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富士総合火力演習:2007.8.26

富士総合演習場へのアクセス【地図はこのページ末尾】
 富士総合火力演習を見るためには、事前に抽選に当選する必要があります。我が家も偶然応募HPを見つけて応募してみたら、当選したので見に行ってきました。一定の手続き後に当選はがきが送られてきますが、そこに「○○駐車場」という駐車場許可の用紙がないと当日は近隣の臨時駐車場には止められません。大半の方はハガキに「御殿場駅」と記載されていて、御殿場駅からシャトルバス(有料)に乗ることになります。我が家も駐車場はなかったので、御殿場駅からの出発になりました。
 御殿場駅周辺には駐車場があまりないので、公共交通機関のほうが良いのかもしれません。我が家は6時少し過ぎに御殿場駅に到着しましたが、すでに満車の状態で、偶然空いていた100円パーキングに幸運にもとめることができました。
※御殿場駅までは、東名高速道路御殿場インターから県道401号線を北上し、二枚橋湯沢交差点(右手にダイエー)を左折し、少し進んだところを左折すると到着します。

住所西富士演習場内
アクセス本文を参照
最寄駅:御殿場駅
入場料無料(ただし、事前に申し込みと抽選あり:当選者のみ入場可能)
利用可能時間10:20-12:05(演習時間)
駐車場無料駐車場は事前抽選
その他 陸上自衛隊HP
【参考】春日井ICから御殿場IC:5650円(253.9km)
      距離・金額は ドライブコンパスnexco中日本HP 内)から検索して確認してください。
富士総合火力演習

シャトルバスで会場へ
 御殿場駅に着いたのは6時過ぎでしたが、すでにシャトルバス(片道550円程度)が運行していて若干行列ができていました。駐車場付きの当選ならば駐車場から無料のシャトルバスが出ているのに比べると、駐車場付きの当選のラッキー度が実感できました。後から来た人たちの話では開始直前でもそれほどの長蛇ではなかったそうですが、早く来るに越したことはないと思います。
 会場に着くと、既に売店が開店していて、かなりの人出です。でも、スタンド席はほぼ満席ですが、シート席であれば下の写真のとおり、まだ空きが一杯といったところです。
 シート席は順番に座らされますので、子ども連れの場合はやはりスタンド席がお勧めです。

予行演習
 本番開始は10時20分ですが、到着した7時頃には戦車部隊やヘリが演習場で予行演習をしていました。予行演習といっても実弾をどんどんと撃ちます。本番はすごい人になるので、この予行演習を見ているほうが子どもには楽しいかもしれません。
 我が家が到着して席に着いたときに丁度「90式戦車」(最新鋭らしい)が発砲したのですが、想像以上の迫力の音です。はっきり言ってかなりビックリしました。周りにいた数人の子どもたちの何人かが泣き出してしまうほどです。幸いにも息子たちは顔をしかめる程度でした。ちなみに次男はすぐに慣れて「ワクワク」といった感じになりました。
 事前に情報としては入手していたのですが、耳栓は絶対に必要です。我が家は当日売店で買いました。これがあれば子どもも平気だと思います。予行演習では本番の流れを一通りやってくれるので、こちらを見るのをお勧めします。

本番まで
 本番が迫ると少しづつシート席が埋まり始めます。相当の人出で、要注意は男性用のトイレです。かなりの長蛇の列ができます。早めに行動しましょう。女性用トイレのほうが空いているので、子ども連れの場合はお母さんがトイレに連れて行ったほうがよいと思います。
 この日は晴天で、日差し対策と水分補給にも注意が必要ですね。
 それにしても、90式戦車の発砲の音はすごい。子どもにとってはやはり恐いのかもしれません。泣いている子が本当に多かったです。予め心構えだけでもさせておいたほうがよいと思います。ちなみに「赤旗」を出しているものが発砲するということになっています。
 なお、戦車以外にも攻撃ヘリなども練習しています。

本番開始
 9時ごろには予行演習も終わり、本番を待つ体制に入ります。ここからが暑さと人ごみとの対決になりましたが、ついに演習の開始です。F2戦闘機が上空から飛来して爆弾を投下、火柱が上がります(実際には投下が危険なため、地面に予め仕掛けられた爆弾が爆発します)。
 次にりゅう弾砲、迫撃砲などが発砲されます。かなりの威力があるのが分かります(富士山って広いんだなぁと変な感心もしました)。
 その後も対戦車ヘリコプターによる攻撃や対戦車誘導弾など迫力の演習が続きます(間があるので、ちょっと間延びする感じもありますが)。そして、90式戦車部隊の登場で、場内には「音が大きく危険です」とアナウンスが流れます。やはりすごい。この頃には次男は戦車に大喜びです。
 この後は空挺部隊の自由降下です。長男はこれが気にいったようです。

後半へ
 前半が終了すると一旦休憩です。この15分の間に結構人が少なくなりました。やはり子どもが泣いてしまって帰る方や気分が悪くなる方などがいるのでしょうか。後半は敵が侵攻したことを想定した一連の攻撃演習でした。対戦車ヘリ、輸送ヘリ、軽装甲機動車などによる機動性を生かした展開(ヘリボン行動というらしい)が繰り広げられます。ヘリが車を運んだりとこちらは長男のウケが良かったです。
 次にりゅう弾砲、迫撃砲による準備攻撃から90式戦車等による前進攻撃などが行われます。ここは迫力があります。90式戦車による一斉射撃は相当な衝撃です。その後も戦果拡張を目指して各種装備による攻撃と進軍が行われて、演習の幕が下ります。

帰路
 終了とともにシャトルバスへ向かう人々で会場は混雑します。意外にシャトルバスが機能していて、思ったほど時間もかからず御殿場駅に着くことができました。ただ、出遅れると1時間以上待つ可能性はあります。また、演習に参加した装備品が展示公開されるので、興味と余力がある方はこちらも見てから帰るのも手かもしれません。

その他
 子どもには過酷な環境であることに間違いありません。相当な覚悟を持っておく必要があると思いました。周囲の人の話では「今年は稀にみる観戦日和」だったらしく、いつもだと突然雨が降ったり、暑くなったりとすごいらしいです。
 赤ちゃん連れの方もいらっしゃいましたが、子ども用の設備はないと思ったほうがよいです。ベビーカーも置き場がないほどになるので、役には立たないと思います。
 心臓の弱い方は特にですが、想像をはるかに超えた衝撃があるので、耳栓だけは絶対に必要です。現地に200円で売っていましたが、決して高い買い物ではないと思いました。
 ある程度の年齢になったお子さんでも泣いてしまうほどなので、そのような場合も想定しておいたほうがいいと思います。我が家では、当初はびっくりした顔をしていた息子たちですが、帰る車の中では早速戦車ごっこをするほど、戦車やヘリ好きになりました。それで戦争好きになったら困りますが、すごく破壊力があって恐いという感覚は勉強にもなるので、経験としてはよいような気もしました。
 これについては、行った家族によってかなり評価が分かれると思います。

文字サイズは中又は小にしてください。

《御殿場駅6時過ぎ》

《7時前ですがすでに》

《シート席はまだまだ》

《予行演習(練習)を開始する90式戦車》

《74式戦車と自走りゅう弾砲》

《スタンド席は満席》

《ヘリなども練習しますし、色々と飽きません》

《本番直前、シート席も満席》

《F2戦闘機が通過すると火柱が》

《遠距離火力による砲撃》

《90式戦車部隊》

《空挺部隊の自由降下》

《後半開始:ヘリなどによる攻撃準備》

《いよいよ佳境へ》

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