このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旧閑谷学校聖廟(せいびょう)
 石段と外門

 聖廟に至る石階は19段、登った所に外門が位置し、ともに国の重要文化財に指定されている。

 聖廟は孔子廟または西御堂ともいい、儒学の殿堂の中心をなす建造物である。外門を入ると、練塀に囲まれて
中庭(ちゅうてい)・東西の階・大成殿と前後に並び、西庭には厨屋(くりや)・文庫および繋牲石(けいせいせき)がある。完成は貞享元年(1684)で閑谷学校では最も古い建物である。すべての建造物が国重文に指定されている。 
本殿にあたる大成殿

 
大成殿は、方3間、単層、入母屋造りの本瓦葺で、亀腹状の礎石の上に建てられ、中には孔子像をまつる。大成殿左側の低い建物は東階・西階、奥が中庭となる。
左より中庭・東西の階・大成殿
東階と西階

 
手前が東階、奥の文庫よりの棟が西階。
厨屋

 
奥の白い建物は文庫。
繋牲石と文庫

 繋牲石は、一個の花崗岩で基壇から造り出されている。祭の際、羊等の犠牲をつないでおく石柱である。
閑谷神社(旧閑谷学校芳烈祠)
閑谷神社

 閑谷学校はもと芳烈祠(ほうれつし)または東御堂(ひがしみどう)といい、創建者池田光政の霊を祀るため貞享3年(1686)に建てられた。明治8年、池田輝政・利隆の霊を合祀して閑谷神社となり、現在は金銅製座像の光政像だけが祀られている。聖廟と並びながらも、一段と低く位置し、建物もやや小さく簡素に造られている。

 写真は13段ある石階と中門、および閑谷神社を囲む練塀で、いずれも国の重要文化財に指定されている。
左より拝殿・幣殿・本殿

 
真中の低い建物が幣殿。全て国の重要文化財に指定。
本殿と繋牲石

 本殿(左端)から右に、幣殿(低い建物)、拝殿と続く。その先は中門となる。
神庫(右側の白い建物・国重文)

 神庫左は拝殿。拝殿と神庫の間に見えるのは中門(外門)。
繋牲石(国重文)






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