このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

超能力開発研究所
Supernaturalism

第一話 お化け考

第八章 憑依と病気・怪我


8.1 憑依と病気・怪我の関係

お化けに憑依されると病気になりやすくなったり、怪我をしやすくなったりするといわれている。
お化けそのものがエルネギー体であり、お化けに憑依されるとまず自律神経に影響が出るのではないか。というのはお化けには電気エネルギーがあり、それが電気信号で動いている自律神経に影響を与えるからである。ちょうどラジオに雑音が入るようなものである。
自律神経の調子が狂ってくると体調が崩れることは言うまでもない。自律神経は甲状腺、胸腺などの分泌器官と関連しているから、ホルモンバランスが悪くなってきて病気になったり、三半規管やその他の器官の性能を損ねるがゆえに怪我をしやすくなると考える。
「気」が漲っている場合は相当に強い霊でも憑依できないのである。体内に気が漲っているときは元気な状態であり、病原菌にさらされても発症しないという状態とまったく同一である。身体に気をみなぎらせているということは体内の電位が高く保持されている状態で、憑依などで一時的に自律神経が乱れてもすぐに回復できるのである。

以前知り合った東京在住の超能力者は「癌治療の前に憑いているお化けを払わないと治癒しない」と言っていた。その後、その言葉を気にして患者さんを調べてみると、世界中で慢性的な症状の患者さんにはお化けが付いている例が多かった。
慢性的な症状を訴える患者に憑依しているお化けを除去すると、マッサージや指圧などの機械的刺激を与えずとも、その症状が軽くなる例がたくさん見られる。この場合、症状を軽減する事が出来るという施術者の能力を患者が信じていないと症状の改善は見られない。「信じる者は救われる」のである。

憑依は主に墓地、病院などで起きる。墓地はお化けのたまり場であるから言うまでもなく、やり残したことがあるがそこで命を終わる人が多い病院もお化けのたまり場のひとつである。また、自殺の名所、古戦場などにもお化けがたまっていることが多い。
このような場所から帰宅した時には、塩で清めるか、帰宅直後にシャワーを浴びて沐浴することで、簡単に憑依霊を取り除くことが可能である。しかし一晩経過すると、病原菌に汚染されて免疫力が落ちるように、自律神経の信号に影響を与えて体調を壊すことが往々にしてあるから、十分注意する必要がある。こう考えてみると、会葬御礼に入っている「清めの塩」はリーズナブルであると言わざるを得ない。

ではなぜ清めの「塩」であり、砂糖でも、ぬかでもなのかというと、こういう理屈が成り立つだろう。
食塩の粒を空中に放り投げるときに人の持つ静電気が食塩の粒に付着している水分に移動する。その静電気が後ろに憑いているお化けのエネルギーに何らかの影響を与えていると考える。
ちなみに、お酒の主成分はエチルアルコールと水分であるから、上記の理屈は通用しない。酒を飲むとトランス状態のような酩酊状態になるので昔から酒でお清めをするという風習があるのだろう。もちろん、その残りはみんなでいただける。


8.2 お祓い

憑依による害を防ぐためには昔からいくつかの方法が取られてきている。
(a) お化けをその場所から除去する方法。これは医学的にいえば環境を清潔にすることにより病原菌を減らし感染の可能性を減らそうとする方法である。
(b) 憑依を解く方法。これは憑依された人から霊を除去する方法である。これは発症した患者への対症療法ともいえる。
この方法で一般的に取られているのがお祓いである。お祓いは宗教の聖職者が行うのが一般的であるが、聖職者がいないイスラム社会では超能力者たちが行っている。
お化けを除去したりその力を減じたりするのに、強制的にやる方法と納得づくでやる方法がある。
強制的な方法とは、嫌がるお化けを無理やり憑依対象からはがし取って、どこかに移動する方法である。納得づくでやるわけではないので、後日またカルマが増えてしまう問題があるが、短時間で済む利点がある。
納得づくでやる方法とは、用地買収の方法のように、お化けと話し合うことでお化けの抱えている問題を人間側で解決してやることで、お化けが成仏できるようになる。成仏することで憑依が解けるという時間がかかる方法であるが、お化けを回向してやることで仏徳を積むことができるという利点がある。何回もお化けを回向してやったことのある筆者は、何度もあの世の存在からすくわれている。ある時は交通事故から、あるときは仕事上の問題からである。お化けといえどもちゃんと恩返しをしてくれるものである。

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2009-09-06 作成

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