このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
2011.5.3 晴れ
阿津賀志山(厚樫山)
福島県 国見町 薫SSS小隊
半田沼の桜と半田山から「ハートレーク」を撮りたくて、ここまで来ましたが、、、
東北地方太平洋沖地震の影響で半田沼自然公園までの道路は通行止めでした。「うぶかの湯」も閉館していました。
帰ることも出来ないので、近くにある阿津賀志山に登ることにしました。ここも地震の影響で道路は通行止めでした。
やむなく路肩にクルマを駐車して、山頂までの1.9kmのハイキングコースを歩きました。
国見町指定史跡 阿津賀志山(三十三観音・八十八大師)画像碑群
1853年、行者沸源が四国八十八ヶ所などを巡礼し、お受けした画像を奉安するため、大師堂を国見山経ヶ岡に建立しました。
この資金の報恩として一石一体の画像を石に刻み、草庵一帯に樹塔しました。
樹間から半田山が見えます。
イカリソウ
山菜を探しながら、のんびりと舗装道路を歩きました。
中央に巣穴があり、野鳥が驚いて、飛び出して来ました。野鳥の名前を覚えようかなあ~
山頂近くに国見町の担い手・耕作放棄地対策事業のための栽培用地がありました。
菜の花とクリムソンクローバー(ストロベリーキャンドル)が土壌改良のために植えられていました。
栽培用地には行者ニンニクや玉ネギなどが植えられていました。
さわやか農園産の「行者ニンニク」 5月5日撮影
さわやか農園産の「玉ネギ」 5月5日撮影
本日、福島県産の野菜の一部に出荷制限が解除されましたが、、、うまく育てたのになあ~、死活問題だ!!
山頂には駐車場、トイレもあります。
阿津賀志山奥州合戦800年記念碑
平泉の藤原泰衡は源頼朝率いる鎌倉軍を迎え撃つため、この山から眼下に見える阿武隈川まで防塁を築きました。
山頂の展望台からは360°見渡すことが出来ます。5月中旬には山ツツジが山頂を真っ赤に染めるでしょう。
安達太良連峰と信夫山
吾妻連峰
舗装のハイキングコース脇には菜の花畑もあります。
山根コースに通行止めはないようです。もとの石母田コースへ降ります。
震災の爪跡はここ阿津賀志山にもありました。
このあと、「うぶかの湯」に行きましたが、閉館のため、急遽、飯坂温泉の「鯖湖湯」に変更しました。
改装された鯖湖湯とその周りの土蔵や湯治場に昔ながらの風情を感じました。共同浴場のため、入湯料¥200円也。
1993年に改装されるまでは日本最古の木造の共同浴場だそうです。
「サバコ」はアイヌ語だそうですが、意味不明。奥の細道途中、松尾芭蕉も名湯に浸かったそうです。
鯖湖神社と鯖湖湯の貯湯槽
熱い、熱い、豊富な湯量で泉質は弱アルカリ単純泉、泉温は51.4℃あるそうです。
さらにこのあと、廃校になったグランドの堤で「吾妻の雪うさぎ」を観ながら、BBQへと続く、、、
東北地方太平洋沖地震後、何かと落ち着かない不安な日々を過ごしています。
郡山市の中でも最も、放射線量の高い地域に住んでいる理由かも知れません。農作業も出来ませんし、、、
風評被害のフクシマ、、、リスクのあるフクシマ。いつまで続くのでしょうか。
震災前と同じような生活を一日も早く取り戻したいと思っています。頑張ろう!フクシマ。
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