| ここでは、農家とその建物を見てまいります。子供をつれた農民が写っています。
石垣のそばには驢馬がいます。
満州国の治安と政情の安定に伴い、農民の生活も豊かになっていることが伺えます。
石垣や木が育つ庭、そして家もすべて働いた成果で、子供を抱く男性の表情も穏やかです。 |
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| 地平線まで山もなにもみえない平原でしょうか。立派な家がたっています。
農家の右はしにあるのはカマドと思われます。一方で、一方で、農家には煙突がありません。煮炊きをするのは屋外で行うため、カマドは外にあり、家の屋根にカマドの煙突が無いのはわかるのですが、冬場の暖房の煙突と思われますものも見えず、一寸、意外に思えます。 |
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| 『 南満の土地豊穣民は勤勉耕作に倦まず
収穫の秋は寂かなる農村に撃壌歌流る。 』
撃壌歌とは、世の中の太平を楽しむ様をいいます ( 「十八史略」などで、一老人が腹鼓(はらつづみ)を打ち、大地を踏み鳴らし、太平の世への満足の気持ちを歌ったという故事から )。 |
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| 『 満州人農家の邸内にある穀倉である。
草葦きの屋根に柳條の壁で囲まれ中二階式に株がすかされてある。
これは積雪や湿気の関係から来たものだと思われる。
穀倉に限らず、満州人農家の家屋には草葦が多い。 』
東部露満国境方面、東寧付近で撮影。 |
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| 『 この穀倉は北満特有のもの、柳枝を以って骨格としてその上に泥を塗る。
雨の少ない土地なればこそ使われる構造である。兆昂鉄道沿線に多く見る。 』
(地方都市その3の付近) |
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