このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

[鉄道車内]阪急6300系京とれいん

  

2010年2月をもって営業運転を終了した6300系の中で廃車されずに休車となっていた6350F編成と6354F編成。

内6354F編成は今年の冬に京風観光列車に改造され、京都とトレインをかけて、「京とれいん」と名付けられました。

その車内は「えっこれが6300系?」と思わせるほどとてもバラエティの豊かなものとなっています。

現在土休日に「快速特急」として梅田−河原町・嵐山間で運転されています。

側面には誇らしげに大きく「京とれいん」とラッピングされています。

車内です。まずは3・4号車から…

3・4号車は”京町屋”をイメージした内装。座席は2×1と余裕のある配置。車内に足を踏み入れた瞬間そこは京都。

座席の上にも仕切りが設けられている「半個室」のボックスシート。

”セミコンパートメント”とまではいきませんが、目的地に着くまで気兼ねなくおしゃべりやお弁当を楽しむことができます。

畳に座布団が敷かれているような座席で、けっこう座り心地は良かったです。

ただ、背もたれの畳部分で少し真ん中が凹んでいる為、身長の低い子供が座るとヘッドレストに頭が届かず、頭の乗せ場所に困るかもしれません。

 

それ以外の車両は転換クロスシートが並ぶ、あまり改造が施されていない車内。赤系の座席が1・2号車、緑系の座席が5・6号車となっています。

座席自体はデザイン以外は改造前と変わらないためやはり狭いです。座席デザインは”京唐紙”をモチーフにしているそうです。

車両端の補助椅子は撤去され、パンフレットラックが設置されています。車内放送は、外国人観光客のために日本語のほかに英語、中国語、韓国語の案内もあります。

3・4号車のデッキには暗い印象を抑えるためスポットライトが新設されています。

今までの阪急の”魔改造”と異なり、ドアの交換などはされていません。

ちなみに各車両のドア横に飾ってある和紙は和紙作家堀木エリ子氏が創作したもの。各車両作品が異なるため、車内の探検がてら見て回るのも良いかもしれませんね。

参考pdfファイルは こちら

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