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Nikon D5100

 D5100
ニコンの下から二番目に位置するエントリークラスの1眼デジカメ。
普通にカメラ用レンズを付けて撮るなら選択肢はいろいろあるけど、「小型望遠鏡に実装し直焦点で気軽に撮る」という目的に限定すれば ニコンでは唯一無二の機材。
撮影時にピント拡大できるライブビューに、パリアングル液晶モニター、小型軽量、感度もISO6400+2段(実用は1600辺りまで)、もちろんM(マニュアル)モード付き。必須条件はクリア。 
望遠鏡用にはD3、D4でも代替えにはならない、至高?のデジ亀!
 
 Nikon D5100 
 現在、主力で使っているのはD200。
 入手は2006年のはずだから、既に5年、世代交代の早いデジカメでは既に旧型機だが、少々重い(D一桁と比べれば十分以上に軽量だけど・・・)ほかは不満も無く、D5100入手後も主力機の座は揺るがない。
 じゃ、何でD5100を?
 望遠鏡用です!
 D200、確かにいいカメラなんだけど、望遠鏡でのピント合わせが難しい。
 (あっ、D200様! D200様が悪い訳ではないですよ、あの偉そうにしているD3、D4の輩でも同じです。  どうかご機嫌を損ないませんように! m(_ _)m )
 そこでバリアングル液晶モニター搭載のD5100の登場!
 ライブビューと液晶モニターでビント合わせ時に拡大表示できるので格段と精度も上がるし、バリアングルなので無理な体勢をとらずに済み、また軽量なので望遠鏡本体の負担が減る! 
 ニコンFマウントではこれしかないので機種選択の余地は無し。

 しかし・・・ はぁぁ・・・、これで当分、超緊縮財政か・・
 
 
 D5100を選択した理由は・・
 本機最大の特徴、ライブビューの横開きバリアングル液晶モニター。
 以下、望遠鏡用として、どうしても欲しかった機能。
①.[必須] ライブビューができて、かつ撮影時のピント合わせも拡大できる事 ・・・ OK!
 (撮影時、ライブビューで目一杯拡大してピントの精度を上げたい。)

②.[必須] バリアングル液晶モニターが付いている事 ・・・ OK。 
 (いくらライブビューがついていても、バリアングルでないと望遠鏡の高度を上げた時、体勢が苦しい。) 

③.[必須] マニュアルの露出モードがある事。 ・・・ OK。
 (望遠鏡に載せる時、マニュアルモードが無いと、実質的に使えない。)

④.[必須] 軽量な事。 830gあるD200より軽い事。 バッテリーおよびSDメモリーカードを含み約560gなので、今より270g 軽くなる ・・・ OK
 (望遠鏡に極力負担を掛けたくないので軽ければ軽いほどいい。
 いくら高性能なD3sでも重いものはNG!・・・本当は高くて買えないだけ)

⑤.ISO1600、+1段の D200より高感度だといいな。 ISOは、6400、+2段  ・・・ OK
 (高感度まで実用として使えれば、露出時間をより短くできる。)

⑥.[必須] 暗い中でも使える操作性。
 最低限度、ライブビューへの切替えと画面の拡大・縮小は1操作でしたい
 ライブビューは・・・ モードダイヤル脇のレバー操作のみで、OK! 
 拡大は ・・・ 専用ボタンの1操作で、OK!

