このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 草ヒロトミカシリーズ


作業前の写真がありません
トミカリミテッド ビンテージ いすゞ ベレット1300 セダン 66年式
  


意外な車種選択が嬉しいトミカリミテッド・ビンテージからリリースされた、意外すぎるベレットセダン。しかも何を思ったか4種類の年式/グレードと濃いバリエーション展開です。

サクッとユーザーの先を行く商品展開はトミカのブランドあってのことでしょう。「しらない車種だけどトミカだから買う」というコレクターに支えられていると思います。

一台一万円近くするアンチモニーの1/43高級ミニカーでは採算も売れ行きも伸びなかったでしょう。

塗装の過程1


作業手順は前回の クリッパー と同じです。ダイドーのミニカーからグリルとバンパーを移植、ボンネットを黒くして、「セダン1600GTR」という架空モデルを作る構想もありましたが、流れました。

窓ガラスとバンパー、タイヤ(は撮影後に)、マスキングして艶消しクリアー+白、を吹き付けます。
塗装の過程2

違いがわかりませんが艶消し塗装後です。上の写真と見比べるとウインカーの色が淡くなってますね。

今回はサビサビのグサグサにしたかったので、窓ガラスも汚すことにしました。そのため、ヘッドライトとタイヤに塗ったマスキングゾルは残し、窓ガラスとバンパーのマスキングテープを剥しておきます。

妙なバンパーの出っ張りは当てゴムの表現のようですが、66年式には本来付かないようです。
錆の研究


何年か前に、ちょうど同じ年式のベレットセダンの廃車体を撮影していました。割れたガラス、ひん曲がったミラーと散々なコンディションですが、錆びは控えめで、模型で再現するには物足りません。

結局、他の廃車体写真を参考に塗りました。

JADA TOYSのミニカー “FOR SALE”シリーズ も少し意識しました。アメリカ人も錆びとか好きですね…。日本で市販ミニカーが錆び始めるのは、何年先のことになるでしょうか。
Crush! Bonsai風味


今回も、こんがりとした錆びかたにしました。

コケが付着して黒ずんだような廃車体はあまり好きではないのです。よく見るとナメクジの這った跡があったりして…。

ボディ上面のほか、窓ガラスの周囲、ドア裾、ホイールオープニング、ドアシルなど実車で錆びがちなところに錆びペイントしています。窓ガラスは埃で真っ白になった感じにしました。垂れた錆びはエアブラシのガンを絞って描き込んでいます。

解体屋の風景


例によってHongwellのベンツ300SLの鉄チンでキャップ紛失を再現。黒い鉄チンがブレーキダストで錆びたような色に塗装したら、とてもリアルになりました。

120クラウンのジャンクトミカの上に積んでみたら、なかなかいい感じです。しかしジャンクトミカの自然なヤレ感にはなかなか及びません。

窓が開いた放置車、ってものすごく「可哀想」なので、本当はガラスを入れてやりたかったです。

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