このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  上海の水郷古鎮 嘉定jia ding
                                         2006年6月3日
     
江南の古鎮水郷 HOME

嘉定が古く歴史ある街である事を、南北と円形に作られた水路・石畳の道路と城壁跡が物語っています。その嘉定で5年間仕事をしながら、地元の歴史をあまり知りませんでした。上海三十古鎮の消し込みも兼ねて、自転車で嘉定の古い街並と歴史ポイントを散策しました。
 
水路と石橋

徳富橋 南北の水路の合流地点にあります

先ずは水路と石橋ですが、小さな古鎮水郷に比べると、水路に生活感がなくなっています。

東西南北にある水路の周辺は工事中といった状況で、古い街並が大きく変わりつつあります。現在の工事地点は南門、城中街周辺です。

これが完了すれば南半分の歴史ある地点は立派な観光地として生まれ変われるか? 観光地に無理ととしても地域住民の憩いの場所として残されると思います。



兵興橋  匯龍澤の入り口です

工事中の新橋 右側は博楽広場

秋霞圃前の橋
 

太平永安橋
南門nan men

工事中の南水関(南側の水門)

中国でいう城とは都市の事ですが、昔はどこの城も大きな城壁と水路で囲まれていました。嘉定の街も回りに水路があり、今でも南門と西門にその名残りがあります。

嘉定の街の南入り口は「南門」からですが、ここに古い城壁と水門があります。城壁周辺は整備が完了し水辺の公園になっています。水門周辺は工事中で「南水関」には行かれませんでした。




公園入り口 

少しばかり残っている昔の城壁

これは何か?

南門吊橋の東側は工事中ですが、西側は整備が完了し一般に解放されています。周辺は公園になっており、今でも蔦にからまった昔の城壁を見ることが出来ます。

西安なんかに比べると微々たる物ですが、近くにこんな物があったのかと感心する次第です。南門関の完成が楽しみです。





昔ながらの南大街(城壁の外側)
 

南門吊橋 残念ながら、今は吊橋ではありません
西門   xi men
西門の周辺は整備が終わり、綺麗になっていました。

西城河街からの展望

西門関の内側

今でもわずかに残る西側城壁
 

近くにある古い民家
法華塔fa hua ta

博楽広場より
 

南大街より


孔廟gong miao

孔子廟の入り口はどこも同じ

何処の都市に行ってもあるのが「孔子廟」 日本で言えば「天満宮」みたいな物で学問の神様’中国では孔子様)が祭られている所です。

日本の天満宮と同じように、受験生が「合格祈願」のお札を木にぶらさげています。

ここは孔子廟だけでなく、科挙博物館もあり、昔の科挙に関する資料類が展示されています。

孔子廟

入り口にある碑

孔子廟内部 
 

科挙博物館
匯龍澤  hui long tan
匯龍澤は明代の万歴十六年(1588年)に作られたとチケットに書いています。

入り口のタダで入れる門

獅子の顔が面白い

正式な門 ここは5元

玉虹橋と嘉楽亭

百取朝風台
 

天井がおもしろい
秋霞圃  qiu xia pu

秋霞圃入り口
秋霞圃は江南の古い「園林」 民代の弘治十五年(1502年)に建設され、1987年に全面公開が開始されました。

城隍廟と沈氏園など三つの園で構成されています。城隍廟とは、直訳「城(都市)の皇帝を祭るところ」上海で「城隍廟」と言ったら豫園になります。 

由明代龚氏园、沈氏园、金氏园和城隍庙合并而成

城隍廟 城(都市)の皇帝を祭るところ

碧光亭と碧梧軒

城隍廟内部
  

中国の寺はこんなのが多い
あとがき
少しは歴史の事を書こうと思って中国語のHPを調べて見ましたが、あまり情報がありません。調べ方が悪いのか? 情報不足なのか? よくわかりません。 
一般的にいうと、中国は歴史情報が少ないのではないでしょうか。 日本と比べながらいうのはあまり好きではありませんが、日本の場合、田舎の町でも好きな人がいて歴史を調べたりインターネットに掲示したりしています。地元の図書館で調べるしかないか・・・・

 
上海嘉定区情報
Digital Photograph  hama's 以前に嘉定区に駐在していたらしい 

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