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超能力開発研究所 Supernaturalism |
第一話 お化け考
第七章 お化けの挙動に関する考察
7.1 お化けの存在理由
お化けはこの世に何かを伝えたいがためにこの世に残っているものであろう。というのは、この理由がなくなれば成仏してしまうのでこの世には出てこなくなるからである。
その「理由」とは怨念を晴らそうという意思が一般的であり、所沢市の白旗塚の武者の亡霊は戦で死んだ怨念が残っている。またほかのミステリー地域でもこのケースが多々ある。これは第二章で指摘したように葬送儀礼が不足していたためと思われる。
この場合には、お化けは人間とコンタクトを取るために人間に感知されやすい場所に位置している。地上30cmからせいぜい250cmまでの高さに位置していることが多い。地表面に近い位置であると地磁気や地中細菌などが発する電磁波の影響が強いので約30cmの離隔が必要で、かつまた、人間の目に届くためには上限を250cm程度する必要がある。もちろん例外もあり、とんでもなく高い何もない空中にいるお化けもある。
お化けの存在理由が怨念でない場合もある。後世の人たちに教えを垂れるべく、聖人が亡くなっても霊が墓所から移動しないという現象はインドネシアの古い聖人墓地に見られる。この霊はだいたい埋葬された遺体の胸の位置でお墓の土の上約50cmに位置しているのが一般的である。このような墓地には参詣者が極めて多い。江戸時代の「講」のように信仰方々娯楽のために村を挙げてお参りに来ているのが散見される。
7.2 お化けの機能と行動パターン
お化けが存在するのは人間に何かを働きかけるためであるから、お化けは人間にコンタクトを取ろうとする。が、一方人間たちは「お化け、こわーい」といって逃げてしまうから、なかなかコンタクトを取ることができない。お化けが熱心にコンタクトを取ろうとすればするほど人間たちはその場所を嫌って近寄らなくなるから、ジレンマに陥るのが普通である。
昼間の間、人間たちは太陽光線の強い刺激のためお化けの発する弱いエネルギーを感じることができない。また人間が活動しているゆえに、お化けまで考えが回らないということもあるだろう。
しかし、夜になると太陽光線からの強い刺激がなくなり、人間の活動も少なくなるから、お化けなどのエネルギーを感じることができるようになる。だからお化けは夜に出るのである。
しかし、よほど条件がそろうと、昼間でも幻視の形でお化けが登場することがある。土木工事現場の人身事故などにこのお化けの登場が起因していることが多いことを土木技師の先輩たちからしばしば話を聞く。
さらに、良いお化け「精霊」が住む場所には聖なる場所であることを示す神社やお宮などを建てる場合が多い。一般的にこのような場所は山の尾根線上か、谷の底にある。他の場所には少ないのである。聖書によると、モーゼが神の炎を見たというのは谷の奥であったから、この傾向はアジアだけではないことがわかる。
山の尾根線上は一般的に眺望が開けているので、宇宙からのエネルギーを受け取るのに適しているという理由があげられる。また谷底は眺望がほとんどないため宇宙からのエネルギーによる影響が少ないため、自分の持つあるいは地球の持つエネルギーを受け取るのに適しているという理由があげられる。
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2009-09-05 作成
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