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ブエノス・アイレス・2005年・夏
2005年 2月にブエノス・アイレスを訪問しました。約5年ぶりの訪問で目的はごく普通の観光旅行です、中心街を散策し、郊外ティグレ地区に足を延ばし休日を楽しみました。アスンシオンには歩いて廻れる繁華街のようなものが乏しいので都会を歩くのは楽しいものです。
空港
ブエノスアイレスの玄関口は「エセイサ」と呼ばれる空港です。大きな国際空港ですが日本からの直行便はありません。日本に向かう人はブラジルか米国もしくは欧州で乗り換える必要があります。
(写真:国際空港-01)
しかしながら上から見ていますと何となく列が長いように感じます。それでもアスンシオンの空港と比較しますとかなり近代的ですね。
(写真:国際空港-02)
国際空港と街との間は「マヌエル・ティエンダ・レオン」という会社のバスが運行しています。写真のような小型から大型のバスまで色々な大きさがあります。
(写真:国際空港と街を結ぶバス)
ブエノスアイレスでは地下鉄もありますが、バスが公共交通の中心です。番号と行き先を覚えますと意外に使い易く、値段も安くたのもしい存在です。
(写真:市内バス)
高層建築
ブエノス・アイレス市内には多くの高層建築があります。多くの近代的な建築物が並んでいます。
(写真:高層建築-01)
(写真:高層建築-02)
(写真:高層建築-03)
何らでいるビルを見ていますとマイアミなどの米国の都市に似ているようにも思います。
(写真:高層建築-04)
(写真:高層建築-05)
中には一時代前の建築物がありますが、これらのビルはパリの高層建築に似ていますね。このような建物が並んでいる地区を散策していますと「南米のパリ」と呼ばれるのも納得です。
(写真:高層建築-06)
フロリダ通り・ラバージェ通り
フロリダ通り、ラバージェ通りなどは商店やレストランが多く自動車は走行禁止になっており、いつもかなりの人で賑わっています。
(写真:フロリダ通りとラ・バージェ通りの交差点)
(写真:フロリダ通り-01)
(写真:フロリダ通り-02)
(写真:フロリダ通り-03:パラグアイ通りとの交差点)
(写真:パラグアイ通りの標識)
(写真:フロリダ通り-04)
道には色々なものが売られています。アルゼンチン国旗や地図入りのお土産が観光客目当てに売られています。
花と飾りの店があります。
(写真:花と飾りの店-01)
暗くなりますと吊る下げている飾りが点灯しなかなか綺麗です。
(写真:花と飾りの店-02)
(写真:雑誌と地図を売る店)
色々な大道芸人や音楽家も居ます。小さい子が大道芸に挑戦していましたが、下手糞で失敗ばかりしていました。
(写真:下手な大道芸)
(写真:夜のラ・バージェ通り)
道の両側には色々なお店があります。
(写真:フロリダ通りに在る書店)
(写真:フロリダ通りに在る画廊)
またガレリアと呼ばれる小さいお店が多くテナントして入っているショッピングモールもあります。
(写真:フロリダ通りに在るガレリア)
市内点描
市内の色々な景色を紹介してみます。ブエノスアイレスの象徴は大きな「7月9日通り」とその中央に聳えるオベデイスクでしょう。
(写真:7月 9日通りとオベディスク)
街を見ていますとタクシーが多いのが目に付きます。黒と黄色の2色に塗り分けられていて直ぐにタクシーと分かります。
(写真:タクシーが多い)
中心部は道路が碁盤状になっていますが、少々狭いという感じです。渋滞になりますとバス、トラック等もあり大混雑となります。
(写真:混雑する道路)
狭い通りに自動車が停車していると通行するのも大変です。
(写真:狭い道路-01)
(写真:狭い道路-02)
レティロの駅の近くに大きな時計台があります。何でも英国から贈られたものなのだそうです。その向かいに碑があり、兵士が守っている場所があります。この時計台を睨みつけている感じです。これはマルビーナス(フォークランド)戦争の戦没者慰霊碑なのだそうです。英国と戦ったこの戦争、それ程昔の事では無く、この敗戦がその後、今日まで続く経済的な混乱の始まりであったのかも知れません。
(写真:英国から贈られた時計台とマルビーナス(フォークランド)戦争戦没者慰霊碑)
慰霊碑には島の形と亡くなれた方達の名前が刻まれています。1982年にあったこの戦争、まだそれ程昔の事ではありませんね。
(写真:フォークランド戦争戦没者慰霊碑)
(写真:商店が多い通路)
色々な商店がある中、ピーナッツ売りがありました。1.5ペソ(約50円)です。
(写真:ピーナッツ売りのおじさん)
街の中心から少し歩きますと色々な場所があります。
(写真:市内の風景-1)
(写真:市内の風景-2)
(写真:市内の風景-3)
住宅地は市内の中心部はアパートになっています。びっしりとアパートが建ち並んでいるのは壮観です。
(写真:中心部のアパート)
中心から外れますと木が多い一軒家が中心の住宅街になります。落ち着いた雰囲気で住み易そうですね。
(写真:住宅街)
大統領府
ブエノス・アイレス市の中心部に大統領府があります。桃色の建物でこの前の広場がこの街の中心の一つと言えるでしょう。
(写真:大統領府)
大統領府の前は大きな広場になっています。
(写真:大統領府遠景)
鳩が多く生息し、多くの人が散策しています。勿論観光客も大勢来ています。鳩の餌を売る商売は結構繁盛しているようです。
(写真:広場)
周囲は歴史を感じさせる荘厳な建物が多く並んでいます。
(写真:周囲の様子-01)
7月9日通りに在るオベディスクが見えます。
(写真:周囲の様子-02)
(写真:周囲の様子-03)
(写真:周囲の様子-04)
(写真:周囲の様子-05)
昨年くらいまではアルゼンチン国債の不履行問題で世界を騒がせ、デモ騒ぎに明け暮れていたようですが、現在でもデモは続いているようです。年配のご婦人達が大きな垂れ幕を掲げています。書いてあるのは「外国への負債を支払うな」です。想像するにこの方達は公的な年金のようなものをあてにして生活しているのでしょう、そしてそれが滞っている、何故支払いが悪いのかと彼女は考え、自分達にお金を支払わず外国への負債を優先している、と結論付けたのでしょうね。
(写真:抗議デモ)
ショッピングセンター
ブエノスアイレスには洒落たショッピングセンターが幾つかあります。従来は郊外に在るものが多かったのですがセントロの観光客にも行き易い場所に新たなショッピングが出来ていました。
(写真:ショッピングセンターの内部)
中央の噴水の上には教会に描かれているような壁画があります。綺麗で洒落ているというのが特徴です。世界のブランド品は勿論、食堂も充実していました。ファーストフードの他、噴水の横にはイタリア料理のレストランがありました。味はなかなかで値段はイタリアの半額以下という感じです。
(写真:ショッピングセンターの天井)
フロリダ通り等の従来の繁華街はまだまだ人が多く賑やかですが、近い将来はセントロ地区でもショッピング・センターが台頭し主役になって来るのかも知れませんね。
レストラン・食堂
ブエノス・アイレスは食道楽の街です。至る場所に食堂そしてレストランがあります。レティロ駅の前には簡単に食事が出来る食堂があります。豚のマークのこの食堂、サンドウィッチ、おやつ、コーヒー等があります。
(写真:レティロ駅前の軽食堂)
(写真:レティロ駅の中の軽食堂)
中心部にはレストランが色々とあります。ロベルト徳田さんに教えていただいて昼に行ったレストラン、呼び込みのおじさんが客引きをしていました。看板を見ますと「昼の定食」とあり5ペソ〜9ペソで食べる事が出来ます。飲み物を入れても500円でお釣りが来る程度の料金ですね。
(写真:中心部のレストラン-01)
レストランで目に付くには何と言いましても「イタリア料理」です。アルゼンチンはイタリア移民の子孫が多い為でしょう。味も量もバリエーションもなかなかのもので、本場イタリアにひけを取らないと思います。
(写真:中心部のレストラン-02)
最近増えているのが安く手軽に食べる事が出来るファーストフードのようなお店です。看板を見ますと軽食が1ペソとあります。若い人を中心にかなりの賑わいでした。
(写真:中心部のファーストフード)
イタリア料理と並んで多いのが肉料理のお店です。有名なラバージェ通りに在る「エスタンシア」に行きました。
(写真:エスタンシア入口)
入口の横では肉を焼いている場所があります。これは外を歩いている人を呼び込む作戦の一つでしょう。
(写真:エスタンシアのアサード)
中に入りますとまだ食事時には早いのですが結構お客さんが入っています。観光客が多いものと想像していましたが、土地のそれも年配の方が多いのは意外でした。かなり年配の方が大きな肉の塊に挑戦している、やはりここはアルゼンチンです。
(写真:店内の様子-01)
(写真:店内の様子-02)
さてお目当ては勿論「ビッフェ・デ・チョッリソ」このレストランのは特別美味しいという気がします。近年パラグアイでも肉は柔らかくかなり美味しくはなっていますが、ここのを食べますと差は歴然としているように感じます。旨い、量が多い、安いと3拍子揃って大満足です。
(写真:ビッフェ・デ・チョッリソとソーセージ)
さて街を歩いて感じたのは日本食が増えた事です。ファーストフードにも日本食があります。中を覗いてみますとどう見ても日本食ではないように思います、余り美味しそうでは無く、その割には値段が高いという感じです。現地の人が作った現地の人の為の日本食という感じですね。
(写真:ファーストフードの日本食)
臨海地区
以前は港の倉庫などがあり、街外れの印象があった臨海地区、ここが完全リニューアルし、現在では最も綺麗な場所になっています。数キロにわたる倉庫群は綺麗なレストラン街に変身しています。それにしてもこのレストラン街の巨大さには驚きます。これだけ並んでいて大丈夫なのかと心配になります。ブエノス・アイレスは食道楽の街なのでしょう。
(写真:倉庫を改装した巨大レストラン街-01)
横から見ますとこうなります。
(写真:倉庫を改装した巨大レストラン街-02)
ウォーターフロントの景色はすばらしいものですね。
(写真:ウォーターフロント-01)
(写真:ウォーターフロント-02)
(写真:ウォーターフロント-03)
向かい側に見える大きな建物はヒルトン・ホテルなのだそうです。
(写真:ウォーターフロント-04)
(写真:ウォーターフロント-05)
レストランと運河の間は歩道になっています。右にレストラン左に運河というこの景色が延々と続きます。端まで行きませんでしたが、多分4キロくらいはあるでしょう。往復しますとかなりの運動量になりますね。
(写真:ウォーターフロント-06)
一隻帆船で係留されているものがありました。近くに行き「何か」と尋ねると「博物館」とのこと、面白そうなので入場料を払い乗船してみました。
(写真:係留されている船は博物館)
中は整理されていて見易く展示されています。船の中の様子がよく理解出来ます。
(写真:船-01)
(写真:船-02)
(写真:船-03)
(写真:船-04)
(写真:船-05)
(写真:船-06)
レティロ駅
ブエノスアイレスの中心部に位置するレティロ駅は幾つもの建物から成り立っています。写真だけを見ていますとオフィスビルのように見えますね。
(写真:レティロ駅の駅舎)
各駅舎にはそれぞれ別々に入り口があります。
(写真:一番奥の駅舎の入り口)
駅舎の中は豪華な造りになっています。天井が高いのが印象的ですね。
(写真:駅舎の中)
電車が到着しますと我先に乗客が出て来ます、これは東京も同じですね。ただ出口が切符を入れて問題がなければ棒が回転するという方式なので時間がかかります。どうしても行列が出来てしまいます。日本のように問題がある場合には棒で遮るという方法が合理的ですね。
(写真:改札口)
天井の高い豪華な駅舎はアルゼンチンが国際的に大きな評価を得ていた時代のものなのでしょう。駅舎の中でお勧めなのは「喫茶店」です。高い天井、豪華なインテリアの喫茶店、一杯のコーヒーをいただくと良いでしょう、リラックス出来る事は間違いありません。
(写真:駅舎内の喫茶店)
駅舎の維持管理は充分とは言えないようです。後ろに廻りますとボロボロになっているのが分かります。またゴミが放置されており、お世辞にも綺麗とは言えません。
(写真:駅舎の裏側)
(写真:駅のプラットフォーム)
鉄道
レティロ駅には色々な列車が停車しています。郊外向けの電車、長距離列車、色々です。
(写真:レティロ駅に停車しているティグレ行き電車)
長距離列車の機関車はなかなか威厳があります。
(写真:長距離列車:レティロ駅-01)
(写真:長距離列車:レティロ駅-02)
さてこの列車に一駅だけ乗ってみました。次の停車駅は「パレルモ」です。まだまだ市内で地下鉄も走っている駅です。
(写真:パレルモ駅)
次に河岸に沿って走る観光鉄道に乗ってみました。駅舎の綺麗です。
(写真:観光鉄道駅舎)
駅も鉄道の保線も想像以上のレベルです。
(写真:観光鉄道駅舎)
来た電車に乗りまたびっくり非常に綺麗で快適です。南米でこれ程の鉄道があるとは知りませんでした。
(写真:快適な車内)
