岸工事による道路(のちの道道139号)切り替えのため順次経路変更が行われた。広告では「美鉄労組指定」「美唄警察署御用命店」などの記載が面白い。 |
三菱バス時刻表 昭和44年5月12日改正 (1969.5) この年は常盤台駅前〜常盤台一区間で地滑りがあり,炭山線・常盤台局行きをニノ沢遊園地経由に変更して運行された(1972年休止時まで)。常盤台地区は美唄炭鉱の中心部でありながら冬季運休を強いられるほどの悪路だったようで,当時の炭山地区の道路事情が垣間見える。農村地区は全体的に減便が進んでおり,中村線は計5往復減となっている。なお9月には美唄炭山線宮ノ下〜旭台間が,10月には市民会館線(美唄駅前〜市民会館)5往復が新設されるが,全盛期最後の系統新設である。 |
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