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はっ、はっ、はぁ! BORG様じゃぁっ! (ペンシルボーグ 25) 

    

ボーグ様のご来臨!
     ボーグ様を三脚にセットする
ファインダーをつける
アイピース簡易計算


 ボーグ様のご来臨 !  (25mmのペンシルボーグだけど)
 25mmの望遠鏡って・・・何に使うの?
まあ、いいじゃないですか。 ペンシルボーグ25、以下、PB25。  完全に衝動買い。 使い道は、まだ考えてない!
BORGのHPで見つけてしまった。 ”おもろそうやんけ!”+価格も小遣い許容範囲、ただそれだけ ・・・。

で、通勤帰りに某店へ出かけていく。
現品を見てみる。(最初から購入するつもりなので、開封して貰う)  うん、いいんじゃない?
とりあえず付属の 31.7ミリアイピースホルダー【7317】を繋ぎ、店のアイピースを借りて試し見。
ははは、見える、見えるっ! 隣のビルも・・・ああ、いい感じだ!
付属の延長筒【4611】は付けなくても無限遠は出そうだが鏡筒をあまり伸ばしたくないし、天頂プリズムもつける予定は無いので当面常時接続だな。 

仕様の再確認。 口径25mm、焦点距離175mm、f=7。  
10mmアイピースでは? ・・・このサイズで17倍の手持ちはつらいかな・・・、20mmでは・・・おぉ、いい感じだ。
20mmなら約9倍・・・そう言ゃぁ、先週買ったアウトレットで¥980だったアイピースも確か20mm。 おっと、まだ有った。 このアイピースもPB25様用にもう1個、買っとこう。

あっちこっち触っているうち、台座部と鏡筒部をずらしてピントを合わせる構造、その止めネジが外れ易いのに気付く。 おっと落したっ!
”絶対、失くすな、このネジ” ってんでスペアネジを追加購入。 そのスペアネジはプラスチック製、こっちの方が傷がつかないからいいな、ってんでその場で付け替え。
投資額、PB25本体 \9,800(予算どおり) + アイピース (Meade SP 20mm) \980(お買い得) + スペアネジ[M4P1Φ6P]1個 \500(メッチャ高い!)

家に持ち帰って弄っているうち気付いた欠点!
カメラネジで、ビデオ用の小型三脚に取り付けようとすると、台座部と延長筒を固定するネジ(ローレットネジ)が干渉して取り付けられない。 少々誤算。
仕方ない、ってんで、エツミのE−521”止ネジ(短)” (\189) ってのを2本重ねてかませて問題解決。
いつも使っている普通のカメラ用三脚(SLIK 813EX)には干渉する事無く、すんなりとついた。(つもりだったが、高度を稼ごうと逆付けしたら台座と干渉してしまったので止ネジの二段重ねで対応。) 


で、実力は
 1.昼間

①眼視 :もちろん逆さに見えるので積極的に使うには不適。
②直焦点による望遠レンズ替わりの撮影 :f=7 なので使えない事は無いだろが、当面アダプターに投資する予定なし。
③デジスコ :そのうちに 
  ・・・って事で、私の中に昼間積極的に使おうとする用途は・・・ 無い・・・ (;一_一) 

 2.夜間(星見)

集光力はやはり25mm相当の実力で30mmの双眼鏡に及ばないが、星像は、双眼鏡やフィールドスコープとは別物のすっきりと収束した点像は、小さいとはいえ、やはり天体望遠鏡一族の末弟。 
本気で星空を眺めるなら双眼鏡の方が扱い易いが、余分なプリズムも無いので視界はクリアでシャープ、重星の分離も見易く、実分解能は口径が1ランク上の 30~36mm クラスの双眼鏡よりも高く思える。 
しかし集光力が小さいのに加えて、星像が小さく収束してしまうのが逆に裏目となり、双眼鏡と比べて賑やかさに欠けてしまうのが欠点と言えば欠点か。

星見でも、手持ちで使うなら双眼鏡の方が扱い易く、三脚に乗せるならフィールドスコープの方が集光力も大きい。 やはり今のところ、このPB25でなければ、という用途は・・・ まだ無い。 
いいんじゃない、楽しければ。  まあ惑星観るには少々力不足だけど、月を眺めたりするには充分楽しめそうだ。

 
仕 様
機種名ペンシルボーグ25
【キャッチコピー】
世界最小の天体望遠鏡かつ世界最小のシステム望遠鏡。口径はわずか25mmですが、非常に高精度に磨かれているので、50倍以上の高倍率にも耐える性能を有しています。
全長わずか19cm、重量もたったの150gという超コンパクトボディでありながら、多彩なボーグシステムが利用できるので、組み合わせは無限大に広がっていきます。

型番【6025】
口径25mm
焦点距離175mm
口径比F7
レンズ構成1群2枚アクロマート
全長(光路長)187mm
鏡筒径32φ
重量150g
付属品31.7ミリアイピースホルダー【7317】、延長筒【4611】
 

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 ボーグ様を三脚にセットする ! 

M(ミッフィー)2号 「これ、何かいね。」
M(ミッフィー)1号 「これが噂の新兵器、PB25ぢゃ」
M2号 「えっ、これが噂のっ!」
M1号 「そうぢゃ、鏡筒の径 32mm、長さ 240mm (アイピース込み。)、台座やら延長筒やらから金属のローレットネジがブチブチ生えとる格好なんざ、スマートとは言えんが、”見かけは小さいが、金属製ぢゃっ! 玩具と違うぞっ!”と、健気に主張しちょる。  どうぢゃ、いいぢゃろぅ」

M1号 「口径、 25mm ぢゃ。」
M2号 「25mm ・・・こーわ の双眼鏡、あの、D-25 と同じでありますか?」 
M1号 「まあ、口径は同じぢゃが双眼鏡と違って ぷりずむ なんぞの余分なものが無いからシャープに見えるんじゃ。」
M2号 「わくわく、でありますね。」 
M1号 「そうぢゃ、わくわくぢゃ。」  
 


M1号
「わしの、手のところの穴が、カメラ用脚取付用ネジ穴(ユニファイの1/4インチネジ)ぢゃな。
 して、足の上の黒のプラスチックネジが 後鏡筒と台座部を固定するネジで、ピント調整の固定も兼ねちょるのぢゃ。
 オリジナルは金属製4mmターレットネジぢゃが、どうせ失くすだろうとスペアに追加した M4P1Φ6P ([7758][7860] 用ヘリコイド 固定ネジ(黒プラ)ってぇのに交換したのぢゃ。 
 プラネジの方が傷もつかんし、ネジ穴傷める事も少ないからな。
 よし、2号、三脚に取り付けるのぢゃ!」 
M2号 「がってんっ!」 
 

 初め、使おうと目論んでいたビデオ用の小型三脚に・・・・ つ、つかない ・・・

M1号 「うぅぅん、台座部と延長筒の止ネジが干渉しておるぞ!  そうぢゃ、こんな事もあろうかとっ!  2号っ! 秘密兵器E−521を買ってくるんぢゃっ!」
M2号 「いえっさぁっ! 秘密兵器E−521とは、エツミの止ネジ(短)E−521ですか?」 
M1号 「そうぢゃ、よくわかったのう。」 

M2号 「こんな事もあめうかと、買ってあります!」
M1号 「おおっ! 偉いぞ!」
M2号 「1コ、190円だったので2コ 380円、交通費640円往復 1,280円、日当800円3時間で 2,400円、諸費用 5,940円、合計10,000円、ちょうだいっ!」
M1号 「なっ、何いっ! 1万円! 諸費用 5,940円ってのは何じゃっ。」
M2号 「途中の寿司定食代、アイスクリーム代、残りお小遣い補填てありますっ。」
M1号 「・・・お前は・・・、娘maの性格、そのままぢゃのう・・・」

M1号 「まぁいい。 すぐ、装着するのぢゃ、 2段重ねぢゃぞっ!」
M2号 「いえっさぁっ!  E−521、所定の場所に装着完了っ!」 
M1号 「よしっ、オペレーション” PB3T ” 発動ぢゃっ!」
M2号 「・・・PB3T?」 
M1号 「ペンシルボーグ(PB)を三脚(3)に付け(T)ちゃおう作戦ぢゃっ!」 
M2号 「・・・はぁぁ・・・面白くもなんともない・・・」
M1号 「うるさいっ! 作戦開始っ!」
M2号 「いえっさぁっ! ・・・準備完了っ!」 

M1号 「ごーへぃ、・・・すらー、すらー、すらー、 ・・・チョイチョイ、ストォップゥッ、
  よぉっしぃっ! 付いたぞぉっ! ミッション、完了っ!」  

注: ゴーヘイ (go ahead) は「巻け、上げ」、 スラー (slack away、slacken) は「下げ」の無線を使ったクレーンの合図。 

カメラ用の三脚(SLIK 813EX) では干渉する事無く、そのまますんなりと付いた。
 (つもりだったが、高度を稼ごうと逆付けしたら台座と干渉してしまったので、やはり止ネジの二段重ねで対応。)

M1号 「写真、さっさと撮ってくれんかのぉ~」 
M2号 「いいじゃないっすか、 これが終われば遊べ、もといっ! 訓練ができますっ!」 
  ・
  ・
M1号 「おっ、終わったぞ! さっそく、訓練じゃ!」
M2号 「いえっさぁっ!」 


M1号 「おっ、怪しい奴、発見っ!」 

・・・また遊び始めやがった・・・ 
 

  ・・・ そんな目で睨むなってっ!

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 ボーグ様にファインダーをつける! 


M1号 「望遠鏡には、ふぁいんだー がなければならん。 わしらで付けるのぢゃ」 
M2号 「こんな事もあろうか、と準備しておきましたっ!」
M1号 「お前、”真田技師長”ぢゃな。 」 
M2号 「そぉぉじゃ、2号技師長様じゃ。 えぇぇいっ、頭が高いわい、控えおろうっ!」
M1号 「はっ、ははぁぁぁっ!」 (・・・まあ、調子に乗せといてやろう) 

M1号 「それは、何ぢゃ?」 
M2号 「何ぢゃ、とは何じゃ。 技師長殿に対して頭が高いぞっ、」 
M1号 「ははっ、2号技師長さまっ、それは何でございましょうか?」
M2号 「これは電気配線用のモールをカットして背中合わせに貼りつけたのでござる。」
 

M2号 「それをこう、PB25とファインダーの間に挟んで・・・、」 
M1号 「・・・で?」 

M2号 「それを・・・こう、インシュロックで固定する。」 
M1号 「おぅっ、さすがは2号殿。 ”飲酒ろっく” ・・・とは? 焼酎はロックで飲むに限るって事で?」
M2号 「飲酒ロックではない、”インシュロック”っ!  束線バンドのことでござるぞ。
      まあ、憶えておかれい。」 

仕上がりは、こんな感じ。

インシュロックでの固定なのでガッチリとは固定できていないけど、実視界が6度もあるので実用に支障はない。 

 ・・・と言うより、ファインダー自体必要ない? (それを言っちゃぁ、おしまいよぉ。 おいちゃん・・・)


小さい方が、主の望遠鏡。 (口径 25mm, 倍率 8.8倍)
大きい方がファインダー(50mm 9倍) なので お間違いなく!

PB25で快適に使える倍率範囲は、 
20mmアイピースで約8倍、ひとみ径は2.9mm、
10mmアイピースなら約17.5倍、ひとみ径は1.4mm、ちょうど使い頃。
高倍率側は5mmアイピースの35倍(ひとみ径0.7mm)程度までなら、実用充分。

(50mmファインダーは倍率9倍、ひとみ径5.6mmで集光力は当然勝るが、シャープさはPB25) 


M1号 「しっかし、25mmの望遠鏡に、50mmのファインダーとは・・・」
M2号 「うるせえっ! 何か、文句でも?」
M1号 「いいえっ、滅相もないっ、非常に楽しゅうございます。」
M2号 「そうでござろ?  面白ければ それでいいんでござる。」 

 ・・・かくして
○△□星防衛軍の地球前線出張所では新らたな光学兵器を得た、特別調査員ミッフィー隊員たちによって今夜も怪しい索敵監視が行われる・・・のであろう・・・ 
  (ただ遊んでるようにしか、見えないけど・・・)  

 


M1号 「・・・2号、座標変更するぞ。」
M2号 「了解っ」

 ・・・ こいつら、何を探してるんだろ?
M1号 「・・・赤経 5時33分、赤緯 −17.8度 ・・・よし、ファインダーに導入した。 1号、見えるか?」
M2号 「はいっ、視界に入りましたっ。 ・・・・・ 」 
 赤経 5時33分、赤緯 −17.8度・・・? 
 そうか、ウサギ座! 彼ら、ウサギ座の母星を眺めてるんだ ・・・ 。

M1号 「懐かしいのう・・・ もう何年になるかのう・・・」
M2号 「はい、・・・、○△□星歴で5時間、地球年で50年程になります・・・」

  ・・・ 望郷の○△□星地球特別調査員編 ・・・
ウサギ座
(参考)ウサギ座、オリオンの足元辺りです。


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「1号どの・・・これは・・・」
「おっ、2号か。 ちょうどいいところに来た。  どうぢゃ、カッコいいぢゃろうっ!」 
「・・・カッコいい・・・ですが・・・・。 しかし・・・」
「しかしぃ? しかし、何んぢゃ。」
「架台に載せても、後ろが重すぎてバランスがとれないんじゃないかと・・・」
「バランス? そんなもの構わん。 カッコ良ければそれでいいんぢゃっ!」 
「・・・それに・・・」
「それにぃ? 何ぢゃ。」
「この あいぴーす、オーナー殿が、何処いった、何処いったって探してたのじゃないんですか?」
「おー、探しちょったか。  放っとくのが悪い。 それに、あやつ、儂らを居候扱いしちょる。」
「そうですっ! 太陽系第三惑星地球の平和を守るため派遣されてきた、私ら○△□星防衛軍の勇士に対して居候扱いは許せませんっ!」
「そうぢゃっ! ぢゃから、あやつの物は儂の物、儂の物は儂の物、気にするこたぁない。」
「いぇっさぁっ! 片付けもせず放っとくのが悪いっ! あやつのものは1号殿の物、1号殿のものは私の物っ!」
「そうじゃっ・・・ないっ! 儂の物は儂の物じゃっ!」 「いえっ、私の物っ!」
「まあまあまあ、ここは お二人仲良く。それより、このPB25を、・・・ごにょごにょごにょ・・・にしちゃいましょうや。」
「できるのかぁ?」
「1号殿っ! トンカチとノコギリさえあれば宇宙船でも作るボリスなら、大丈夫ですっ! 」
「ボリスっ! できるのか?」
「あったりめぇだぁなっ! でもどうせなら、」
 ・・・ひそひそ、ごにょごにょ・・・ひそひそひそ ごにょごにょ・・・みゅーろん・・・・ひそひそひそ ごにょごにょ・・・
 3人顔を突き合わせ、なにか密談を始めた様子。

 また奴ら、何か怪しい事をたくらんでいるらしい・・・しかし ”みゅーろん” って聞こえたけど、いったい、何するつもりなんだろ。 気になるな・・・。

  ∩∩
 (・x・)


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 PB−25を使うために・・・アイピース関係簡易計算

○アイピースの倍率と実視界、および視界内通過最短時間の簡易計算   (タカハシ FS−60Q のページと同じもの)
  注意事項: 1恒星日=23時間56分4.09秒 として、天の赤道上にある星の移動速度(=最大値) を計算した (つもり?) 

   望遠鏡の口径(mm)        (例:PB−25の場合、25mm)      
   望遠鏡の焦点距離(mm)      (例:PB−25の場合、175mm)
   アイピースの焦点距離(mm)   (例:Meade (SP) 20mm の場合、20mm)
   アイピースの見掛視界(度)    (例:Meade (SP) 20mm の場合、52度)

                 

   倍率   =(倍)
   実視界  =(度)
   ひとみ径 =(mm)
   通過時間 =(秒) ※星が視界の中を通過する時間
        =(分)

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