⑦.総画素数はD200の 10.2メガピクセルと同等以上・・・16.9 メガピクセル ・・・ OK  

その他
○ [必須] リモコンか、リモートコードが接続できること ・・・ OK 
 (当然、絶対必要不可欠) 

○ 必要不可欠ではないが、セルフタイマーも欲しい ・・・ OK
(セルフタイマーもあるが、シャッターを押してミラーアップしてから1秒後にシャッターが切れる、 「露出ディレーモード」が使える! 
・・・ただし、このモードのまま普通に使うと、何じゃこりゃぁっ、となる)

○ 内蔵スピードライト、望遠鏡で使うには必要ないが、普通のカメラとして使う時はあった方がいい 
  ・・・まあ、あっても邪魔にゃぁならん。

 ・・・と言う事で、必要条件はクリア! 
   でも、今月分のクレジット請求が・・・ああ、恐ろしや、恐ろしやぁ・・・ 
 リモートコードの接続はここ。
リモートコードはサードパーティ製 の安いやつ。 
どうせまた機種が変わったらコネクタも変わるだろうから、高い純正は買わない! 
(もとい! 買えない!) 
バリアングル液晶モニターを一杯に開いて上に向けると、リモートコードのコネクタと若干干渉してしまうが、まあ我慢しよう。 
 
※  ボリスの後ろにミッフィー2号がいるのは、なぜ?
   それはミッフィー2号が支えないと、コケてしまうのだ!
 メモリーカードは、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード対応 
使っているのはクラス4の安価なSDカードだけど、ビデオ録画も使う予定はないし、
高速連写の必要もないので、少々遅いのかもしれないけどストレスは無い。 
  

 バッテリーは、Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL14 (7.2V 1.03Ah) を1個使用 
私の用途では液晶ファインダーをライブビューで多用するからか、バッテリーの消費は早い。
(ある程度予想はしていたので、一応、スペアバッテリーは本体と同時入手)
電圧が少し異なる、Df 用の EN-EL14a でも ファームウェアを更新すれば問題なく使用可能。
 

 
 使ってみての印象
まだ使い始めて日が浅いので使いこなせてはいないが、難しい事をしなければ使い易いカメラだ。
D200と比べてボタン配置はかなり変わっているが、基本操作に共通性はあるのでさほど戸惑わずに2台並行して使える。

D5100最大のメリットは、ピント合わせ時に拡大できるライブビューのバリアングル液晶モニター、これはD5100以前のカメラで強要されたアクロバティクな体勢と、2倍しかないアングルファインダーでのピントの苦労は何だったのか、と思える優れもの。

二つ目は高感度になったこと。
D200ではISO1600、+1段だったが、D200では ISO6400、+2段 さすがに6400ではかなり荒れるが、多少でも高感度になった方がありがたい。 
 (望遠鏡用として使う場合、まずISO6400で撮ってみて確かめ、その後、1600までに押さえて撮る。 1600なら後の画像ソフト補正で何とかなるが、6400ではかなり荒れて補正も厳しい。) 
カメラ単独で使う場合にも、スピードライトが使えないところでは強力な武器になる。 (・・・はず・・・。 実際には望遠鏡に付けっ放しなので試した事は・・・・ない。   (-。-)y-゜゜゜)  

三つ目は軽量な事。 
本体の質量はD200の830gと比べて560gなので270gの差だが、キットレンズ(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR)も軽量なので、レンズ込み実測で826g。
一方D200では常用している AF-S DX NIKKOR 16-85mm f/3.5-5.6G ED VR 実装で、1,440g となり、611gの差となる。
また、この 18-55 のキットレンズも35mm換算で27-82 となり、日常の使用にさほどの不自由はなく、無理の無い3倍ズームなので大きな収差も感じない。
1万円追加で入手できるなら、このカメラとの釣り合いもよいと思う。  ( ・・・ と思ったけど、使うチャンスは・・・ほとんどない・・・) 

その他
動画、まだ使った事がないので評価外。
露出のSモード、Pモードなどについては、まだAモードとマニュアルモードしか使っていないので評価外。 
シーンモードは他のカメラでもマニュアルを見ないと仕上がりが予想できないので使った事は無く、これも評価外。
内蔵スピードライト、これは出掛ける時に少しでも荷物を減らしたいのであった方がいい。 外付けのSB−600、SB−400で試してみたが何の問題も無く使えている。

