このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                  2008.4.20 曇り小雨のち晴れ


  博士山
   福島県 柳津町                                                   ヒマラヤ大隊


予定していた登山道に雪はなく、境ノ沢集落の昭和村寄りの農道から入山することにしました。
畑では春を待つ農家がハウス作りに精を出していました。

少し歩くと林道脇の湿地帯には数本のミズバショウが花を咲かせていました。
林道に雪が付き始めた所からスノーシューを履きました。

林道らしき所を歩いていると、道を覆い被さるようにトラバース箇所がありました。
注意!注意!

トラバース箇所を過ぎると稜線に出ました。ここから博士山山頂まで尾根を歩くことになります。

志津倉山です。平成18年、「つるの湯」に泊まり、翌日、二日酔いで登りました。

適度な斜面を登り、適度な汗を掻きました。時折、小雨が降り出しました。

軽快にブナ林を歩く。

4月に残雪を歩くなんて、、、昨日、温泉に入り、腰を温めて来ました。痛みも和らぎ、快調〜快調です。

ふう博士山山頂はまだですかあ〜。左右の稜線を見ながら歩く。

   

登りきると、P1476に出ます。右側は雪庇になっています。気を付けて〜〜〜
P1476に立つと博士山山頂が見えて来ました。稜線歩きが長かった分、感動がありました。

博士山山頂です。指標はまだ雪の下に埋もれています。山頂から那須連峰を背に撮影しました。
晴れていれば、素晴らしい眺望でしょうに!午後からは晴れの予報です。期待しましょう。

山頂直下の斜面で昼食にしました。

下山時はスノーシューを外し、P1476をツボ足で登りました。

下山はP1476から、琵琶首集落をめざし、一気に稜線を下ります。
右側は大きく雪崩のあった箇所です。近づかないように注意して歩きました。

雪崩箇所の正面方向にP1476と博士山山頂が見えます。

急斜面を過ぎると、なだらかな大ブナ林帯に入りました。熊棚が所々に見られます。
イヌワシは見られるのでしょうか。逢えれば、感激ですね!

下りに入った頃から、晴れ間が見られるようになりました。

雪の溶け出した急斜面はぬかるんでいましたが、田畑が見え始めた頃には土が乾いていました。
もちろん、登山道はありません。最後の「小藪漕ぎ」の開始です。

小藪を抜けると、林道に出ました。橋のたもとにザックを置き、蕗の薹を採りました。
里山に咲く使者に、のどかな春を感じました。


【林道で出逢った花たち】

キクザキイチゲ

キバナノアマナ

大杉のある林道

フクジュソウ

ショウジョウバカマ

ヤマエンゴサク



滝谷川上流は渓流釣りをしていた頃、良く足を運んだ所です。大成沢、琵琶首、境ノ沢など、、、
懐かしい地名ばかりです。思いは同僚が境ノ沢生まれなのかも知れません。
この地区に立派なトンネルが出来ていたのには、さらにビックリしました。

4月は安全登山祈願祭から始まり、次はお花見と考えていました。
しかし、残雪の博士山山行となり、私の腰もビックリ。痛みが走り、山行に不安を感じたので
前日、K温泉で腰を温めて、痛みを解し、何とか参加することが出来ました。

博士山でイヌワシが見られたら良いなあ、、、と思いつつ、残雪のブナ林を歩いて来ました。
里山の春に満足〜満足の山行でした。


   

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