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2007年に来訪したときにソンラ町の近くに温泉があるときいていたが、これまで行ったことがなった。
2008年5月18日に連れて行ってもらった。町から自動車で約10分南下したところにあるBan Mongという村であった。道路状態は全面舗装で良好であった。突然、温泉行きが決まりGPSを持っていかなかったので、緯度経度などは後日報告することにしよう。
2008年5月24日にソンラ町で用足しをしたついでに緯度経度を調べに行った。村の中心部の位置はN21 17.400 E103 54.033であった。ソンラの人民委員会の建物の前の三叉路を南に折れて、ちょうど5.0kmの距離にある。下の写真で分かるようにこの集落はとても鄙びている。温泉という看板がなければ普通の集落として見落としてしまうほどだ。
Ban Mong (モン村)の温泉街の風景 この写真から見る限りでは何の変哲もない村落の風景であるがよく見ると「温泉」というベトナム語の標識がある。 名前からするとタイ系のモン族の集落なのかもしれない。 | |
料金表 一日VND12000 (\70)である | バスルームは全閉型で床にバスタブが作られている。 写っているのは管理人の子供 |
レクリエーション地域なのに田舎料理しかないのである | 文鳥のような小鳥 |
温泉はマグネシウムが含まれているような苦い味がわずかにした。上の写真で分かるように水は透明無色。温度は約30度と低かった。
ベトナム人は露天風呂を楽しむことをしないので露天風呂はなかった。ただ、時々山間部の川で水浴している男女を見かけることがある。
熱帯や亜熱帯地域では裸に近い格好で済むのだから裸に対する嫌悪感がないだろうとおもっていた。しかし、ここ30年の経験からすると、そのまったく反対であった。
何かを着ていることが文明人であると解釈しているようである。インドネシアの女性の民族衣装にはケミカルレースやスケスケの生地が使われていて下着がはっきり見えるものが多い。しかし、彼らは裸に羞恥心を感じるようである。
日本の独身寮に泊まったことのあるインドネシアからの留学生が困ったことは入浴であったと聞く。かれらは他人と一緒に入浴することはせず、必ず一人で入浴するのが普通だからだ。スマトラやジャワの人たちは浴室では全裸になるが、インドネシア東部地方の人たちは浴室でも全裸になることはなく腰巻をして水浴びをしている。
一方、バリ島の女性たちはいまでも田舎では40歳を過ぎると家では腰巻一つの「トップレス」なのだそうである。しかし、若い女性は昔からちゃんと胸を隠しているので、バリに行っても変な期待はしないように。
閑話休題
1986年6月にスエーデンに行ったときには裸体に近いタンクトップをノーブラで着たり、トップレスビキニで日光浴をしている女性をたくさん見かけた。衝撃的だったのはストックホルム駅前で、若い女性が走ってきて今にも出発しようとしているバスに乗り込もうとしている風景だった。彼女はジーンズに白のタンクトップ一枚であり、走っている間に乳房が脇の下からはみ出していた。それにもかかわらず必死でバスに乗ろうと走っていたので、はみ出した乳房がゆさゆさ左右に揺れて、白のタンクトップとの間に不思議な陰影をかもし出していた。件の女性はバスのステップに足をかけると、何もなかったようにはみ出していたものをスルッと元に戻したのであった。
白人たちは裸にそれほどの羞恥心を感じていないようである。また太陽光線が弱い地帯に住んでいるので、クル病防止のためにも短い夏の間に少しでも太陽に当らねばならない必要性があるから、北から中部ヨーロッパでヌーディズムが始まったのだろうと思われる。ヌーディストビーチなどはとても奇異に感じるが、日本人にとって混浴温泉の海岸版だと思えばそれほど違和感がないかもしれない。
ヌーディストビーチや混浴温泉では「加齢と人体」についての具体的な学習アイテムを子供たちに与えることになろう。これが数万年前から続いているヒト科の霊長類の真実の姿なのであり、若い人たちもそのうち年を取るということが具体的に分かるからのである。
「年寄りよ、若者嫌うな 来た道じゃ。若者よ、年寄り嫌うな 行く道じゃ」
★★インドネシアでビタミンCというとvitamin-Cinta(愛)とは時々聞かれる言葉であるが、 ビタミンDというのもある。これはvitamin-Duit(銭)なのである。どちらも家庭生活を安定して送るために必要不可欠なものである★★
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2008-05-18 作成
2008-05-30 追加
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