このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

07韓国国鉄完全乗車防衛戦 KTXと都羅山

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 今日は、都羅山まで往復して、KTX湖南線で光州に行って泊まるつもり。多くの荷物を持って、民間人立入統制区域内に入るのでは、怪しまれるので、龍山駅の指紋認証式コインロッカーに預けて、ソウル駅に向かう。都羅山に行くには、一つ手前の臨津江駅で下車しての手続きが必要なので、一つ前の列車で、臨津江駅に行かなければならない。レールパスを活用して、ソウル10時25分発のセマウル号で臨津江に向かう。列車は6両編成であるが、1車両に2〜3人の乗車で、車掌は好きなところに座れと言う。ソウル駅を出発すると、きれいなビル群から裏口のような風景に変わる。途中、あちこちで線路の改良や高架化・電化の工事が行われている。新たに乗車してくる客もなく、臨津江まで乗車した乗客は私一人だった。

 

ソウル駅に停車する臨津江行きセマウル号

 

臨津江駅に停車するセマウル号

 

 臨津江の駅前で民間人立入統制区域内立ち入りの手続きをして、臨津閣や自由の橋を見物する。改札は、駅員ではなくて若い兵士が行い、乗車券とパスポートの点検、荷物のX線検査も受ける。列車は、一旦ホームの後端で停車して乗客を全員下ろし、前端に移動してくる。平日の、都羅山駅見学だけを目的とする列車であるので、乗客は6名だけである。列車は、自由の橋の横を通り、民間人立入統制区域との境界を超える。臨津江を長い鉄橋で渡り、乗車時間5分でピカピカの都羅山駅へ到着する。ホームに降りて、北方向を写真に撮ろうすると、兵士がとんできて制止する。知っていたけれど、駅と反対側は撮影禁止だそうである。それでも兵士の許可を得て、列車をメインにして北方向の写真を撮る。改札を出るときに、首からぶら下げるカードを渡される。構内の展示物などを見るが、行くところがない(どこにも行けない)ので、滞在15分、記念入場券を買って、他の見学者とともに乗ってきた列車でソウルに帰る。

 

都羅山駅から北朝鮮方向

 

都羅山駅

 

 ソウルから龍山に移動し、15時15分発、光州までの指定席券をもらう。一般席は大変狭かったので、追加料金を払って特室にする。改札時間が近づいたので、預けてあった荷物を取りにいく。指先をセンサーにつけて、指紋認証を受ける。ところが、何度試みてもエラーが出て扉は開かない。発車時間が迫ってくるので焦るが、開かない。連絡先が表示されるが、付近に電話もない。電話をしたところで、日本語はたぶん通じない。途方にくれながら、モニターの表示をよく見ると、番号がどうこうというハングルが表示される。預けた時に出てきた、レシートのような紙を見ると、何か番号が表示してあったので、これを打ち込むと、扉が開いてめでたしめでたし。

 

 龍山駅に到着するKTX

 

 ミネラルウォーターと菓子付きの特室は、座席も広くて、ゆったりしている。列車は大田操車場から湖南線に入り、ほぼ定刻の18時10分に6年ぶりの光州に到着。






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