このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください




百貨店 ユニオン





ちゅうごくでは、ちべっとで沢山のひとびとがころされました
てんあんもんじけんでも沢山がなくなりました
ぶんかだいかくめいでも沢山のひとびとがしんでしまいました
ちゅうごくのひとはしりません

                        
百貨店ユニオン
こちらでは奉天のおみやげ物百貨店ユニオンを取り上げてまいります。

邦人の満州への旅行者の為に各主要都市にはお土産物専門店がいくつ出来た様です。こちら奉天には、百貨店ユニオンという旅行者向け百貨店がありました。

まずはパンフレットから。パンフレットには奉天の名所、お土産について紹介があります。
当時の商品、売れ筋がわかります。さらに宝石、化石が土産として上げられています。石炭細工が紹介されており、これは撫順でも名物として挙げられていました。チョコレートなど食品も紹介されています。さらに外国品とあり、土産になるようなものまで輸入がされていたことがわかります。これら珍しいものが、百貨店ユニオンに、所狭し、と並べて合ったのだろう、と想像します。
『税関ご案内』の一覧から、持ち運べる量には細かな制限があることがわかります。

○こちら


スライドショー

百貨店ユニオン
今回、紹介しておりますのは「歓迎 徳島女子師範学校」の印が押してあり、学校の旅行(修学旅行)の為に百貨店ユニオンが自社のパンフレットに判子をついて配布したものと考えられ、これは大変珍しく思います。

百貨店ユニオンは三階建てのビルで、二階部分がお食事どころ、駅からもさほど遠くない、など旅行者が利用しやすい百貨店の様です。
さて、先のショートカットのパンフレットは赤い印刷がなされており、それが滲んでしまっているため、ビルの外観などはよくわかりません。
そこで、白黒化してみました。広い窓を持つ、近代的な印象の建物です。
ちなみに、このビルはつい最近まで壊されず、現役で使用されていた、との情報がありました。頑丈なビルだった様です。

ユニオン商会
実は編集協力者さんから、ユニオン商会というもののパンフレットを見たことがあると伺いました。パンフレットの記載内容も、こちらで掲載しております百貨店ユニオンに掲載の内容とそっくりであることから、同じ系列店であることがわかります。
ちなみに添付画像がパンフレットに掲載された建物です。
今回紹介しております三階建ての百貨店ユニオンは、こちらのユニオン商会が移転したものと考えます。ユニオンという名称が同じで、場所も同じ奉天です。ユニオン商会が規模拡大を図り、今回紹介の百貨店ユニオンになったと考えます。

百貨店ユニオンとユニオン商会
別途、掲載をしております夜景のページから、奉天浪速通りの夜景の一部をクローズアップしています。
ここに「 ユニオン 」のネオンサインが見えます。並び立つビルの一つです。百貨店ユニオンは浪速通りと交わる道路の角に立っており、百貨店ユニオンとユニオン商会は別の場所であることがわかります。ですが、利便性から考えて駅の近くでしょうし、さほど離れてはいない場所と考えています。
ちなみに、ユニオン商会は、1階がお土産売り場、2階が喫茶ホールで、百貨店ユニオンと同じ構造です。
もうひとつ、ユニオン商会では日付入りスタンプのサービスがありました。絵葉書などを買って、日付とともに記念としてスタンプを押すわけです。『観光記念』『○○年○月○日』『ユニオン商会』と三列に文字が配列されています。百貨店ユニオンも、同じサービスがあったと考えています。

改めて、お土産物を扱ったユニオン商会、そして百貨店ユニオンというビルを建てて事業を拡充したのだとすると、当時の満州の奉天で観光が如何に盛んであったか、そしてそれに伴う大きな購買力があったと考えられます。

徳島女子師範学校
さて前述の徳島女子師範学校につきまして、修学旅行の経路日程を掲載しました。満州の広さ、そして当時の乗り物を考えますと、かなり強引な日程です。だからでしょうか、詳記には『生徒の疲労甚だしき場合は午後の行事は取り止める』とあります。生徒たちは、無事、日程をこなせたのでしょうか。

○こちら


→満州写真館へ戻る
 
→歴史資料館 目次へ戻る

→みに・ミーの部屋に戻る







このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください