このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

超能力開発研究所
Supernaturalism

第二話 超能力訓練法

第四章 呼吸法の応用

4.1 精神集中
基礎編でお話したように、呼吸方法を調整しながら意識を呼気に集中すると、臍下丹田や、眉間などのチャクラという個所が暖かくなってきます。チャクラが暖まってきたら更に暖まるように呼吸方法を調整します。また、その場所がムズムズしてきたらしめたものです。もっとムズムズするようにするとツーンとしてきます。これでおしまいです。

4.2 体温調節法
呼吸が上手にできてきたら、体温の調整に挑戦してみましょう。
息を吐き出す時がコツです。体温を上げる時には、寒い時に手を温めるように口を開けてゆっくり「はー、はー」と吐き出すようにします。下げる時には、熱いものを吹くように口をすぼめて「ふー、ふー」と吐き出します。肺の中の最後の空気まで吐き出すようにするのがコツです。
体温を上昇させる時には、暖かくなったチャクラから温かさを体中にひろげるように意識します。下げる時は、体の熱をチャクラに集めるようにして、息を吐き出す時にその熱を吐き出すようにします。
この方法をマスターすると、寒い時に足が冷たくて寝られないということがなくなります。まず、体をリラックスさせます。すでに習熟した呼吸法で、外気から熱を吸い取っていったん臍下丹田に溜めます。息を吐き出す時に、溜めた暖かい氣を体中にまわすようにします。すると、数回呼吸を繰り返すだけで体中がほんのり暖かくなってくるのが分かるでしょう。ほら、今まで氷のように冷たかった足が暖かくなっているのが分かるでしょう。足がポカポカしてくるまで続けます。
風邪のひきはじめは、背骨と頚椎の間や、背骨と腰椎の間付近が冷たくなります。この冷たくなった部分に暖かい氣を送り込んで暖めると、体のだるさが取れます。一方、少し手後れになった場合、風邪の原因となった部分が熱くなってきます。この際は、先ほどの方法でこの部分の体温を下げるようにします。
熱が体全体に回って発熱した場合には、解熱剤をのんで一旦熱を下げて精神集中できるようにしてから、熱くなったり、冷たくなったりしている部分の温度を体のほかの部分と温度を同じにするようにします。その場ではすぐに治りませんが、翌朝には症状が軽くなります。

4.3 鎮痛法
呼吸訓練法で行った呼吸法を行っていると、暖かくなってきたり、氣の流れが妨げられたりする部分が、チャクラ以外に見つかることがあります。この一部は外傷を受けたり疲労したりして痛みを感じている場所です。そのままの姿勢で痛みを感じなければ少し体をひねってみて下さい。すると痛みを感じますから痛みの位置と強さを覚えておきます。
つぎに、氣をその部分に当てます。最初は川の流れが固い岩で水がわけられるように、その固い部分が氣をはじきますが、何回も当てているうちにだんだんと軟らかくなっていき、小さくなっていきます。最後のごま粒程度のものがなくなって、氣が滑らかに流れるようになったら、もうその部分の痛みはなくなっているはずです。
もし姿勢を変えるとその部分がまた痛む場合には、氣をぶつける方向を変えてみます。これを何度も繰り返すことによって、ついには姿勢をどんなに変えても痛みを感じなくなります。完治した証拠です。
翌朝まだ痛みが残っているとしたら、原因はその部分ではなく、他の部分にあります。直接原因となっている部分を治療しなくても、痛みを感じる部分から痛みを毎日取り去ることによって、患部の治療ができます。

4.4 病気治療法
前項で、病気や怪我をしている部分の鎮痛方法について学習しました。次は、病変している部分を治療する方法です。
鎮痛の方法と同じように、病変あるは怪我をしている部分に氣をぶつけます。内臓などの軟らかい部分では割と早く、骨などの固い部分はしばらく時間がかかりますが、どちらにせよ、からだの持つ自然治癒力を増強させているのですから、何もしないよりも早く完治します。コツは息を吐き出す時に、病原菌や病気の細胞からの毒を呼気で体から出してしまうと思うことです。毒が呼気に含まれている時には、呼気に小さい銀色の針が無数に含まれているようにみえたり、呼気が黒く濁っているようにも見えることがあります。これを繰り返すことによって、自然治癒力発揚の妨げになっていた毒を排除します。体内から毒がなくなったら、自然治癒力が快復してきますから、病気はすぐに治るというシナリオです。

慢性になってしまった病気は、治癒までに長い時間がかかります。これは、病気である状態が体にとって普通の状態になってしまっているから、なかなか治癒力が働かないのではないかと想像しています。ちょうど肥満体の人が少し痩せてもすぐに元の体重に戻ってしまうのと同じです。

病気は疲労がその原因となったり、引き金になったりしますから、疲労を蓄積しないように、常に呼吸法で氣を整えておくことが必要です。たとえ筋肉が疲れていても、内臓が疲れていなければ氣がスムーズに体内に回りますから、筋肉疲労は氣ですぐに快復します。

4.5 禁煙のかわり
筆者は大のタバコ好きで、ニコチン・タールの強いものが大好きです。インドネシアの田舎にいる時には、どんなにたばこを吸っても大丈夫なのですが、東京に戻ってきて、少しだけ喫煙が過ぎると、痰が絡みます。
同じように喫煙していても痰が絡まないインドネシアの田舎と東京では全く空気のきれいさが違います。ここだけの話ですが、自動車の排気ガスで有名なジャカルタよりも、微粉塵の量が「一応は空気がきれいな」東京の方が数倍多いとのことです。喫煙による発ガン率は、喫煙量によるよりも空気の汚れによるものの方の影響がおおきいのではないでしょうか。
もちろん、喫煙はガンの引き金になります。それを言うならば、食べ物全てがガンの引き金になると言い切っても良いでしょう。全ての食べ物は毒を含んでいます。それゆえ、われわれは色々な食材を組み合わせて、食材に含まれている毒を相殺しているのだと思います。というわけで、「偏食は健康を損ねる」ことが理解できたと思います。
タバコが吸えない時には、空気を吸い込んでそれをタバコの煙だと思い込むことにします。そうすると、単なる空気が美味しいタバコの煙に早変わりします。でもこの空気よりタバコの煙がおいしいですね。

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初校98/11/07  
一訂98/11/17
改訂 2009/09/09

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