このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


なんだかなあ?ベトナム!
KHONG VIET

その21 LOVE MARKET?? 


2008年9月02日にはベトナムの独立記念日でこの日の前後にソンラ省に住む、タイ族やモン族たちのお祭りである「愛の市場」が開かれる。これは、その昔、未婚の男女が顔をあわせ結婚相手を探す、日本にもあったような祭りの名残りである。この日だけは若者同士はフリーセックスだったらしいが、今ではエイズや肝炎のため、その奇習も失われているとのことだった。
この町の付近をサイクリングかたがた徘徊してみると、農村部では十数軒の集落が散在している。集落の間は耕地か山林であり、昔は交通のみならず通婚もままならなかったろう。
近くのムオン・ラの町でも着飾った人たちがたくさん出ているというので買い物ついでに見に行った。
下の一枚目の写真はケシ栽培に関する看板である。この近くにエイズ防止の看板もある。いまでは毎日が「愛の市場」になってしまったのだろう。

080902-02s.JPG ゴールデントライアングルの東端らしくケシ栽培禁止の看板がある

080902-04s.JPG 普通の服の少女たち

080902-05s.JPG 普通の服の少女たち

080902-07s.JPG 手を振っている男性は知り合いの店の人

080902-09s.JPG 市場の前の郵便局の階段で一休み

080902-10s.JPG 苗族(?)の女性

080902-12s.JPG これは市場の果物売りのキン族の女性、愛想が悪い

080902-13s.JPG ベトナムの紫蘇。表と裏で色が異なる。

080902-15s.JPG 
キン族(いわゆるベトナム人)によると、山岳民族はなかなか文明に溶け込もうとしない
のでサシスセソができず女中さんなどには適さないとのことであった。
一方、その昔に繁栄を極めたチャム人たちの子孫たちが少数民族としてまだベトナム
に残っている。サイゴンの友人はチャム人を女中さんとして使っているとのことだ。
ということは、自分の部族以外の文化を吸収してそれに従うことができる能力があること
になる。
ひとえに強大な王国のもたらした高度な文化による社会教育がいまでも民族文化として
継承されているということなのかもしれない。

ジャワ人の女中さんの能力はキン族よりはるかにすぐれている。このページの最初の
方にあるように、サシスセソがほとんどできない上に掠め取ることばかり考えているように
思えるのである。こういう点から筆者はベトナム人があまり好きでないのである。

エイズ予防の看板はこちら

080907-12s
この道路標識から十数メートルは離れているところに
たっている看板だ。少なくとも面積は8平方メートルある。
ベトナムの人口の半数以上が若者であり、特にこの地域は麻薬のトラフィッカーが
多く、人々の口にはのぼらないにせよ、HIVの潜在患者や麻薬中毒者が多いのではな
いかと思われる。というのは他の町ではこの看板があまり見られないからである。

080912-01s
これまた、郵便・電話局のすぐ隣で町からの下り坂の曲がり角にたっている。

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近くに寄ってみると、こうである。昔の相手探しの風習は廃れたのだ。
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2008-09-02 作成
2008-09-12 追加

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