このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

  江南の水郷 西塘  xi tang
                                         2005年5月7日
生活着的千年古鎮−西塘   
江南の古鎮水郷 HOME

連休8日目の5月7日は浙江省にある西塘に行って来ました。今年の5月連休は周庄・朱家角・西塘と3つ目、一見どこも同じかなと思って良く見ると、それぞれ特徴がある事がわかります。西塘は周庄・朱家角に比べるとあまり有名でないのか? 連休も終り頃のためか? 観光客は少なく、おかげでのんびりした観光ができました。
 

八万人体育場の2号門から出発
 

西塘地図 
■西塘街並み

廊棚 天井の付いた回廊が全長1300mある
西塘の街並みを見ていると、他の水郷にない特徴がいろいろ見つかりました。
一つは「廊棚」長い屋根付きの廊下みたいな通路です。西塘地方は昔から雨が多いため、雨の日でも濡れなくて行き来できるようにと作られたとの事です。

二つ目は、何処からでも水路に行けるように水弄(水辺にぬける狭い路地)が作られている事です。洗い物等の生活はもちろんの事、交通の手段は水路が中心となっていた事が伺えます。

三つ目は弄堂 long tong狭い路地が多い事です。この中でも一番有名なのが「石皮弄」なんと幅0.8mの路地です。面白いのは、その路地の上に渡り廊下があったりする事もあります。

江南瓦当陳列館入り口から

西街入り口

奥は小さな画廊

弄堂

路地の上は渡り廊下

割れた瓦が落ちてこないのか?
 

村の床屋
水路と石橋

環秀橋  1581年製 西塘で最も古く最も高い
上海周辺の水郷は周庄・朱家角・七宝と4つ目ですが、ここの水路が一番綺麗でした。もちろん日本の谷川の水とは比べられるものではありませんが、魚も住めないような川しか見ていないので新鮮です。

川底には水草があり魚が泳いでいるのが見えるし、今でも村のおばあちゃんは野菜を洗っています。何処の家の裏にも水路に下りる階段が付いていて、今でも水路が生活の全てという感じの村です。

「生活着的千年古鎮−西塘」 日本語では「生きている千年歴史の町−西塘」 この言葉にぴったりの水郷です。こんな所に住んでいると、車がほしいとか思わないでしょう。


臥龍橋 村はずれの石橋

水寧橋

送子来風橋 屋根付き まるで家みたいな橋です

万安橋 ただの田舎の石橋

のぞかです

観光船もお客が少ない

各家からは水辺に階段がついています
  

おばあちゃんは川で洗い物  少しは水が綺麗です
西塘の食べ物
各水郷にはそれぞれ特徴がありますが、一番の違いが目立つのは食べ物だと思います。西塘の食べ物は「豆菓子・野菜の干物・粉蒸肉」のようです。粉蒸肉は粽子とほとんど同じですが、砕いたもち米を使っています。但し、味は朱家角とは全く違っています。どっちかと言うと朱家角の粽子が美味かった。
 

西塘特産の豆のお菓子 甘いのと辛いのがある

これは何かの野菜をスライス、煮付けて干した物らしい

粉蒸肉 粽子に似ている
 

粉蒸肉はこんなもの あまり美味くなかった
帰りのバスは3時半でした


10時前に着いて帰りのバスは3時半出発予定なので西塘滞在時間は正味5時間以上ありました。
全部を見て回る体力はないし、そう面白い所もないし・・・あまりにも時間がありすぎて
退屈なので、お土産や行って値切り交渉で時間稼ぎです。

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