このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

のんびり歩き隊

                                                                      2011.5.17 晴れ


  月居山&袋田の滝
   茨城県 大子町                                                                  のんびり歩き隊 


   

JR常陸大子駅での下車は平成22年2月以来です。駅前周辺は様変わりし、C12蒸気機関車が展示されていました。

C12187号は昭和13年、日本車輛で製造され、約30年間九州各地で活躍し、昭和42年、水戸機関区へ

昭和45年、水郡線の完全無煙化まで、その雄姿を見せてくれました。

   

832Dの乗り継ぎまで、約40分、時間があるので大子の街を歩くことにしました。

JR水郡営業所構内を横断すると、奥久慈大子七福神めぐりの弁財天(永源寺)を案内する愛嬌のある「鬼」に出逢いましたが、、、

9時40分発、袋田駅行きの乗車時間に間に合いそうもないので、途中で引き返しました。

   

JR袋田駅はログハウスの駅舎です。前回は袋田の滝見物の観光客が駅前に大勢いましたが、、、今日は私ひとりです。

さあ~歩いて、月居山まで行きましょう。出発!

袋田温泉ホテルから月居山を望む

月居山は双耳峰で左手が前山、右手が後山、鞍部が月居峠となっています。

震災後、月居山は入山禁止でしたが、GW前から一部解禁になりました。

大子町のHPでは旧道の一部が通行禁止区間になっていました。情報通り、入り口はゲートで閉鎖されていましたが、、、

   

旧道入り口から斜度16°の坂道を登りきると、平坦な道になりました。東北地方太平洋沖地震の爪跡はここにもありました。

これではクルマの通行は出来ません。余震を心配しながら早々に通過しました。

旧道から月居山へ

袋田自然研究路

ハイキングコースにはNo1からNo14までのチェックポイントがあり、指標がしっかりしているので迷うことはありません。

袋田の滝側から登ると階段に悩まされるので、逆廻りのNo14から登ることにしました。

お花

月居峠は4方向への分岐点になっています。

かつて、水戸黄門さまが大子地方へ巡村した際、何度も通られた峠道です。

月居城跡への急登

後山山頂は月居城跡地です。右手には男体山に続く、縦走路があります。

この城は佐竹氏の家臣、袋田定義が築いた城です。

代々、佐竹家の家臣が城主でしたが、秋田に移封された時に廃城になりました。

また、幕末の水戸藩の動乱の際、ここで天狗党と諸生党とが激しい戦いをしました。

天狗党の由来は、、、水戸の天狗納豆との関係は、、、

大銀杏

長床の銀杏より、迫力があります。一面、黄色の絨毯を惹き詰めた頃、来てみたいと思います。

光明寺境内にある鐘楼です。月居観音堂の登り口には石仏群もあります。

月居山光明寺観音堂

本尊の聖観世音菩薩像は運慶の作と言われています。

1,083年、源義家が奥州征伐の際、お堂のなかに立てこもり戦勝を祈願したとか、、、

月居観音堂から袋田の街並を望む

月居山前山

山頂からの展望はありません。山頂を示す山名板もありません。

石の階段の連続です。

生瀬富士400m

岩稜を這って登ったり、急斜面を降ったり、断崖の縁を歩いたりする、スリル満点のハイキングコースがあるそうです。


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