しかしニコンで困るのはリモートコード。
マニュアルのフィルム機、D100でのレリーズ、ピンタイプでもF−801の時代とD200でのピン互換性はなく、そしてまたD5100は別タイプ、コンパクトのP5000にいたってはリモコン不可でレリーズを取り付けるアダプター必要、カメラごとにリモコンを入手しなければならず、いい加減にしてくれよ、と言いたくなる。 
(リモートコードだけでも、F3、FM2、Nikomatなどのフィルムカメラ、そしてD100用のケーブルレリーズはともかく、F801用、D200用、D5100用、それぞれコネクタの互換性が無く それぞれ各1個、そして接写に使うベローズ用のダブルレリーズが2種・・・リモートコードのコレクションさせる気かいっ! 

更に、コンパクトデジカメでもP5000、P5100、P6000、P7000、それぞれフィールドスコープに装着するデジカメブラケットが違う! 
互換性があるのか、無いのか、アダプター追加で使えるのか、よく分らない。 
アダプターとは言え安くはないので新機種に替えるたびアダプターまで買い替えないといけないなんて・・・ Fマウントの互換性を誇ったニコンとは思えない仕打ち! 
もう一度、 
いい加減にしてくれぇっ! と大声で叫びたい。 

しかしまあ、D5100自体は
望遠鏡に載せて使う限り、要求性能はすべて満足。 タバコを初心者マーク (わかば) にランクダウンして購入した値打ちはあった。
 ・・・んっ? セブンスター440円、ラーク410円 − わかば250円 = ラークで160円。
 D5100+レンズキット、(89,800−8,980=約8万円、 8万円/160円≒500箱  なんだ、1年半 わかば にすれば買えるんだ!
 えっ? ちょっと待てよ ・・・ おいおい、わかば250円×1年間で9万円、セブンスター440円なら1年間で・・・16万円!  
禁煙せぇよっ!
 2年禁煙したらFSQ−85EDが、3年禁煙したら憧れのFSQ−106EDが買えるっ!  

 2011.8.11追加  なんじゃこりゃぁっ! (D5100無実の勘違い!)

いやぁ、まいった、まいった。
今まで木や花や景色を1度練習に撮ってみて以来、望遠鏡に付けっ放しだったので気付かなかったけど、軽い方がいいだろうとこのD5100を出張ついでに持ち出し、途中で新幹線を撮ってみた。
”な、なんじゃこりゃぁっ!” 遅い、遅い! シャッター押してから写るまでのタイムラグが”めっさ”(New神戸弁でめちゃくちゃ)遅い! 使い物にならん! ストレス充満、爆発寸前!
しかし、確か、初めてテストした時、鳥でも撮れたはず。 何かおかしな設定してしまったんだろうか・・・あちこち弄ってもわからない・・・ 今度、ニコンのショールーム行って聞いてみよう・・・

\(^o^)/ 原因判明!
カスタムメニューの、d 撮影・記録・表示、d4 露出ディレーモードがONのままになっていた。
で、
「露出ディレーモード」とは・・・
シャッターボタンを押した時、、ミラーショックによるブレを防ぐため、ミラーアップしてから約一秒後にシャッターが切れるようするモードらしい。 
多分、望遠鏡に載せるんだから、とセットしたまま、こういうモードがあるという事自体を忘れていたようだ。
このモードは・・・うん、望遠鏡にはありがたい必要モードだ。  D5100君、よく調べもせず怒ってごめん・・・ m( _ _ )m   次からよく憶えとこう・・・ 

・・・誰か、同じチョンボしてくれないかな・・・ 偉〜そうに、もったいぶって教えるんだけどな〜

 2011.8.20追加  どうしたらいいんだろ〜

視界の中央に月や惑星を入れると、モニターの月や惑星が白潰れしてしまう。 しかし白潰れせずに模様がはつきり見える時もある。 
いろいろ弄ってみた結果、月や惑星を中央から少しずらしてやると模様が見えてくる時もある。 
多分、測光モードの設定かもしれないけど、どう弄っても測光モードの設定が出て来ないっ! どうやったらいいんだぁっ〜! 

