このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
Linux ちょこっとTips
ここではLinuxに関するちょっとしたことを紹介していきます。
Tips一覧
Windowsで作成したファイルがLinux側で変に表示される
テキストファイルの文字コードを知りたい
コマンドプロンプトやターミナルで鳴るビープ音を消したい
コンソールの解像度を上げたい
MBR(マスターブートレコード)を元に戻したい
Windowsで作成したファイルがLinux側で変に表示される
これはWindowsとLinuxで扱う文字コードと改行コードが違うためにおきる現象です。
Windowsでは通常
S-jis、CR+LF
ですがLinuxでは
EUC、LF
という文字コード及び改行コードを使用しています。これを直すには
nkf
コマンドを使用します。
・s-jis、CR+LFのファイルをEUC、LFに変換する
# nkf -ed abc.txt > abc2.txt
-e:文字コードをEUCに変換する
-d:改行コードをLFにする
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テキストファイルの文字コードを知りたい
作成される文章は基本的にWindowsはs-jisでLinuxはeucです。これを共有する場合などどのファイルがどんな文字コードなのか知りたい場合があります。
この場合
kcc
コマンドを-cオプションをつけて使用します。
# kcc -c abc.txt
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コマンドプロンプトやターミナルで鳴るビープ音を消したい
よくプロンプトでバックスペースを押しつづけたり、コマンドを展開しようとするとピッピ!ピッピ!鳴るときがあります。四六時中鳴らせておくのもなんですのでビープ音を消す方法を紹介します。
まず
/etc/inputrc
ファイルをユーザーのホームディレクトリに
.inputrc
と名前を変更してコピーします。そして以下の一行を追加します。(RedHatなんかではすでにコメントアウトされて登録されてますのでコメントアウトをはずします。)
set bell-style none
編集が終了したら一度ログアウトして再度ログインします。これでコンソールのビープ音とは無縁な関係となります。
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コンソールの解像度を上げたい
ノートパソコンにLinuxを入れて使用しているとこんなソールの解像度が低く情報が一度に表示しきれないことが多々あるかと思います。そんな時のために画面の解像度を上げる方法を紹介します。
これはGrub.confまたはlilo.confを編集することで実現できます。それぞれのKernel行の一番後ろに
vga=<数字>
と付け加えリブートします。これにより起動後は指定した解像度になります。
・解像度と指定する数字の対比表
数字
解像度
771
800*600(256色)
773
1024*768(256色)
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MBR(マスターブートレコード)を元に戻したい
Linuxでliloなどを入れている場合Linuxをアンインストールしてもliloだけ残ってしまう場合があります。
この場合Windowsだけの環境に戻ってもいちいちliloが起動してきます。そこでlilo自体を消しMBRを元の状態に戻す方法を紹介します。
1.まず起動ディスクを立ち上げDOS環境にします。
(Linuxで作成した起動ディスクは使用できません。必ずWindowsかDOSで作成したものを使用して下さい。)
2.プロンプトが表示されたら次のコマンドを実行します。
fdisk /mbr
終了したらフロッピーディスクを抜いてマシンを再起動すればliloは消えMBRが元に戻りそのままWindowsが立ち上がります。
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