各駅ではそれぞれ観光客に向けた取り組みが行なわれていました。この鉄道は乗り降りが自由なようで、色々な駅に降りて楽しむ人が多いようです。
(写真:観光鉄道の駅)
(写真:観光鉄道電車と終点の駅)
地下鉄
ブエノスアイレスには地下鉄が5路線あり、市民の足となっています。「スブテ」と呼ばれています。
(写真:地下鉄の入口)
駅の内部は乗降客で一杯です。
(写真:駅の内部)
プラットフォームまでの階段はちょっと暗くて狭い。
(写真:駅の階段)
電車は旧式のものが多く、古ぼけています。
(写真:地下鉄の電車)
駅に関しては比較的新しいものは下記のように非常にシンプルです。これといった特徴もありません。
(写真:地下鉄の駅)
以前のアルゼンチンが偉大なる国家であった時に作られた駅にはすばらしいタイルで綺麗な絵が描かれています。
(写真:地下鉄の駅のタイル-01)
近くから見ますとかなり精巧に出来ているのがよく分かります。
(写真:地下鉄の駅のタイル-02)
電車の中は以下の写真のようです。座席は硬く揺れも大きく乗り心地は良くありません。
(写真:電車の中)
その中で電車の良さを誇るのがB線です。走っている電車は全て「丸の内線」です。
(写真:地下鉄・丸の内線-01)
(写真:地下鉄・丸の内線-02)
(写真:地下鉄・丸の内線-03)
電車の中に入りますと以前東京で走っていたそのままという感じです。東京を走っているように錯覚します。
(写真:地下鉄・丸の内線の電車の中-01)
(写真:地下鉄・丸の内線の電車の中-02)
天井を見ますと懐かしい「営団地下鉄」のマークがあります。
(写真:営団地下鉄のマーク)
ボカ
ボカはタンゴ発祥の地として有名です。市内中心部からは少し離れていますがバスで30分、簡単に行けます。バス代は片道50円程です。観光バスも色々とあるようですが狭い地区ですので充分歩いて廻れます。バスで行きバスで戻れば良いでしょう。
ボカは狭い地域で歩いて充分に廻る事が出来ます。居るのは観光客ばかりでそれを目当てにしているお土産屋、露天商、悪がきなどがたむろしています。
(写真:ボカの港-01)
(写真:ボカの港-02)
(写真:ボカの風景-01)
道にはここで描かれた絵画が売られています。ボカの景色は色が彩やかですので楽しい絵になりますね。
(写真:ボカの風景-02)
(写真:ボカの風景-03)
(写真:ボカの風景-04)
(写真:ボカの風景-05)
(写真:ボカの風景-06)
(写真:ボカの風景-07)
(写真:ボカの風景-08)
(写真:ボカの風景-09)
ボカでも少し外れますとケバケバさが少しましになります。
(写真:ボカの風景-10)
元々は鉄道が走っていたのでしょうね。これなど復活してセントロと結べば観光客を呼べると思うのですが如何でしょうか?
(写真:廃線の跡)
またタンゴの実演も目に付きました。見物した人からは御代を頂戴するというものです。一所懸命踊っているのですが、余り見入りは無いようです。
(写真:タンゴ-01)
廃線の駅でも若い二人がタンゴを踊っていました。遠くからしばらく見ていました若く動きが良くなかなかのものです。
(写真:タンゴ-02)
ボカは港があり、そこに船の博物館がありました。誰も入っている様子はありません。
(写真:船の博物館)
ティグレ
ブエノス・アイレス市の近郊にティグレという「水郷」と呼ぶのがふさわしい場所があります。この辺りはラプラタ河の河口で水の流れが幾重にも別れており、網のように水路があります。ブエノスアイレス市民の別荘保養の地となっています。交通は電車が二路線あり、ブエノスアイレス市のレティロ駅から約30分で行く事が出来ます。ブノエス・アイレスを観光する際には是非とも予定に入れておくべき場所でしょう。
(写真:ティグレ駅)
駅前は整備されています。雰囲気はリゾート、ブエノスアイレスの街とは全く異なった雰囲気があります。
(写真:ティグレ駅前の様子-01)
(写真:ティグレ駅前の様子-02)
(写真:ティグレ駅前の様子-03)
しばらく歩きますと綺麗なマクドナルドのお店があります。リゾート風の造りで食事時間ではないので多くの人が飲み物やおやつを食べていました。開放感一杯、広々としていて実に気持ちが良い所ですね。米国でマクドナルドを見ますと安い食堂という印象ですが、ここのマクドナルドは高級感溢れているという印象です。
(写真:ティグレ駅近くのマクドナルド)
ティグレの街は緑が多く静かな高級住宅街という印象です。落ち着いた雰囲気が良いですね。
(写真:緑が多いティグレ)
道には観光客相手の商売が色々とありました。この日は暑いので帽子屋さんは大繁盛です。
(写真:繁盛している帽子屋さん)
観光客相手の軽食と飲み物を出す店も多くありました。ホット・ドック、ハンバガー等を出すようです。
(写真:食堂)
さて、川には多くの観光用の船が浮かんでいます。小さいものから大きなものまで色々あります。
(写真:ティグレの観光船-01)
(写真:ティグレの観光船-02)
(写真:ティグレの観光船-03)
ボートやカヌー等も多く見られました。
(写真:カヌー、ボートも多い)
川に面している家には艀があり、川に出られるようになっています。
(写真:川の傍の家屋)
川の傍で露店が出ていて多くの人が集まっている場所もありました。のんびりと休日を楽しんでいる様子ですね。
(写真:露店に多くの人が集まっている)
川には観光船以外にも普通の船もあります。ただ余り綺麗ではなく中古もしくは廃船になっているものを多く見掛けました。
(写真:中古船、廃船が多い-01)
(写真:中古船、廃船が多い-02)
チィグレの遊園地(パルケ・デ・ラ・コスタ)
ブエノスアイレスに大きな遊園地があるというので行ってみました。場所はティグレ地区で河に面して大きな敷地を取り営業していました。
入り口は立派で天気の良い夏休み中の日曜日なので結構人が居ました。これはもしかしたら意外に素敵なテーマパークなのかも知れないと期待して入りました。
(写真:遊園地の入り口)
入り口を入りますと案内図があります。なるほど結構アトラクションがある事が分かります。中央には大きな噴水があり、また船があり遊覧船になっている事も分かりました。
(写真:入り口付近にある案内図)
中央の噴水は確かに見事です。しかしそれだけで特に何か参加するアランクションはありません。その為誰もおらずガランとしています。
(写真:中央の立派な噴水:閑散としている)
とにかく何かめぼしいアトラクションと目をひいたのは大観覧車です。余り大きくは無く、そして日本のものと比較しますととにかく速度が滅法速い、乗るのも怪我をしないように注意しなければなりません。
(写真:園内の様子-01:観覧車から)
(写真:園内の様子-02:観覧車から)
(写真:園内の様子-03:観覧車から)
(写真:園内の様子-04:観覧車から)
上から見ますとそれなりに色々とあるように見えます。ジェットコースター系が多いのが分かります。そして河に面している事もよく分かりました。この辺りはラプラタ河の河口付近のデルタ地帯になっているようで、河の向かい側は緑一色でした。
河の方から見ますとコカコーラが目立ちますね。
(写真:園内の様子-05:河から)
(写真:園内の様子-06:河から)
さて通常の乗り物はと探しますと余りありません。かろうじて一つ電車がありました。行きますと確かにありますがどう見ても小さい、日本の屋上にあるような規模でした。
(写真:唯一の電車系アトラクション)
さて昼近くになりお腹が減り食堂は無いかと尋ねると先ほどの噴水の横の建物がそうだと教えてもらいました。ああ、あの噴水の横にある建物は食堂だったのか、と合点が行きました。二階に上がりますとほとんどは閉鎖されており、唯一ハンバーガーのお店だけが営業していました。
(写真:唯一営業しているハンバーガーのお店)
広い広い二階には数多くの椅子とテーブルが並んでおり、かなり遠くまでびっしりとありますが、誰も居ません。日曜日でこれですと設備の維持管理だけでも大変でしょう。企画段階では多くの人を呼び込みここで食事をしてもらう魂胆であったのでしょうが魅力あるようなアトランクションが多くは無く、食堂も単調、これではリピターを呼び込むのはなかなか難しいのでしょう。
(写真:ガラガラと言うか無人の食堂)
入り口付近に居た多くの人はどこに居るのか探すと多くは若者のグループでコースター系のアランクションを楽しんでいました。余り長い時間居る気はないようで、従ってここで食事を摂るつもりもないようです。
事業者の目論見は外れ、閑散としているこの遊園地、日曜日でこれだけですので、平日はどのような状況なのかかなり心配です。シーズンオフ、平日、雨の日に果たしてどれ程の入場者が居るのでしょうね?(ウェッブで確認しましたら土日と祝祭日のみの営業のようです)
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