このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2010.12.19 晴れ
金華山
宮城県 石巻市鮎川町 ヒマラヤ中隊
、、、2日目です。
金華山は石巻市の太平洋上に浮かぶ人口6人の島です。対岸の牡鹿半島とは金華山瀬戸で隔てられています。
民宿「あたご荘」の窓から朝の小渕浜を眺めると、昨日ほどの強い風はなく、海は穏やかです。
おしかホエールランドには捕鯨船が展示されていました。湾内にはミンククジラ調査用の捕鯨船が停泊しています。
金華山へは鮎川港観光桟橋から海上タクシーで約12分、往復¥2,000円で乗船出来ます。
海抜0mから金華山山頂445mをめざして歩き始めました。
神の使いとされる鹿の姿はありません。「発情期は襲って来るので気を付けてください」との貼り紙がありました。
黄金山神社の御神木
金華山は島全体が黄金山神社の神域となっています。
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随神門の奥に御本殿があります。
「三年続けてお参りすれば、一生お金に困らない」という言い伝えがあります。あと、2回来ますか、、、
金華山は花崗岩の島です。
すこんな木、見たことない。
ブナの木の根
花崗岩の登山道を歩きます。島全体が山で平地は殆どありません。
水神社
水を司る天水分神國水分神が祀られています。落ち葉の湿っているところが水源です。
黄金山神社の飲料水が涸れないように願って立てられました。
金華山の稜線に出ました。太平洋の大海原はどこまで続くのでしょうか。水平線の彼方に大型船が航行しています。
歩き易い稜線を振り返りながら、のんびりと歩きました。良い天気になりました。
牡鹿半島、網地島、田代島を望む
右端の白い建物がホテルニューさか井です。帰りにホテルで入浴と昼食を摂りました。
ブナ三兄弟
階段状の急な登山道です。気を付けて下ります。
天柱石
白石英が変化したもので天に向かって立つ高さ約20mの石です。落雷に遭い、半分の高さになったとか、、、
金華山は古くから信仰の島であり、南三陸金華山国定公園に指定されたことで手つかずの自然が多く残されています。
花の名は、、、
マツクイムシの被害に遭い、壊滅状態にあります。鹿や猿の保護のため薬剤散布が出来ないでいます。
千畳敷
千畳敷は畳1,000枚にも及ぶ広さの大きな岩の海岸です。
静かな山歩きを楽しみました。次回は新緑の頃に歩いてみたいですね。
ツインケヤキ
二の御殿
廃墟となった金華山ホテルの横を通り、観光桟橋へ戻ります。海上タクシーが待っています。
鹿が登山道を占拠していましたが、避けてくれたので安心しました。
金華山には7つの登山コースがあります。①と③と④の登山道を歩きました。島の右半分が携帯電話不通区域です。
ホテルニューさか井の定食はクジラの焼肉とクジラ刺しでした。¥1,260円也。
御番所山192mから金華山445mを望む
金金華山山頂からのロケーションの素晴らしさ、ブナ・ケヤキ・クロマツなどの古木の魅力、金華山を侮っていました。
改めて、新緑の季節に来てみたいと思います、、、
しかし、一方では防鹿柵や若い木々が食い荒らされ、島の一部が禿げ山と化し、景観を損ねています。
動物の保護、森林崩壊の危機、今、この島はジレンマを抱えています。
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