このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

5日目(8月9日)

 予定のムティアラ・ティムル号はグブン発8時15分であるが、切符の購入がまだなので、6時30分に切符を買いに出かける。「地球の○き○」の地図の駅周辺は全くデタラメ。駅西口に行くが、普通列車用の販売窓口しかなくて、優等列車の窓口がない。うろうろと探していると、ペチャ(3輪自転車タクシー)の運転手が声を掛けてくる。窓口はここにはなく、2000ルピアで窓口まで行くということなので、ペチャに乗る。線路沿いに走り出して、踏み切りを渡り、ついたところは駅の東口。すでにエグゼクティブクラスは売り切れで、ビジネスクラスを購入、25000ルピアなり。ということは約350円で約7時間汽車旅。さらに、構内に予約オフィスがあったので、11日のアルゴ・ウィリス号の切符も購入。こちらはオールエグゼクティブで195000ルピア、予約料はなし。ホテルに帰って、荷物をまとめて再び駅へ。

グブン駅西口通り(後日撮影) 


 ムティアラ・ティムル号の行き先バニュワンギは、ジャワ島の東端の港町で、ジャワ海峡を渡るとバリ島である。国鉄の連絡バスがあるようで、窓口でバリ島までの乗車券も購入することができる。バリ島は、日本人観光客が多く出かけるところであるが、グブン駅ホームに日本人らしき姿はない。列車は5分前に入線し、ほぼ定刻に出発。ビジネスクラスは、ビニールのシートで冷房はなし、ぬれティッシュ1枚付き。タイ国鉄の2等に似ている。気温推定30℃なので、暑い夏の日本から来た身にはへっちゃら。この列車は急行といった感じで、主要な駅に止まりながら運行。駅では、物売りが乗ってきて、列車が発車してからうまいこと飛び下りていく。

高原を走るムティアラ・ティムル号

途中、高原をゆっくりと走り、そのために、バニュワンギの到着時間になってもいっこうに到着しない。20分程過ぎて、大勢が降りるので、ここかと思うと別の駅。駅には標高が表示してあり、バニュワンギは港町で0に近いはずなのに、なかなか0に近づかない。やっとこさバリ島が見えてきて、1時間遅れでバニュワンギ到着。駅前には黄色いバリ島連絡のバスが止まっており、多くの人が乗り換える。私は、駅員にバスに乗らないのかと言われながら、窓口で明日の切符を購入。エグゼクティブで45000ルピア。ペチャの運転手が声を掛けてきたので、「エアコンのホテルまで行ってくれ」と言うと、通じないのか、駅員ハリのところに連れて行かれる。ハリは、片言の日本語が話せ、「バニュワンギで一番いい、エアコンのあるホテルを紹介してくれ」と言うと、2軒を紙に書き、「こちらは駅から6㎞だからタクシーで、こちらは2㎞だからペチャで」ということで、2㎞の方を紹介してもらう。「どこから来たのか」などど聞かれるが、バニュワンギ往復はおそらく理解されないので、「バリ島から来て、明日の列車でスラバヤに行く」と答えておく。ホテルは目の前にバリ島を望むコテージで宿泊代は料金表どうりの150000ルピア(約2000円)であった。ディスカウント可能で、その分がハリの懐に入ったかもしれないが、何泊も泊まってのんびりしたいようなコテージであった。

バニュワンンギのコテージ

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