(2011.08.21) 原因らしきもの発見、・・・ と思ったけど、やっぱりまだ未解決・・・ 
どうも測光モードが「マルチパターン測光」になっていたからかもしれない。 
望遠鏡に実装した状態では「レンズ未装着」と認識されて測光モードが操作できなくなっている。 
  (「レンズ未装着」と表示される、A、S、P、AUTO の各モードでは撮影不可。 もちろんMモードなら望遠鏡装着でも撮影可能。) 
一旦望遠鏡から外して普通のカメラレンズを装着すれば測光モードが設定できた。 これで中央部重点かスポット測光にして、また試してみようと意気込んだものの、今夜も雲が厚くてお月さまの出る気配なし。 一応、忘れないように、ここにメモしとこう・・・ ( ..)φメモメモ 
(追記) その後、測光モードを変えて試してみたけど、多少は改善されたかな? という気がする程度。 
  まあ、視界の中央から少し外してやれば、じわ〜っ、と模様が見えてくるので当面はこのまま対応。  

 2011.10.09追加 また、問題発生。  

突然、カメラが動かなくなった! あれこれ弄って確認し、リモートコードを外したら動くようになった。 
純正でなくサードパーティ製リモートコードだったのが悪かったのか、望遠鏡に付いたまま横になったり逆さになったりするうち、コードが引っ掛って無理が掛かったのか・・・ 
露出ディレィモードで一応はしのげるものの、やはり不便なので翌日、近所の量販店へ赤外線リモコン ML-L3 を買いに走り、店頭のディスプレィに1つだけあったのを購入。 
最初からこれにしとけば良かったかも・・・。 
しかし・・・  リモコンでシャッターを切るたびに、AF補助光が点灯してしまう・・・ Mモードなのに・・・ どうしたら点灯しないようにできるんだっ! 
(追記) ニコンのショールームで尋ねたところ、補助光が点灯するのはリモコンでシャッターを切る時の仕様と判明。 たぶん記念写真なんかを撮るときのシャッターが切れるタイミングの目安かと推測。 
 
 
 D200との外観比較
 

 外観はひと回り以上小さい。 
 本体重量は、D200は830g、 D5100は560g  

 外観は小さいが、液晶モニターは3インチ。 
 ボタン類も少なく、暗いところでも操作はし易い。
 
 で、どう使う?

 左の画像は、BORG の拡大撮影用アダプター (SD-1X) を装着したところ。 普段は直焦点で使用。
 望遠鏡には下の画像の様に装着する。

 私の望遠鏡(FS-60Q)を直付けして対物レンズの直焦点撮影した場合、600mm、F10の超望遠レンズ(APS-CのD5100だと900mm)相当になる。
 更に望遠鏡のアイピースを使って拡大撮影すると 2,000mm を超える超望遠。 

 もちろん露出もピントも全部手動。 AF、AE、VR・・・何?それ、って感じだ。
 露出は何度か失敗するうち何とかなるものの、星を相手にしたピントのシビアさは拡大率が上がった分だけよりシビアになった。
 ドローチューブの減速微動と、D5100の拡大ライブビューで随分と楽にはなったとは言え、やはり紙一重の世界。
 揺れに対するデリケートさも加わって、何でこんなこと始めたんだろう、と都度思う。 
 
 望遠鏡にサイズ変換アダプター、延長筒、拡大撮影用アダプターの鏡筒側、
 そしてアイピースを装着する。

 その上から被せるようにして、拡大撮影用アダプターの鏡筒側を装着したカメラを取り付ける。
 (もちろん実戦では更にリモートコードが不可欠!)

狙いは近所のTVアンテナ・・・
ライブビューはこんな感じ。
普段は部屋の中から望遠鏡で外を覗いたりすると変な誤解を受けかねないので、都度、庭先に持ち出していたけど、今日は許して・・・。 だって、外は雨なんだもん・・・。

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