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阪南市などでの汚水処理プラントでの談合問題が明らかになるにつれ、八幡市を含む3市3町で構成する城南衛生管理組合においても、日立造船がほぼ独占的に受注している、談合の指南役を務めた日本環境衛生センターが工事監督業務などを引き受けている問題があり、他人事ではすまされない問題に発展してきました。これまで、入札制度の改善、日立造船の独占的受注、日本環境衛生センターの関与などを追及してきた立場から、4月21日に、日本共産党議員で衛管議員に選出されている宇治、城陽、八幡、久御山の5人で談合防止で申し入れをしました。その大要を紹介します。
*日本環境衛生センターへの業務発注をめぐる城南衛管議会でのやり取り
◇申し入れ内容
2006年4月21日
城南衛生管理組合
管理者 久保田 勇様
城南衛生管理組合議会議員 飯田 薫
同 坂本 優子
同 巽 悦子
同 水谷 修
同 山本邦夫
さて、大阪地検特捜部が、し尿処理施設の入札にかかわって、談合を繰り返していたとして、プラントメーカーや厚生労働省・環境省所管の財団法人「日本環境衛生センター」などを捜索しました。また、近日中に立件される、などと連日報道されています。報道によれば、コンサルタントの設計に貢献したメーカーが受注の権利を得る「汗かきルール」になっていること、「日本環境衛生センター」が談合の“要”としての役割をはたしていたこと、業界談合組織「NS会」で相互監視をしていたこと、など業界ぐるみの談合体質が問題になっています。
嫌疑対象のプラントメーカーや「日本環境衛生センター」が「クリーン21長谷山」の建設事業にかかわっています。また本組合は、「クリーン21長谷山」運転業務委託の入札説明会を昨日(20日)に開催し、5月12日10時30分から入札を行うこととしています。
ついては、「クリーン21長谷山」の業者選考(入札)に関し、下記のことを申し入れるものです。ご検討いただき早急にご回答いただきますようお願いいたします。
記
1、 本組合のこれまでの工事・入札などに問題がなかったのか、あらためて調査・公表すること。
2、運転管理業務委託の入札について、入札日までに立件され指名停止になってもならなくても「談合疑惑」にかかわっている業者やその関連会社を入札から除外する措置を行うか、もしくは、一連の真相解明のうえで、公正で適正な入札を執行するなど、「疑念」が発生しないように対処すること。
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