このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ホームページ製作前史

このサイト、突然思い付いて作ったものではありません

その起源は1978年にさかのぼります

このサイトの製作に至るまでのホームページ作者の

長崎の路面電車の研究の歴史を紹介します

−路面電車−長崎電気軌道歴史 

昭和53年(1978年)9月 B5判19ページ 手書き

3ページ写真、6ページ記念切符紹介、10ページイラスト+文章

まだまだ「本」とは言えない「ノート」そのものですが、これが全ての始まり。

小学校最後の夏休みの自由研究として製作したもの。内容は小学生レベルなので、ほとんど資料の丸写しで、資料価値はありませんが、この時感じた「長崎の電車の歴史を1冊の本にまとめたい」という目標がこのサイト製作まで26年に渡り受け継がれているのです。

改訂版−路面電車−長崎電気軌道 

昭和55年(1980年)10月 A4判122ページ 手書き

中学2年生で製作した1冊。やっと本らしいスタイルに。内容は長崎電気軌道の五十年史をベースに独自に取材したものも含め「路面電車のしくみ」「電車」「連絡船」「バス」「資料室」「乗車記」「切符」「歴史年表」という構成。長崎電気軌道を様々な角度で紹介しようという1冊、この年の夏休みには「軽快電車2000形」が登場。ひと夏、毎日のように長崎電気軌道の電車資料室に通って電車について学んだ、長崎電気軌道とのおつきあいもこの時始まったもの。

※この間も国鉄や私鉄などの「手書き本」5冊を製作

長崎の電車博覧会 

昭和56年(1981年)4月 B5判48ページ 手書き コピー配布30部

前作をベースに「コピー配布」を前提に、コピーしやすい仕様、ページ数に再編集し直したもの。内容は「車両史」に特化、やはり長崎電気軌道の五十年史をベースとしながらも、1ページ、1形式紹介とし、イラスト、緒元表に紹介文を「誕生」「特徴」「その後」と分けてフォーマット化するなど、6年後に出版することになる「長崎の路面電車」そして当サイトの基本型がこの時点で既に完成していた。これを将来出版したいという夢は膨らむ一方だった。この本は入会したばかりの「長崎路面電車の会」で配布された他、初めて鉄道雑誌でも紹介され、全国から注文があった分をコピー、手作り製本で製作・実費配布している。 ※昭和56年3月27日付長崎新聞朝刊で紹介される

長崎電鉄バス博覧会 

昭和56年(1981年)5月 B5判48ページ 手書き コピー配布20部

「長崎の電車博覧会」のバス編。かつて長崎電気軌道に存在した「バス部門」の「車両史」を電車編と同じフォーマットで扱ったもの、しかし、バスへの知識不足もあって、長崎電気軌道の五十年史の原文にそれほど加筆することができず、再編集程度にとどまっていた。これも鉄道雑誌を通して、全国から注文があった分をコピー、手作り製本で製作・実費配布している。

長崎の電車連絡船−18年史− 

昭和56年(1981年)1月 B5判48ページ 手書き コピー配布10部

「長崎の電車博覧会」の船編。かつて長崎電気軌道に存在した「連絡船部門」を紹介。「歴史」「運賃」「航路」「船紹介」で構成。これも鉄道雑誌を通して、全国から注文があった分をコピー、手作り製本で製作・実費配布している。

※この間、私鉄や列車の旅をまとめた本3冊を製作

長崎路面電車の会機関誌Nライナー 

昭和57年(1982年)9月創刊 A4判 手書き 会員に無料コピー配布約20部

これまでの「手書き本」の実績を活かして、昭和57年(高校1年生)に1200形のデビューを機に創刊したのが、所属する「長崎路面電車の会」の機関誌(2号目より「Nライナー」)。ほぼ月刊で製作、多い時は30ページ以上のボリュームがあった。3年程発行したところで、後輩に編集を譲ったものの続かず、残念ながら現在は存在しない。

さすがに高校生の製作となると、取材力も増すもので、これまでの年史からの引用は少なく、逆にニュース性、資料性の高い内容となり、今でも資料として役立てている。当サイトにもこの特集内容を取込んでいく予定です。

