このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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兼ねてから探していた如意輪観音の場所が見つかったので、諸田山御田植祭に行く前に豊後高田の石造物巡りをして来ました。 里山の中に名もない石造物が数多くある事を再認識した1日でした。 | |||||||
■如意輪観音 | |||||||
やっと見つけた豊後高田の如意輪観音・・・ 妖艶な姿で微笑んでいるのか? 思いにふけっているのか? 初めての如意輪観音に感動です。 | |||||||
やっと見つけた如意輪観音 | |||||||
妖艶な姿をしています | |||||||
微笑んでいるのか? 思いにふけっているのか? | |||||||
■如意輪観音近くの庚申塔 | |||||||
如意輪観音の近くに壊れかけた石段があり、登って見ると祠があったのか? 瓦が散乱し、近くに朽ち果てた石造物がありました。良く見ると真中から折れた古い庚申塔 だんだんと人知れず朽ち果てるのかと思うと残念です。 | |||||||
竹藪の中に朽ちた石造物 | |||||||
朽ちかけた庚申塔 残念がら半分に折れています | |||||||
■無動寺16羅漢 | |||||||
次は近くにある無動寺へ行き、裏山の16羅漢に立ち寄って来ました。 いつも思うのが、この独特の顔・・・ どんな思いで彫りこんだのでしょうか? 国東半島は春の芽ぶきが始まっていました。 | |||||||
無動寺裏の16羅漢 | |||||||
春の芽ぶき | |||||||
■一ノ払にある石造物 | |||||||
長岩屋から黒土に左折する所にある一ノ払にいろいろな石造物があったので立寄って来ました。旧道の横に古い道標、庚申塔、お地蔵さん・・・ 国東の良さが見られる景色です。 | |||||||
旧道の横にありました | |||||||
古い道標 左は”くろつち” 右は”みはた” | お地蔵さんと庚申塔 | ||||||
■長岩屋山衹神社 | |||||||
天念寺の前にある山衹社の仁王像を探していましたが、近くの人に聞いて辿り着いたのは長岩屋山衹神社でした。 | |||||||
長岩屋山衹神社入口 | |||||||
山衹神社 | |||||||
吽形 | 阿形 | ||||||
■梅遊寺 | |||||||
諸田山神社の帰りに梅遊寺に立ち寄って来ました。入口を見つけるのに苦労・・・ 近くの人に道を聞き、犬に吠えられウロウロした結果、やっと辿り着きました。 山門の仁王像はだいぶ痛んでいますが、初めて見る顔付きに感動です。 | |||||||
梅遊寺山門 「不許葷酒入門」 酒気帯び入門禁止か・・・ | |||||||
仁王像 阿形 | |||||||
仁王像 吽形 | |||||||
■あとがき | |||||||
如意輪観音は「あらゆる願いを叶えてくれ、財産をもたらしてくれる観音様」ですが、以下のような特徴があります。 ・如意宝珠と輪宝を持っている ・二臂と六臂があるが、石作りは二臂が多い ・右膝を立てた輪王座が多い ・頬杖をついている インターネットで各所の如意輪観音を調べて見た結果、ここの如意輪観音が一番妖艶だと思います。 国東の各地で同じような形をした如意輪観音を見ることができますが「格」が違います。 石造りの何の仏像は判断するのが難しい。 如意輪観音の場合、六臂が中心ですが石造りの場合は二臂が多いようにあります。 六臂の場合、如意宝珠と輪宝を持っていますが、二臂の場合はありません。 当然の事ですが石作りの場合は、あまり細かく表現できないので、だいぶ手抜きをしているようです。 二臂の如意輪観音は弥勒菩薩に似ていますが、一番大きな違いは「頬杖」だと思います。 弥勒菩薩は頬杖でなく、指先を頬に少し当てているだけとなっています。 ネットによると、石造りの如意輪観音は女性の墓が多い・・・ とありましたが、裏側を確認してみると「寛政3年 ***信女」と彫りこまれていました。 |
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