このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


鹿児島市交通局


鹿児島駅前

1.概要

 日本最南端の路面電車は、桜島を望む鹿児島市内を走っています。この地でも一時、路線は縮小傾向にありましたが、現在では安定しています。一時、谷山電停をJR谷山駅前まで延長する計画も検討されましたが、残念ながら実現しませんでした。こちらの路線の特徴としては、谷山から郡元までJR線に平行するように走っていますが、利便性から市電の利用者の方が多いようです。九州新幹線の鹿児島中央(西鹿児島を改称)乗り入れにあわせて、駅前電停を駅舎側への移設工事が行われました。

2.路線概要

 谷山から涙橋の手前までは専用軌道となり、その他は併用軌道です。併用軌道区間では、すべてセンターポール化が行われています。

3.車両

500形501
500形501 鹿児島スタイルのオリジナル車。旧標準色に塗られている。(鹿児島駅前にて)
500形504
500形504 こちらは新標準色。(南鹿児島駅前にて)
600形611
600形611 こちらも鹿児島スタイルのオリジナル車。(交通局前?にて)
ビール電車
600形605 ビール電車となっている605。(交通局車庫にて敷地外より撮影)
2100形2101
2100形2101 地元JR九州鹿児島車両所製の車両。(鹿児島駅前にて)
2110形2111
2110形2111 こちらも鹿児島車両所製だが幾分スマートなデザインになった。姉妹都市ナポリ。(鹿児島駅前にて)
2110形2112
2110形2112 姉妹都市パースの名前がつけられている。(交通局前にて)
2110形2113
2110形2113 姉妹都市長沙の名前がつけられている。(郡元にて)
2120形2122
2120形2122 見た目2110形との区別はつかない。兄弟都市鶴岡の名前がついている。2121は、マイアミ。(南鹿児島駅前付近にて)
2130形2131
2130形2131 2120形とは製造年がちがうだけのようである。大垣の名がついてる。(鹿児島駅前にて)
2130形2132
2130形2132 2110形のシリーズの中での広告車。(鹿児島中央駅前にて)
2140形2141
2140形2141 これも2120形とは製造年が違うだけ。都市の名前がつけられた車両は広告車とならないようだがこちらは都市の名がつかないので広告車となっている。(鹿児島中央駅前にて)
9500形9512
9500形9512 800形の機器をを使いアルナ工機で車体を新製した車両。現在最大勢力となっている。(南鹿児島駅前にて)
9500形9503
9500形9503 日中は500形や600形を見かけることはほとんどありません。(交通局前にて)
9700形9701
9700形9701 9500形と同じ車体であるがこちらは完全新製。(鹿児島中央駅前にて)
9700形9702
9700形9702 9500形と9700形はほとんどが広告車だが(鹿児島駅前にて)
1000形1013
1000形1013 アルナ車両製超低床車リトルダンサーシリーズの1つ。台車のある運転室車両の間に客室車両が吊られている。運転室は、我が国の路面電車の中で一番広いと思う。(郡元にて)
1000形1018
1000形1018 1000形の中でも新しいグループ、後側の入口が前よりになっている。(鹿児島駅前にて)
800形809
800形809 9500形の元になった車両で今はない。元は大阪市電。(鹿児島駅前にて)

4.運賃、運行

 後乗り、前降りで運賃後払いで160円均一になっています。回数券はICカード(ラピカ)で、1枚3000円でデポジットの500円が含まれていますが、初回発売時より10%のプレミアがつくので2750円分使えます。積み増しは、電車内でも可能で、1000円単位で行い、積み増し時にも10%のプレミアがつきます。このカードは、市電市バスのほか民営バスにも使え、空港連絡バスにも使えます。1日乗車券は、600円で市電と市バスに使えます。
 運行は、鹿児島駅前から交通局前を経由して谷山を結ぶ1系統と、鹿児島駅前から鹿児島中央駅を経由して郡元を結ぶ2系統が有り、高見馬場と郡元では互いに乗り継ぐ事が可能です。日中は1系統が6分毎に、2系統が6〜7分毎に運転されています。

(※ここに記載した内容は、2006年6月現在の内容であり、最新の情報は鹿児島市交通局にご確認ください。)


もどる

2006/07/02作成

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください