このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

都電27、32系統(現荒川線)

カメラを手にして、西武線を撮っていた頃、
すでに都電は殆どが廃止され、残された
路線も27系統(三ノ輪橋−王子駅前)と
32系統(早稲田−荒川車庫前)だけに
なっていました。
1973年6月と8月に撮りに行きました。
当時の車両は7000形、7500形が中心
でしたが、まだ6000形が現役で残って
いました。
まだまだ当たり前のように軌道上を歩き、
線路端では植木を育てたり、洗濯物を
干したりもしていました。
専用軌道が多い路線のためか、線路脇の
景色は23区内とは思えないローカル色
豊かなものでした。そんな雰囲気を感じて
頂けたら、と思います。

右は早稲田電停です。電柱の広告、コンタクト
の看板が、まるで場末の風情を出しています。
高田馬場駅前−茅場町の15系統が健在の
頃はここ早稲田から先にも線路が延びて
いました。

三河島下水処理場の前にて

下は、面影橋から学習院下へ降りていくあたりのカーブです。
右の写真で、7518の脇で、何も気にせずかがみこんでいるおばさんは、何をしているのでしょう。

鬼子母神から学習院下、面影橋にかけての直線です。遠くから上ってきて、背後ですれ違い、そして下っていく。

高戸橋を渡ります。下を流れるのは神田川です。橋の袂には「国威宣揚」の石柱がある。戦前の空気が残っている。

神田川を渡ると次は千登世橋です。目白通りと明治通りが交差する所です。電車はS字でくぐって池袋へ向かいます。

東池袋4丁目からサンシャインの裏をぬけると大塚駅です。上を走る山手線は103系です。都電の客もかなり多いです。

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