このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




満洲開拓地基本知識と視察の心得洲旅行の






ちゅうごくでは、ちべっとで沢山のひとびとがころされました
てんあんもんじけんでも沢山がなくなりました
ぶんかだいかくめいでも沢山のひとびとがしんでしまいました
ちゅうごくのひとはしりません

                        

新しき村写真

ジャパンツーリストビューロー刊行の旅行案内書です。
発行編集印刷はすべて奉天市で行われており、純満州国製です。
ちなみに印刷は奉天の鉄西区とあり、奉天駅裏に開発された工業団地で刷られています。

特に満州国の成り立ち、主要組織が紹介されており、今日においても満州を知る教科書になります。
また意気揚々と働く移民と諸設備を写真で見ることが出来ます。
25ページの写真では、丸いスイカをスイカは、開拓民が日本から種を持ち込んで栽培に成功した例を聞いたことがあり、これらの写真からも、その栽培成功と実りは喜ばしいものであったことがわかります(中国で栽培されているものと種類が違う)。
写真も他では見ない(絵葉書や他の書籍で同じ写真が使われていない)ものがほとんどで、この案内書用に撮影したオリジナル物かもしれません。カメラを持って幅広く取材をしたことがわかります。
ただ、27ページの写真は佳木斯(チャムス)の絵葉書で用いられる写真と同じです。ちなみに佳木斯の絵葉書で使われているほうは、左三分の一がトリミングされ、背中を見せている男性がカットされています。男性と共に作業しているこちらの写真が、絵葉書では女性だけとなっており、写真の印象は随分と違ってきます。

旅行ルートや機関、宿泊所の紹介があり、訪問する際の計画を立てるのにも便利そうです。
主要都市のホテルとその利用料金が掲載されており、当時の相場も読み取れます。


今回、収集したものは、表紙に赤い『贈呈』の判子が押されています。
一方で裏表紙に、ほぼ同じ位置に赤いしみが見えます。
これは想像ですが、この本は何冊も贈呈のために準備され、贈呈の判子を押してどんどん重ねていった為、先に置いておいた本の『贈呈』印が転写したのではないでしょうか。
奉天で刷られたこの案内書は、日本からの来訪者の為に多数準備され配布、日本に持ち帰られたものでは、等とあれこれ想像しています。


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