このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

熊野古道 大峰山

三上ヶ岳 17.04.27
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大峰山2日目は、いよいよ山上ヶ岳登山だ。 昨夜は明け方まで雨が降っていたが、だんだん天気が良くなってきたので、一番ポピュラーな清浄大橋から山上ヶ岳へ。 まだシーズンオフで山小屋も開いていなく静かな山歩きが出来た。 


毛又大橋近くに車を置きスタート
大峰山系の問題点は無料駐車場が少なく、ほとんどが有料で駐車料金は1日1000円。 前日、周辺を散策した結果、毛又大橋近くに駐車スペースがあったので、ここに車を置いてスタート。   

毛又大橋近くに車を置いてスタート

清浄大橋から登る
毛又大橋から谷川の横を通り、山上ヶ岳の正面登山口である清浄大橋へ。 清浄大橋を越えると「女人結界門」 修験の山「大峰山」ならではの景色である。
一番ポピュラーな登山口である清浄大橋

女人結界門を抜け山上ヶ岳へ

杉林の中を行く
女人結界門を過ぎると、立派な杉木立が続く。 英彦山の杉も立派だが、ここの杉林もよく手入れされている。 しばらく行くと小さなお堂があるが、中に安置されていた役の行者像は盗まれてなくなっていた。 

立派な杉林の中を行く

役行者像が盗まれたお堂

一本松茶屋
山上ヶ岳登り道の一番下にある茶屋が一本松茶屋である。 ここにある茶屋の特徴は「ウォークスルー」 なかなか便利が良い休憩所だ。

一本松茶屋に到着

中はウォークスルーになっている

講の張り紙が多い

尾根道をめざして登る
お助け水まで行くと、まだ雪が残っていた。 尾根道の雪が気になるが、最悪行ける所まで行けばいいか。 ここのお堂にあった役行者像も盗まれているようだが、こんな歴史的遺産がだんだんと減っていくのは悲しい事だ。   

お助け水  ここも役行者像が安置されていたが盗まれたようだ  

遭難碑  大峰山系は遭難者が多いようだ 入口にも2名の不明者の捜索願があった

洞辻茶屋
尾根道に到着し、しばらく歩くと洞辻茶屋に着く。一本松茶屋とおなじウォークスルーであるが、なかなか立派な作りだ。 

洞辻茶屋  

ここもウォークスルー

陀羅尼助茶屋
次は陀羅尼助茶屋、登山道にこれだけ多くの茶屋があるのには驚きだ。 壁には多くの張り紙や木札があるが、それだけ大峰山詣での参拝客が多いという事か。 どんな人達が参拝しているのか見てみたい気がする。

陀羅尼助茶屋

ここもウォークスルー

木札がいっぱい

尾根道を行く
陀羅尼助茶屋を過ぎてしばらく行くと、道は二手に分かれていた。 左は険しい行者道、右は木製階段が多い道。少し雪が気になったが、面白そうな行者道を登る。

ここも陀羅尼助茶屋の一つか?

北側斜面の行者道を行く

まだ多くの雪が残っている

鐘掛岩が見えて来た

等覚門
修験道では、行者が大峯山寺に参拝するまでに発心門、修行門、等覚門、妙覚門の4つの門があると言われている。 ちなみに発心門と修行門は吉野にあり、妙覚門は大峯山寺の山門である。

等覚門

塔婆みたいな碑が多い

西ノ覗岩
大峰山の有名な行場「西の覗」 岩場の上から頭を逆さにしてロープで吊るして肝試し・・・ 下は断崖絶壁のため相当な恐怖感があるらしい。

西ノ覗岩に立ち寄る

西ノ覗岩から洞川温泉を望む

大峯山寺
大峯山寺や近くにある宿坊は、まだ開いていなくて静かなものだ。 頂上で休憩していると2人組が来たので、レンゲ辻方向の状態を聞くと、まだだいぶ雪があるとの事。レンゲ辻へ下る予定だったが、引き返す事に決定!!

大峯山寺への参道

大峯山寺の山門である妙覚門

大峯山寺  戸開式は5月3日だそうだ

山上ヶ岳頂上  お花畑となっているが笹の広場だった   

帰りは少し遠回りして五番関に下る
五番関に着くと、一人の流ちょうな日本語をしゃべる欧米人が休んでいた。話を聞くと、日本で仕事をしているフランス人、大峰奥駈道を4日間で縦走するという強者。 午後に吉野を出発し、3時間強でここまで着いたとの事。

ブナの尾根道を行く

五番関の女人結界門

五番関トンネル前に下る
五番関から急坂を下ると、五番関トンネル前の登山口に到着。ここからは林道を30分程度歩くと毛又大橋に辿り着く。 今日は山上ヶ岳の頂上で2人組、縦走路で奥駈道縦走の単独者3名に出会っただけの静かな山歩きができた。  

五番関トンネル入り口が見えて来た

五番関トンネル

天の川温泉
寒くてあまり汗は出なかったが、山から下りると温泉だ。 洞川温泉から少し下った所にある天の川温泉へ。 表示を見ると源泉の温度は16℃ 温泉というより冷泉ですね。 木をふんだんに使った建物で気持ちの良い風呂でした。

天の川温泉

誰もいなかったので浴槽も撮影

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