※当サイトにて、全ページ公開中ですクリック

長崎電軌現役車両1984 自主流通 780円

初版 昭和58年(1983年)12月発行 B5判50ページ 手書き・希望者にコピー実費配布

改訂版 昭和59年(1984年)10月発売 B5判54ページ ワープロ文字・印刷 300部

これまでの「形式」に焦点を当てた本とは異なり、電車通学をしていた当時、せっかく乗車するなら…と始めたのが、現役の全車両を対象とした「完全乗車」「完全撮影」、そして路面電車ならではの1両ごとの違いを調べあげた「現役車両」に焦点を当てた本。調査、撮影に1年5ヶ月をかけた高校時代の代表作。あまり知られていないが、実はこれまでの「手書き本、コピー配布」の初版が存在し鉄道雑誌を通じて希望者に配布。改訂版は、これをワープロ文字に置き換えて、内容、写真を更新。更に初の印刷製本の上、長崎市内の書店で販売した。初の「出版」形式を取った記念すべき1冊。何と2ヶ月で完売した。

長崎県立図書館 所蔵 ※新聞、テレビでの紹介多数

長崎の路面電車 発売長崎出版文化協会 1200円 

昭和62年(1987年)12月発売 B6判158ページ ワープロ文字・印刷 2500部

1978年に始まって、これまで3冊に渡り「手書き本」スタイルで製作してきた、長崎電気軌道の「車両史」の出版の夢を現実にした1冊。「長崎電軌現役車両1984」の成功を受けて、いよいよ「本命」の出版にこぎつけた。いわゆる「自費出版方式」であるが、前作同様、周辺の協力を得て自己資金なしで出版。また、長崎県内は発行元からの書店流通となった。この本で初の「記者会見」を体験し、全社の新聞で紹介された他、取材が相次いだ。初めて東京の書店でも販売、その数は長崎での売り上げを上回った。また、長崎電気軌道の電車営業所での販売や作者自ら、長崎駅前電停ホームでの販売も行った。出版記念号として168号が長崎市内全線を走行した。

長崎県立図書館交通科学博物館図書室長崎大学附属図書館   九州鉄道記念館 所蔵、その他長崎市内学校図書館にも所蔵多数

長崎市における現代都市交通機関としての路面電車の将来像を求めて−欧州・中国・日本の旅から−

平成元年(1989年)3月発行 A4判200ページ ワープロ文字 非売品

「長崎の路面電車」を出版した翌年、一気に海外5カ国の路面電車を視察するチャンスが訪れた。これはその視察と、この間回ってきた全国各地の路面電車と長崎の現状を比較研究、これまでの「趣味的観点」ではなく、大学で学んでいた「都市交通としての路面電車」という観点で、長崎の将来へ向け、様々な提言を行った卒業研究論文。

当時としてはこうゆうテーマでの卒論は珍しく、新聞、テレビからの取材を受け、特にNHKでは夕方のローカルニュースで特集として紹介された。

※昭和63年度 日本建築学会 九州支部長賞 受賞論文

そして、2004年3月1日ホームページとして新たにスタートした訳です。

 

※当サイトの「 歴代全形式データベース 」は1987年出版の「長崎の路面電車」、1984年出版の「長崎電軌現役車両1984」及び「Nライナー」各号の内容を融合させ、新たな取材内容も含めて製作しています


■各書籍の図書館収蔵状況

長崎県立図書館 …「長崎電軌現役車両1984」「長崎の路面電車」各2冊が本館(貸し出し可)、郷土館(貸し出し不可)にそれぞれ収蔵されています。

※JR西日本  交通科学博物館  図書室(大阪)…「長崎電軌現役車両1984」「長崎の路面電車」を寄贈していますが、現在では「長崎の路面電車」のみ収蔵されているようです。

※交通博物館 図書室(東京)…「長崎電軌現役車両1984」「長崎の路面電車」を寄贈していますが、収蔵状況は不明です。

※その他長崎市内の学校(大学、高校、小中学校)図書館からも多数収蔵購入希望があり、寄贈していますが、現在の収蔵状況は不明です。



 当サイトは3つのサイトで運営しています合わせてごらんください
ニュース、公式情報、特集など
最新情報はこちらから


長崎の路面電車
総合TOPページ
創業時から90年の全形式

長崎の路面電車
歴代全形式
データベース
1984年と2004年の現役全車両

長崎の路面電車
現役全車両
データベース1984/2004

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください