このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

google から”FS−85ED”で検索するとそのトップページに引っ掛っていました。 (・.・;)
本ページは単なる”戯言”なので、もし、google の検索からおいで頂いた方々は、 こちらから 親ページへ、あるいは トップページ へ移動して頂けますよう、お願いいたします。  m(__)m


FSQ−85EDさまのご来臨まで
1台目 タカハシFS−60Q
天体望遠鏡、元々、素人が”天体観測する”など恐れ多い事など考えてもおらず、お気楽に月やお星さまを眺められれば・・・と言う程度の興味。
で、今使っているFS−60Q、本当はポルタに載せられ、手軽に扱えそうな鏡筒としてV社のED81Sをターゲットに考えていた。
しかし、よりコンパクトなED70SSをK店のサイトで見つけて通勤帰りに寄ってみた時、”こんなのもある”と、紹介されたこのFS−60Q、”んっ、いいっ!” 一目見て気に入ったものの、ED81Sはもとより、70SSより更に小さな口径 6cm、しかし価格は81Sよりも高い! ”いいけどなぁ・・・6cmしかないのに、いい値段だしなぁ・・・しかしフローライトってのはそそられるなぁ・・・” と腕組みして眺めていると、店員さん(後の神様)が、”そういえば、”と、思い出したように在庫品を確かめてくれた製番に、即、”これちょうだい!” と、土曜日の納品をお願いし、最初の望遠鏡からいきなりタカハシ製のオーナーになってしまった。 
完全な衝動買い。 
しかし、さっそく使ってみると組立キット望遠鏡など当然として、フィールド・スコープとも別格のシャープさとキレ。 ”キレ” という定義の無いような曖昧な言葉の意味ができたような気がした。
そしてよく考えて見ると、60Qからエクステンダーを外した60CB (おっと逆だ。 60Qが60CBにエクステンダーを付けたもの。)の価格は、V社の70SSと同程度の価格。 タカハシ製としては、極、お買い得な買い物だったかもしれない。

2台目、K社のSE120と、4台目のSE102。
私には充分な性能の60Qとはいえ、やはり口径 6cmでは集光力が不足し、オリオン星雲など淡い天体は、フィールドスコープにも負けてしまう。
もう少し口径が欲しいな、と思ってまたK店のサイトを覗いて見つけたのがこの2台。 中華製アクロマートとは言え、口径102mmと120mm。 しかも双眼鏡並の価格。
さっそくまた通勤帰りに立ち寄って神様連にどんなものか、と尋ねてみる。
”目的は?” ”星雲・星団の眼視メイン。 写真撮影は60Qに任せ、SEでは考えていない”  ”それならSEシリーズで最適。 国産じゃないけど悪くない。” とのご指導に、どうせなら口径が大きな方をと、大きく堂々と誇らしげに ”MADE in CHINA” と印刷された梱包のSE120をお持ち帰り。
さっそく眺めたお月さま、縁の色づきが目立ちはするものの、覚悟していたよりは軽く、オリオン星雲も ”必殺 逸らし目”の秘儀でふわっと浮かび上がってくる。
しかし私の酷使したポルタではSE120の荷重は少々つらいらしく微動が滑ってしまう。 で、ポルタ強化対策をいろいろ考えたものの、ふと、”もっと軽い鏡筒にした方が手っ取り早い!” と軽薄かつ安直な結論。 で、思い立った翌日、今度はSE102をお持ち帰り。
こちらはポルタでも安定して使え、集光力も120mmと比べれば当然負けるものの、60Qと比べれば一本勝ち。


3台目 ボーグのペンシルボーグ
一見、長めの単眼鏡。 まあ単眼鏡には違いないが、れっきとした口径25mmの超小型天体望遠鏡。 
初めはSXDに載せてみたら面白いだろうなとのシャレで、完全な衝動買い。
しかし性能は意外とよく、お出掛けの時、ちょっとバッグに入れておけば、お月見、木星の衛星とか、”すばる”を眺めるにはいい。
 
5台目、反射望遠鏡のμ210
これは、”いけない、いけないっ、絶対に手を出してはいけないっ!” とわかっていながら大口径・高倍率の誘惑に負けてしまった。
元凶は、誠文堂新光社「月の地形ウォッチングガイド」 FS−60Qの直焦点で月の月齢変化を撮りためているうちこ見つけたこの本、クレータや山脈、谷とやら、こんなところまで観て見たい撮ってみたい誘惑が湧きあがり、大口径となれば反射、しかしあまりデカくないものと、またK店で神様連のご指導を伺う。
これらのご指導・ご宣託を胸に刻み、年に数回しか使えないだろう事を覚悟し、万一部屋のインテリアになってしまったときでもカッコいいμ210を恒例の土曜日配達でお願いする。
数日間に亘る熟慮の末、将来のインテリアも覚悟の決断。

6台目 FSQ−85ED
最終機材として熟慮を重ねたもの。 これに限っては衝動買いではない。  しかし宝くじに当ったら、との誓いはモロくも破れてしまった。
選択の条件はの、”直焦点撮影に向いていて、将来も長く使え、あまり長くなく、SXDでも安定して使える重量、かつカッコいいもの。  ・・・という事でターゲットはFSQ。
迷うのは106mmにするか、この85mmにするか。 
神様連のご指導、ご推奨を伺うと、”SXDで使うなら85mmの方がいいだろう” とのご指導。
私自身(まだ僅かな経験しかないが)、足回りがしっかりしていないと、どんなに高性能な鏡筒でもその実力を活かせない事は実感。
かと言って赤道儀をグレードアップしようとしても、5年後に何とか残っているだろう私の体力で扱える重量限界の架台は、現在使っているSXDまで。
ビクセン上位機種のSXPなら その重量差はカタログデータで2.2kgしかないが、現在のSXDでもウェイトを付けたままではズッシリと重く感じる今日この頃、まあ、無理は禁物。
タカハシだとEM−200でさえウェイト別重量が16.5kg、更に三脚の重量を考慮すると・・・だめだ・・・ぎっくり腰だ。 (価格的にも・・・)
更に、もし宝くじに当たってEM−400なんて代物に手をだしたら、”運搬中に倒れた赤道儀に押しつぶされ圧死!” などという新聞記事の見出しが脳裏をよぎる。
性能は より良くとも重くて稼働率は下がるだろう機材より、必要十分の性能さえあれば気軽に高稼働で使える機材の方がいい、というのは私の経験則。
結果、私の扱える機材の重量を考え、赤道儀はSXD、望遠鏡はこのFSQ−85ED。  理路整然、合理的、かつ経済的事情により決定。


◎宝くじ1億円が当たったら
真っ赤なフェラーリを駆って、一路、星のきれいな某田舎を目指し、更にゴツン、ゴツンと腹をこすりながら山道を登り、ようやく着いた小高い丘の掘立小屋に停める。 
フェラーリから降りた男は、その超高級車とは不似合いなコンビニ弁当とペットボトルを持って掘立小屋に入っていく。 
少しして、”さんだぁ〜ば〜どぉ〜” の曲とともに開いていく屋根。 そう、掘立小屋は偽装したスライディングルーフの観測室なのだ。
おもむろに現れてくるのは、EM−3500。 そして星空をにらみ上げた鏡筒は、・・・ペンシルボーグ。  そう、鏡筒を買うまでに資金が尽きてしまったのだった。 妄想編、おわり。

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