このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




満洲旅行の栞





ちゅうごくでは、ちべっとで沢山のひとびとがころされました
てんあんもんじけんでも沢山がなくなりました
ぶんかだいかくめいでも沢山のひとびとがしんでしまいました
ちゅうごくのひとはしりません

                        

昭和17年8月:
東亜旅行社満洲支部 刊行のものです。

当時の旅行の有り方がありありとわかるものです。
満洲への旅行はブームだったとされます。
古道具屋で見かける、古い戦前物の個人の写真アルバムにも、満洲を訪問した際の写真があるケースがあります。

内容としましては、
・ 旅客ルートと旅客運賃の詳細、
・ 料金早見表
・ 旅行の心構え
・ 税関検査、税関で量が規制されるものについての注意事項。
・ 航路の紹介。
・ 旅行に関する制限、
・ 自由携帯限度の紹介。
・ 写真撮影に当たっての注意事項
また予防接種証明書(34ページ)が要る点も、当時の特徴です。

さらに、主要都市概要は、主要都市の紹介、市の成り立ち、視察コースが紹介、さらに旅館の紹介があり、これは興味深く感じます。サービス面の不安からから、やはり日系の旅館のほうが心強かったのでしょう。

ところで、87ページ( 092IMG ) には
開拓団の視察で、実際に開拓地についてからは態度にも気をつける。
『内地の生々しい事実や無責任な好景気の話は百階会って一利なしであり、ひとつとして開拓民を慰め励ます整地すのもではないから、不用意に話すべきでない。』
開拓の団員らの開拓業務における不安とストレスを考慮しての
さらに88ページ( 093IMG ) 、青年義勇軍の訓練所についてかかれたところ、
『肉親の情をもって言うことをきいてやり、真心から激励してやることを忘れてはならない。』(093IMG)
これが、別途掲載している
『満洲開拓地の基本知識と視察の心得』(昭和16年4月)の 21頁の記述と同じです。
こちらの栞がまるまる真似(パクリ)をした、と考えるのが自然です。青年義勇軍の取材をサボったともいえます一方で、青年義勇軍にどう接すれば良いか開拓団以上に気をつけるべきである一方で、そのことについての良い文章がなかなか、かけなかった経緯があるのでしょう。


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