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春の大会、1回戦を圧勝した朝日学園。
しかし2回戦の相手は強豪の江戸橋高校だ。
試合前日、部員全員でミーティングが行われた。
福永「やはり浦島は使うべきですよ。」
ミド「しかし彼は事実上3分しか試合不可能ですよ。」
ファド「やはり一発逆転のシーカーか?」
レッシー「万一墜落したら大変なことになるデス。」
ソラオ「ワンポイントでチェイサーで使って得点を稼ぐとか。」
どうやら浦島の使い道でずっと話し合っているらしい・・・
それから3時間後、結局進展はなく、浦島は次の試合も出場させないことになった。
広池「結局次も補欠になるの?」
浦島「無理言うなよ。」
広池「あんたなら、3分以上出れるはずだよ。」
浦島「それができたらなぁ・・・・」
翌日
実況「さあいよいよ2回戦が始まります!朝日学園高校対江戸橋高校!
注目は何と言っても江戸橋のチェイサー俵選手!
機動力と制御力がウリです!」
試合始め!
実況「さあ試合が始まりました!俵がクァッフルを受け取った!早くも攻勢に入る!残り100を切った!追いつけない!50!40!30!20!10!シュート!!」
ゴォーーーール!!
実況「江戸橋高校、早くも先制!!」
ミド「津、強すぎ・・・・」
ファド「なんていう素早さだ・・・」
実況「さて塚本がクァッフルを手にした!しかし背後に俵が迫ってくる!塚本は伸びない!そして俵が奪った!そしてそのままゴールに向かった!さあもう残り50!40!30!20!10!」
村田「ソラオ!セーブしろ!」
俵「無駄だぁ!」
投げたクァッフルがソラオの顔面に直撃!
村田「よし!よくやった!」
だが、ソラオの顔面に直撃したクァッフルは放物線を描いてゴールに・・・
ゴォーーーール!!
実況「またしても俵だ!」
このあとも俵の集中攻撃に遭い、80対0・・・
村田「もはやこのメンバーでは戦えん!」
村田監督は選手交代のサインを出した・・・
選手交代
レッシー→浦島
ソラオ「浦島だ!」
レッシー「遂に出タナ、秘密兵器・・・・」
浦島はあの精霊の力を持った箒に乗ってグランドに現れた・・・
サポーター「ゴー!ゴー!浦島!ゴー!ゴー!浦島」
浦島「取り敢えずあと70点だ!」
ファド「でも有力な防衛法もないのに!」
浦島「いいから何としても死守するんだ!」
しかしその後も次々と俵にゴールを奪われ・・・・もう110対0に・・・
ピコンピコンピコンピコン・・・・
浦島の箒のランプが点滅し始めた・・・・
浦島の箒の精霊エネルギーは、試合中では急激に消耗する。
精霊エネルギーが残り少なくなると、カラータイマーが点滅する。
そしてもしカラータイマーが消えてしまったら・・・
浦島は二度とクィディッチをする力を失ってしまうのである。
がんばれ!浦島太郎!残された時間はあと僅かなのだ!
浦島「くそぉ!あと1分だ!」
浦島は必死でスニッチを追っていた・・・・
実況「浦島は急加速!スニッチまで距離が近いぞ!のこり10!5!4!」
浦島「今だ!!!」
浦島はスニッチを掴んだ・・・・
ピピーーーッ!!
試合終了!
朝日学園、勝利!
ミド「やったぁー!」
ファド「勝った勝った!」
俵「畜生・・・」
浦島「クィディッチはシーカーが全てなのだ!」
続く
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